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ブラックでもOKは勘違い!正しいカードローン利用条件の見方

カードローンはブラックでもOKだと思い込んでいませんか?ブラックの方と言えば、過去に債務整理があったり、遅延があったりしますよね。これらの情報は、全てカードローン審査にマイナス影響しか及ぼしません。

ここでは、正しくカードローンの利用条件を見て、どういった人であればカードローン審査に申し込むことができるのか整理していきましょう。ブラックでもOKだと勘違いして申し込みを続けていると、どんどん信用を失ってしまいますよ。

正しく知ろう!カードローンの利用条件

カードローンには、利用条件が必ずあります。利用条件とは、利用できる人=申込みできる人を明記しているのです。カードローン会社によっては「申込み条件」となっているところもあります。

この条件を満たさなければ、カードローンにいくら申し込みをしても審査に落ちることになります。

一般的なカードローンの利用条件は以下になっています。

  • 年齢制限
  • 安定継続した収入
  • 保証会社の保証
  • カードローン会社の基準を満たす方

他にも、勤続年数や年収に制限がある商品もあります。カードローンを利用しようと思ったら、必ず申込む商品の利用条件をチェックする必要があるのです。

知っておきたい!年齢制限は20歳以上

カードローンを利用できる人は20歳以上となります。

学生ローンの中には18歳以上から申込める貸金業者があったり、ろうきんでも18歳以上から申し込みができたりしますが、基本的には20歳以上となっています。

金融機関 年齢制限
アコム 20歳~72歳
プロミス 20歳以上69歳以下
三菱東京UFJ銀行 20歳以上65歳未満
三井住友銀行 20歳以上69歳以下

上記の表を見ると分かる通り、申込めるのは20歳以上となっていますね。これには理由があり、20歳未満の未成年者との金銭貸借契約は親権者の取消が可能なのです。

未成年者が契約できない理由

民法では、未成年者が契約をする時には親権者の同意を必要としています。そして、親権者の同意なしでカードローン契約をした場合は、親権者が契約を取り消すことができるとしています。

そのため未成年者と契約をしても、契約の途中で親権者に取り消しをされる可能性があるのです。取り消しをされてしまうと、貸した金融機関は負債を抱えることになってしまいますよね。そうすると、債権を回収できず、経営難となる可能性があります。

そうなると経営が成り立ちませんので、カードローンは親権者の同意を必要としない、20歳以上から申込めるのが一般的となっていますよ。

意外に知らない!安定継続した収入とは

安定継続した収入とは、毎月継続して収入があるかどうかがポイントとなります。

例えば、サラリーマンであれば毎月給料日には給料が入りますので、安定継続した収入があると言えますね。給料日前にお金が足りなくなって借入をしても、給料が入ると返済できるのです。

パートやアルバイトは安定継続した収入と言える?

パートやアルバイトの場合は、安定継続した収入に該当する方としない方がいます。毎月、パートやアルバイトの収入があるという方は問題ないのですが、先月は収入があったけど、今月は収入が無かったといった感じで、継続した収入が無い場合は審査に通りません。

また、継続した収入があるかどうかを判断するために、勤続年数が重要となります。

勤続年数が長ければ長いほど、安定した収入があると言えます。

反対に勤続年数が半年にも満たない場合は、今後も継続して勤務するのか判断に迷うため、審査に通りにくくなってしまうのです。

専業主婦の場合は?

