ネット銀行として有名な住信SBI銀行。
利便性の高さや、使い勝手の良さから、安定した人気を誇っています。けれど、その半面、使いづらい点や、改善が必要であろうと思われる点もまた、存在しています。
今回は、実際に利用した人たちの口コミを交えながら、住信SBI銀行の本当の姿を探ってみましょう。
住信SBIとは?
口コミの前に、住信SBIの説明をしておきましょう。
住信SBI銀行とは、三井住友銀行とSBIホールディングスが出資しあって作られた、ネット銀行です。
SBIホールディングスの名前は聞いたことがない人が多いかも知れませんが、証券系の預金を扱う会社としては業界最大手で、信頼度は抜群。
金利が低く、安全性が高いことで信頼を得ている会社です。
口コミで見る人気の秘密
ネット銀行である住信SBI銀行の人気が一定水準を保っているのには、現代社会に生きる人たちのライフスタイルと、ネットですべてが済むという住信SBIの営業スタイルがマッチングした結果と言えるでしょう。
利用者の声を交えながら、住信SBIの利点をチェックしてみましょう。
銀行なので借り入れ上限は気にならない
やはり、銀行。借り入れ上限が気にならないのはポイントが高いですね。
普通、利便性が高い貸金業者を探そうと思ったら、消費者金融が中心となるのですが、住信SBIは銀行。
銀行と言ったら利便性に欠けることが多いのですが、ネットバンクであるため、24時間365日、いつでもどこでも、ネットにつなげられる環境があれば利用できるのが、ポイントなのではないでしょうか?
特に、忙しく、申し込みをする時間もない、お金を引き出す時間もない、そんな人にとっては、こういったネット完結型の金融会社を利用することは、大いにメリットがあると言えます。
大きなお金を借りる時に、わざわざ銀行まで行かなくてもいい。こういった声は少なからずあがっているようです。
低い金利が人気の秘密
やはり銀行と言いますか、金利が低いのはありがたいことですね。
特に住宅ローンは、0.7%~2%とかなり低い金利で取り扱われています。
他の銀行だと、平均して2,5%~3%程度であることを考えると、銀行の中でもトップクラスの低金利と言えるのではないでしょうか?
口コミの中には、この低金利に関してのものが多い気がします。利便性もさることながら、住信SBIが高い評価を得ている最大の理由はこの低金利なのかもしれませんね。
預金や振り込みもお得!
住信SBIの預金は、種類が二つあるのですが、そのうちのハイブリット預金は高金利預金です。
ハイブリット預金とは、SBI証券(ネット証券大手)口座を利用する際、手間がかからないようになっていて、誰でも無料で利用できるようになっているのが特徴です。
このタイプの預金の場合、金利が高く、メガバンクと比べると5~6倍ほどの差が出ています。
また、振込み手数料などの面でも優れていて、ゆうちょ、セブン、ローソンなどのATM入金手数料は0。出金の場合は月5回まで無料と、ATM利用者にはお得になっています。
6回目になると出金手数料が取られるのですが、100円+消費税なので、そんなに大きな金額ではないことも嬉しいですね。
振込み手数料も住信SBIあてだと、いつでも無料ですし、他行あての場合も毎月3回までは無料と、嬉しいサービスが。(4回目からは150円+消費税)
普通の銀行だと、他行あてになると最初から手数料を取られることが多いので、ネットショッピングなどで、いろんな銀行に振り込みをしないといけない人にとってはかなりお得になるのではないでしょうか?
ただ!楽天銀行とは何かあったのでしょうか?それともライバルだからでしょうか?まさか銀行トップの仲が悪いからとは言わないでしょうね?
