審査が緩いと口コミにある消費者金融会社なら、ブラックでも借入が出来るというのは本当でしょうか。過去に金融事故の履歴がある人が借入をする為にはどうすれば良いのかも併せて詳しくお話ししてみましょう。
現在では収入もしっかりあるのに、過去の信用情報の為に申込をためらっている人も、ブラックだからと借入をあきらめている人も、最後まで読んで下さい。そしてぜひ融資を受ける参考にして下さいね。
審査の緩い消費者金融はブラックにでも融資する？
消費者金融の口コミ情報には、審査が緩くブラックでも借入出来た、大手の消費者金融に断られたが融資して貰えた、という書き込みを目にする事があります。審査の緩い業者なら本当にブラックでも借入する事が可能なのでしょうか。
ブラックというのは過去に金融事故を起こした履歴のある人の事です。信用情報に金融事故の履歴がある場合、ほとんどのカードローン会社は融資不可となります。リスクのある顧客への融資は行わないという事ですね。
しかも金融事故履歴は５年から７年間消えないので、その間借入はあきらめる他ないのです。口コミではその金融事故履歴のある人でも融資が可能だったというのです。審査の緩い消費者金融とはどのような会社なのでしょうか。
審査が緩いと言われる消費者金融はこんな会社
審査が緩い消費者金融というのは、大手消費者金融とは違った独自の審査方法をとっている業者の事です。
信用情報に問題があったとしても現在の状況での返済能力の有無を審査する為にブラックでも借入できると言われるのでしょう。
- 中小規模の消費者金融
- 独自の審査内容での審査を行う
- 過去の信用情報より現状の属性を重視する
大手消費者金融と中小規模の消費者金融の違いはココ！
消費者金融にとって貸金業法の改正は大きな転機となったのです。大手銀行と提携して経営を立て直した大手消費者金融は実質上の金利引下げや総量規制による顧客減少、融資額減少の為に出来るだけリスクを抱えない融資を心掛けるようになりました。
それまでは多少の信用情報には目を瞑っていた顧客に対しても厳しい対応をせざるを得なくなったのです。顧客の品質を上げる事が大手消費者金融の目標となった訳ですね。
対して中小規模な消費者金融はそういった顧客であると知った上で、返済能力さえ見極められれば融資を行いました。
大手消費者金融が不可とした顧客を獲得する事で経営を立て直してきたのです。
ブラックが借入出来ないのはこんな理由
金融事故の履歴があると何故借入が出来なくなるのでしょうか。続いてその理由についてお話ししてみましょう。
- 同じような事をまた繰り返す恐れがある
- 履歴が消えるまでは借入すべきではない
- 今後の信頼関係が築けない
大手消費者金融や銀行のカードローンなどが金融事故履歴のある人を融資対象から外す理由は、一言で言えば信頼関係を築く事ができないという事になります。
同じ事をまた繰り返すのではないかと不安が残るし、迷惑を掛けたのだからせめて履歴が消えるまでは借入などすべきではないという考えからでしょう。
確かにその通りです。中小規模な消費者金融であっても同様の考えでしょう。それでも金融事故の内容によって融資を行っているのは独自の審査内容に自信を持っているからですね。
独自の審査方法とはどのようなもの？
ブラックにも融資をすると口コミ情報にある消費者金融は、どのような独自の審査方法で審査を行っているのでしょうか。
金融事故の内容とすべてを完済している事を確かめた上で、現在の勤務先、勤続年数、そして収入などをしっかりと確認して融資の可否を決定しています。
時には対面してその本人の人となりを見る事もその融資の可否の重要な見極めポイントにもなるのです。
決して審査が甘い、緩いと言うのではなく、見極めるところが違うとも言えますね。
ブラックＯＫ！審査無しで貸します！はヤミ金融の落し穴
いったん金融事故の履歴がついてしまうと消えるまでに５年から７年の年月がかかります。その間どうしてもお金が必要になった時にたまたまメールで「ブラックＯＫ！」「審査なし！誰にでも貸します」という勧誘があったとしましょう。
審査無し！というのは確かに魅力ですよね。ついついその誘いに乗ってしまいたくなりますが、ちょっと待って下さい。これは要注意なのです。借入に限らずクレジットカードにしても申込めば必ず審査はありますよ。
こういった甘い言葉で誘ってくるのはヤミ金融の可能性が高いのです。ヤミ金融の手口にうっかりと乗ってしまうと、思わぬ高利での融資だったり、詐欺まがいの被害にあってしまうという結果になりかねません。
ヤミ金融はこうして見分けよう！
- 登録番号は明記されているか
- 住所電話番号は明記されているか
- ホームページを持っているか
- 金利や返済方法などが明記されているか
正規の貸金業者は登録番号を申請して取得し明記しています。もっともヤミ金融も申請する事は出来るので番号を持っている事もあります。ただ更新が出来ないので、（１）となっている事がほとんどです。
ブラックにも対応している業者は老舗が多いので更新番号も大きくなっている事が多いです。しっかりと見分けて下さいね。
住所や電話番号も明記されているか確認が必要です。電話は携帯番号の場合は要注意です。
簡単でもホームページがあり、内容をじっくりと確認出来る業者は正規の金融業者の可能性が高いのです。当然ですが金利や返済方法、回数などが明記されている事も重要な見極めポイントとなりますよ。ヤミ金融の落し穴に落ちないように、しっかりと見極めて下さいね。
信用情報にプラスの履歴を残す為に
金融事故の履歴があっても、現状をしっかりと審査し融資してくれる消費者金融があります。それは決して審査が甘いというだけではなく、今の返済能力があるかどうかを審査する消費者金融なのです。
せっかく現状では収入もあり、勤務形態も正規社員で問題は無いのに、４年前に長期延滞の金融事故の履歴があるだけでも、大手消費者金融や銀行では当然融資不可となってしまうのです。そういった顧客を現状では返済能力有りと判断して融資をしてくれるのが中小規模の消費者金融です。
融資を受けたなら、今後は二度と金融事故などを起こす事のないようにしなくてはいけません。信頼して融資してくれた業者に対しても、しっかりと期日までに返済する事で信用実績を積むようにしなくてはいけないのです。
信用情報にはプラスの履歴も残る
個人信用情報は金融事故などの履歴や、他社での借入に関しての遅延、延滞などの利用状況に関する事など、マイナスの履歴を見る為のものと思われますが、それだけでなく、きちんと期日までに返済を行っているというようなプラスの情報も確認出来るのです。
信用実績をしっかりと積んで、金融事故の履歴が消えた後にはプラスの履歴だけが信用情報に残るように、努力する事が必要なのではないでしょうか。