専業主婦の場合は、配偶者の収入がポイントとなります。配偶者がサラリーマンで安定継続した収入がある場合は問題ないのですが、配偶者もアルバイトやパートの場合は審査に通らない可能性もあります。

例えば、福岡信用金庫では専業主婦の利用条件は以下になっています。

  • 配偶者の年齢が69歳以下
  • 安定した収入があること

「年金収入のみ、パート・アルバイトの場合は申し込みできません」となっていますので、福岡信用金庫では配偶者の安定した収入には、年金収入やパート・アルバイトの収入を含んでいないのです。そのため福岡信用金庫では、配偶者がパート・アルバイトの専業主婦は審査に通りません。

知っているとお得!保証会社の保証を受けられる方とは

銀行カードローンでは、借入した方が返済に遅れても、銀行に影響がないように保証会社が間に入っています。万一、借入した方が返済しない時には、この保証会社が代わりに銀行へ返済を行うのです。そして保証会社が借入した方に、代わりに支払った借入金の請求を行います。

そのため、保証会社も経営難にならないために審査を行います。

銀行 保証会社
三菱UFJ銀行 アコム
三井住友銀行 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
福岡信用金庫 信金ギャランティ株式会社

こういった保証会社では、個人信用情報機関の情報もチェックします。個人信用情報機関は以下の3つあります。

  • 株式会社シー・アイ・シー
  • 株式会社日本信用情報機構
  • 全国銀行個人信用情報センター

これらは相互に情報交換をしていますので、例えばシー・アイ・シーの会員ではなくても、情報交換によってシー・アイ・シーの一部の情報を得ることができるのです。そのため、いずれかの金融機関で債務整理や遅延などを行っていれば、その情報は分かるようになっています。

つまり、債務整理や遅延などのブラック情報があれば、保証会社の審査に通ることは無いのです。

どんな方が当てはまる?カードローン会社の基準を満たす方

利用条件に「カードローン会社の基準を満たす方」と書いてあるのは、消費者金融に多いですね。銀行では保証会社が主に審査を行うため、保証会社の審査に通ることが重要になります。

消費者金融では、消費者金融が加盟している個人信用情報機関を照会して、ブラック情報のチェックをしています。

そのため、銀行カードローン・消費者金融共にカードローンに申し込みをしても「ブラックでもOK」ということはありません。

ブラックでもOKが勘違いな理由

繰り返しになりますが、ブラックとは債務整理や遅延経験がある方を言います。そのため、こういった方はカードローン会社からの信用が低くなり、審査に落ちてしまいます。

なぜなら、カードローンは「信用」だけでお金を貸すからです。担保や保証人が必要なローンでは、担保や保証人次第でお金を借りることができますが、信用だけでお金を貸すカードローンでは、この信用を得ることができなければ、審査に通ることは出来ないのです。

つまり、ここまで見てきた通りカードローン審査に通りたいと思たら、利用条件を正しく読み取ることが大切なのです。

アコムの場合

アコムでは、利用条件が以下になっています。

  • 20歳~72歳までの安定した収入のある方
  • 返済能力を有する方
  • 当社基準を満たす方

上記に該当する方のみが審査に通る可能性があるのです。アコムではパートやアルバイトでも、これらの利用条件を満たせば申込むことができます。ただし、年金受給者の場合は、年金以外に安定した収入が必要となりますよ。

この中に直接ブラックはNGとはありませんが、過去にブラック経験がある方は返済能力があるのか判断できませんよね。そのため、返済能力を有する方を満たすことができず、ブラックはNGとなるのです。

三菱UFJ銀行の場合

三菱UFJ銀行では、利用条件が以下になっています。

  • 20歳~65歳未満の国内に住んでいる方
  • 保証会社の保証を受けられる方
  • 原則安定した収入がある方

上記に該当する方が利用対象となりますよ。三菱UFJ銀行でもパート・アルバイトの方の申込みは可能となっています。ただし、原則安定した収入がある方が対象ですよ。学生の申込みも可能ですが、契約には両親の同意が必要となります。

三菱UFJ銀行の場合は、年金受給者も申込みができます。三菱UFJ銀行では、年金も安定した収入と判断してもらえるのです。

ここでも直接、ブラックはNGという表示はありませんが、保証会社の審査でブラック情報はバレてしまいます。ブラック情報があれば、信用されることは難しいので、審査に通りませんね。つまり、ブラックでもOKは勘違いなのですよ。
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