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車のローン審査、絶対通りたい!知っておきたい審査基準と対策

車の購入を考えるとき、現金一括で支払うよりはローンを組むことを検討する人の方が多いと思います。

ただローンありきの購入計画をたてた場合、ローン審査を通って予定通りの金額の借り入れができなければ話が進まないというのがネックになりうるところです。

せっかくの新しい車、スムーズに手元まで来るのが望ましいですよね。そのためには、ローン審査を確実に通す必要があります。

とはいえ車のローン審査っていったいどんな基準で評価されているの?何か対策できることはあるの?など、いざ審査に臨むにあたって疑問に思うことは多々あるでしょう。

そこでここでは、車のローン審査をスムーズに通すために知っておきたい審査基準と対策について詳しくご紹介していきます。

大事なのは高収入であることよりも生活が安定していること

車のローン審査に限らずお金を借りるための審査というと、年収の高い低いが結果を左右する重要な条件になると思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実はローン審査において、収入はいくつもある条件のうちの1つという位置づけにすぎません。

その理由を探るためには、そもそもなぜローンを利用するうえで審査という過程があるのかということを考える必要があります。

ローンというのは原則として分割返済のシステムを取っているため、返済期間が長期化することを前提としています。特に車のような数百万円を超える高額商品では、返済期間が年単位になるのも当たり前のことです。

となるとお金を貸す側としては、その長期にわたる返済を確実に完遂できるかどうかを見極めなければなりません。これこそがローン審査の最大の目的です。

それゆえに、単純にその時の年収が高いということよりも、先々まで安定した返済が見込めるかということが重視されることになるのです。

安定性はどのように評価されるのか?

生活の安定性と言っても、非常に漠然としていてわかりにくいですよね。どのようにして評価されるのかも分からず、かえって不安になってしまうかもしれません。

ローン審査において生活の安定性や返済見込みは、以下に挙げるような様々な条件を参考に多角的に評価されます。

  • 収入・雇用形態・勤続年数など職業に関する条件
  • 家族構成や婚姻の有無など家庭に関する条件
  • 年齢や持家の有無、健康保険の種類などその人の属性

これらの条件1つ1つが点数化され、その総合で評価が決まります。

つまり、低収入だから、若すぎるから、など1つの項目だけが原因で審査に通らないということは実はそうそう起こらないのです。

ただし無職・無収入などと言った極端なマイナス要因があると条件1つで審査落ちということもあり得ます。

結局いくら借りられるのかは年収で決まる…かも

年収は審査の結果に直結してはいないものの、借入可能な金額の決定には少なからず影響を与える可能性があります。

車のローンを組むうえでの1つのセオリーとして、返済比率を年収の25%前後、高くても30%程度までに抑えるべきという考え方があるのです。

そのぐらいの割合が収入に対して無理のない返済金額とされており、ローンを取り扱う業者の方でもそれを1つの目安としています。

年収に対して極端に高額のローンを組もうとすると審査には通りにくくなってしまうかもしれません。

ただし、個人の借り入れ総額を年収の3分の1までに制限する、いわゆる総量規制に関しては、車や住宅などの特定のローンは対象外になります。

つまり法律的な借入上限があるわけではないので、返済比率が年収の30%を超えると絶対にローンが組めないというわけではありません。

とはいえ不相応に高額な借り入れと判断されればローン審査には通りにくくなること、無事に完済するためには無理のない返済プランが肝要であることを考えると、このようなセオリーがあるということは覚えておいた方がよいでしょう。

他での借り入れがあると審査に通りにくいってホント?

上でご紹介したいくつかの生活面の条件とは別に、これに該当するだけで審査に不利になる可能性が高いという要素があります。

それは、他での借り入れです。例えばカードローンやキャッシング、あるいは買い替え前の車のローンの残債なども当てはまります。

繰り返しになりますが、ローン審査は返済見込みを見極めるためにするものです。

その観点から考えると、審査の時点ですでにお金を借りている状態というのは、どうしてもマイナスの影響を与える可能性が高くなってしまいます。

未完済の借金があるということは、それだけお金に余裕がない、返済不可能になるリスクは借り入れゼロ状態の人よりは高いと判断されても仕方がないのです。

申し込みだけでも審査に影響ありなワケ

自分は他で借り入れがないから安心…となるのはまだ早いかもしれません。

実はローン審査までのだいたい半年以内の間に、カードローンやキャッシングなどの借り入れ、またはクレジットカードなどお金に関するサービスに申し込んだだけでも、審査結果に悪影響を及ぼしかねないのです。

たとえ契約まで至っていないとしても、実際にお金を借りるなど利用歴がないとしても、です。

これもやはり実際に借り入れがあるという状態と同様に、金銭的な問題を抱えるリスクがより高いとみなされてしまうことが理由として考えられます。

申し込み件数が多ければそれだけローン審査で不利になるので、近々ローンで車を購入しようと考えているならば、やむをえない場合を除いてはそういったサービスを申し込むことは避けておくことをおすすめします。