楽天宛だけは最初っから手数料が150円+消費税が付くんです・・・
ネット住民の中には楽天銀行利用者が多いようで、この点に関してはどうにかしてほしい!と言うリクエストもあるようですが、改善されていないところを見るとどうしても楽天とは合わないのかな?と思ってしまいます。
どうしてなのか・・・こればっかりは謎ですね(笑)
ネットですべての操作が完了
やっぱり一番大きいのはネット操作ができるってところでしょうか?
現代日本人にとって、ネットですべて終わらせることができるのは大きなメリットとなっています。
24時間365日、いつでもどこにいても、窓口まで行かずにネットで振込みなどができるのはかなりありがたいサービス。多忙なサラリーマンなどに好評を博しているようです。
デメリットもそれなりに
基本、高評価のSBI銀行ですが、やはり、デメリット部分もあるようで、時々不評が出ていることもあります。
審査スピードに難あり
お急ぎで借りたいけれど、審査時間がちょっと・・・
もうちょっと早めに審査結果を知りたかった・・・
こんな声がちょくちょく上がっています。
やはり銀行、審査は遅い傾向にあるのでしょうか?
しかし、口コミの中に【申し込みの次の日に否決の連絡が来た】と言うのもありますし、そこまでは時間はかかっていないのではないか?と筆者は考えます。
通常、銀行だと2~3日待たされますが、次の日に返答が来るというのであれば、審査が遅いとは言えないでしょう。
また、即日融資を謳っている消費者金融であっても、申込時間によっては次の日になりますので、翌日に結果が出るのであれば、むしろ審査は早い方だと思っていいのかもしれませんね。
貸すほうも、借りる人の身元や信用情報をしっかりとつかんでおきたいと思うもの。1日くらい待ってみましょう。
態度はあまり良くない?
どうもカスタマーサービスが良くないようですね。
連絡したら担当者がいないと言われた
メールで問い合わせても返信がない
顧客の話を聞かない
などなど、不評な口コミを確認すると、対応の悪さをあげている人が多いですね。対して対応の良さをあげている口コミは見当たりませんので、カスタマーサービスの対応には期待はしないほうがよさそうです。
まあ、それでもメリットの多い銀行ですから、対応の悪さに目をつぶることができれば気にはならないでしょうが。
審査は決してゆるくない
否決されたという話はよく聞きますね。
銀行はどうしても審査が厳しい傾向にあるので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。
しかし、ある程度の収入と安定した職、そしてきれいな信用情報があれば普通に審査は通ります。
実際に年収300万円程度の人でも100万超えの借り入れが出来たという話もありますので、すごく厳しい!と言うことでもないようです。
消費者金融の審査ではなく、銀行の審査であると考えればきっと納得できるでしょう。
気を付けたい!こんな意見もあった!
番外編として、気を付けておいた方がよいであろう所をチェックしてみましょう。
身分証明書なしで開設の危険性
住信SBIは身分証明書なしで口座を開設することができます。
そのためか、口座を作った覚えがないのに口座が作られていた、という口コミがあります。
その口座は架空請求に使われていたと続いていましたので、身分証明書なしで口座開設することができるというのは、犯罪の温床となる危険性もはらんでいる、という見方もできるでしょう。
銀行らしくない対応が不評の原因?
銀行らしくない対応が続いているようです。
・しつこく個人情報を聞かれた
・個人情報削除を断られた
などなど、情報関係の口コミが見られます。
個人情報が重要視される今の世の中、銀行にしてはちょっとお粗末な対応ですね。
こういった体験をした人たちは住信SBIは信用できない、と評価されていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
これが本当であれば、行政指導も入ると思うのですが。
住信総評
住信SBIに向いている人はこんな人でしょう。
- とにかく利息を安く上げたい
- 審査に1~2日かかっても大丈夫
- 忙しくて窓口に出向けない
- 振込みを頻繁にする
このような人にとっては、住信は使い勝手が良いと言えるでしょう。けれど、カスタマーサービスの良い評価はありませんので、そこを安いから仕方ないと思えるかどうかがキーポイントとなるのではないでしょうか?