問題があると絶対審査に通らない!?信用情報とは

車のローン審査において、これは絶対に審査に通らないと言い切らざるを得ないケースも、残念ながら存在しています。

万が一、信用情報に問題があった場合には車のローン審査を含め、基本的にすべての借り入れ審査に通る可能性はほぼなくなると言えます。

信用情報とは、個人の借入履歴やクレジットヒストリーを一括して記録しているデータのことで、専門の信用情報調査機関で登録・管理されています。

情報ごとに異なる登録期間が設定されているものの、このデータを見れば少なくとも直近半年分くらいはローンを申し込んだ時点から、利用状況まですべてが一目瞭然にわかってしまうという仕組みです。

そして借り入れ返済やクレジットの支払いにおいて大幅な遅延や自己破産など何らかの問題が生じた場合、それもしっかりと信用情報に残ってしまうのです。この信用情報に残ったトラブルの記録を事故情報と呼びます。

事故情報がある人というのは、すでに返済中のトラブル実績がある要注意人物として最大限のマイナス評価を受けることになり、原則としてローンを組むことはできません。

一度なったら一生ブラックではありません

信用情報上に事故情報があり借入審査に通らない状態を、いわゆるブラックと呼びます。

ブラックになる借り入れトラブルの内容としては以下のようなものがあります。

  • 大幅な返済延滞(目安は3か月以上)
  • 債務整理・自己破産
  • 保証会社による代位弁済
  • カード類の強制解約

とはいえ、ブラックになってしまったからもう一生ローンは組めない、車も家も買えない…と悲観するのは気が早いというものです。

事故情報は内容によって一定の期間を経ると消去されることになっているのです。

事故内容 消去までの期間
返済延滞 1年~5年
債務整理 5年
自己破産 5年~10年
強制解約 5年

この決められた期間を過ぎると、事故情報は信用情報上からなくなり、晴れてブラックから脱することができます。

ただし、事故情報の消去までの期間の数え始めは、そのトラブルが完全に解消した時点からになります。

例えば返済を踏み倒したまま、債務整理の手続きを完了しないままの状態ではいつまでたってもブラック状態なので注意してください。

意外な事実!信用情報ゼロも不利だった!?

意外と知られていないことなのですが、実は信用情報が審査に影響するのは事故情報があるなどの問題があった場合だけではありません。

信用情報が真っ白、何の記録もないというケースもローン審査では不利になることがあるのです。

信用情報がゼロということは、クレジットカードもカードローンも一度も利用したことがないということです。つまり実績ゼロ、返済能力も未知数と言うことでマイナスの評価を受ける可能性が高くなります。

収入や勤務先などの生活上の属性がよほど良ければともかく、条件面もあまり安定性がないと評価された場合、審査落ちを後押しする要因になりかねません。

すぐできる!3つのローン審査対策とは?

さて、ここまで車のローン審査の評価基準や審査に通りにくくなる要因について解説してきました。

ブラックのような絶対に審査に通る見込みがない状態はともかくとして、属性や他社借り入れなどで不利になりそうという人の場合には、審査を通る可能性を少しでも上げるための対策がないわけではありません。

中でもすぐに取り組めそうなこととして、以下の3つが挙げられます。

  • 頭金を増やしてローンの借り入れ額を減らす
  • 他での借り入れがある場合は繰り上げ返済などで減らす
  • より審査に通りやすいローンを扱っている業者をさがす

基本的に、借り入れ額が高額になるほど審査は厳しくなりますから、単純にローンでの借り入れ額を減らすことができれば、それだけ不利な条件をカバーしやすくなります。

また、他での借り入れがある場合には、少しでも残高を減らす努力をしましょう。繰り上げ返済や一括返済ができれば、信用情報に記載されて審査での信用アップにもつながります。

どちらも現金が必要になるので少し難しいかもしれませんが、できる範囲で頑張ってみてください。

また、ローン審査の厳しさは業者によって少なからず違います。ささいな条件面の問題であれば、借り入れ先を変えることでクリアできるケースもあるのです。

カーローンを取り扱う業者にも、ディーラー関連から銀行、信用金庫などの金融機関まで様々な種類があります。事前に下調べをして、少しでも借りやすそうな業者を絞り込んでみましょう。

数打てば当たるの精神でいくつものローンを手当たりしだい申し込んでみたくなるかもしれませんが、信用情報に記録が残って審査で不利になるだけなのでやってはいけません。

車のローンにカードローンを使うってアリ?

カードローンやキャッシングなどの目的を限定しないサービスの方が、車のローンよりも審査が通りやすいイメージを持っている人もいるかもしれません。

確かに比較すれば車のローン審査よりは目的フリーのローンの方が借りやすい傾向はありますが、このタイプのサービスは間口が広い分だけ金利はやや高めに設定されていることがほとんどです。

また、消費者金融のような貸金業者での借り入れは車のローンと違って総量規制の対象になってしまうため、年収の3分の1以上の借り入れはできません。

この2つの理由から、車を購入する目的でカードローンやキャッシングを利用するのはおすすめできる方法ではありません。

やはり車を買うなら専用のローン商品の中から、自分の条件にあわせて選ぶのが理に適っていると言えるでしょう。

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