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車のローン審査は銀行のカードローンの方が良い?

地域によっては生活必需品ともいえる車。

けれど、車は安価なものではありません。そのため、多くの人は、どこかでローンを組んで購入しているのが現状でしょう。

その【どこか】とは、銀行である場合が多く、消費者金融でマイカーローンを組む人は少ないようですね。

しかし、銀行は審査が厳しく、普通に考えたら消費者金融のほうが借り入れるには利便性があるはず。

なのになぜ、銀行で借り入れる人が多いのか?消費者金融ではいけないのか?そのあたりをちょっと検証してみましょう。

借り入れ上限がある消費者金融

なぜ、消費者金融で借り入れる人よりも、銀行で借り入れる人が多いのか、その理由の一つとして、消費者金融には借り入れ上限金額が存在しているというのがあります。

消費者金融にだけ存在する総量規制

消費者金融は銀行とは違い、貸金業法と言う法律に基づいて営業しています。

その貸金業法の中には、【総量規制】と言う法律があり、それによって、借り入れる人の年収に応じた貸付金額の上限が決められているというわけです。

この法律に従わない場合、貸し付けた側に、営業停止を含めた大きなペナルティが課せられますので、貸金業者は貸付金額に慎重になるというわけです。

上限金額は年収によって決められる

消費者金融で借り入れる場合、貸し付けに上限があるというのは理解できましたでしょうか?

この、上限金額は、借り入れる人の年収の3分の1までと決められています。

例えば、年収が300万円の人が借り入れることのできる金額は、どんなにあがいても100万円までと言うことになりますね。

ファミリータイプのワゴンを新車で購入しようとする場合、諸経費などを込めると、どうしても200万円はかかってしまいます。

消費者金融で賄おうと思ったら、100万円は現金で支払わないといけませんが、100万円と言うのは、簡単に手に入る金額ではありません。

そのため、消費者金融ではなく、銀行で借り入れてしまうという人が多いのです。

利息の面からも銀行がお得

利息の面を考えても銀行のほうがお得でしょう。

車の購入には大金が動きます。当然、借入金額も大きいものとなるでしょう。そうなってくると、気になるのは利息。

借入額の○○%と言う風に計算される利息ですから、借入金額が大きければ大きいほど、利息も大きくなってくるわけです。

ですので、せめて、パーセンテージを小さくし、利息を節約することで、返済総額を減らしたい、そう思う人も多いはず。

銀行と消費者金融では、そのパーセンテージが多少、違ってくるため、結果、利息の低い方へと利用者が流れていくというわけです。

利息が低い銀行

銀行と消費者金融だと、間違いなく、銀行のほうが利息は低い傾向にあります。

大体、100万円~の利息のパーセンテージだと、銀行は5%~14%くらいまで、消費者金融は10%~18%くらいまでの幅で利息設定をしているのが一般的。

銀行系の消費者金融であれば、多少は低めの設定はされていますが、それでも、直接銀行から借り入れたほうが、低い金利で借りることができるでしょう。

銀行のほうが外聞がいい

消費者金融で借りたと聞くより、銀行で借りたと聞いた方が幾分、心象が良い気がしませんか?

最近ではイメージアップもしてきた消費者金融ですが、まだまだ銀行のほうが信用度は上なのです。

世間では、「銀行でマーカーローン組んでます。総額は150万円です!」と言うのと、「車を買うために消費者金融で150万円借り入れてローン組みました!」では、かなり違う扱いをされることでしょう。

そのため、消費者金融ではなく、銀行で借入するという人もいるくらいです。

銀行での借り入れが信用を落とさない理由

銀行で借り入れることが、信用を落とさないことにつながるのには、それなりに理由があります。

まず、第一に銀行は審査が厳しいということ。

信用情報が汚れておらず、きちんとした職を持ち、安定した収入を得ている、これが銀行の求めているものです。

そんな銀行からお金を借り入れることができる=きちんとした人だ、こういった図式があることが、銀行での借り入れで信用が落ちない理由のトップと言えるでしょう。

そして二つ目の理由としては、そもそも住宅ローンやマイカーローンなどの高額ローンは銀行で組むのが一般的である、と言うのがあります。

この二つのローンに関しては、多くの人が組んでいて、借金なんだけれども、借金のうちに入っていない、という感覚が浸透しているようですね。

そのうえ、多くの人が銀行を選択しているのですから、特に嫌悪感を抱かれることがないというのがあります。

この二つの理由により、銀行でマイカーローンを組むことで信用を守ることができるというわけです。

もし、銀行で借入できなかったら?

先述したように、銀行は消費者金融よりもずっと審査が厳しいです。

当然、銀行でマイカーローンを組むことができない人もいるでしょう。

そういう人たちは、どこを頼ればいいのでしょうか?

まずは銀行系消費者金融

まずは銀行系の消費者金融を当たりましょう。

消費者金融には2種類あり、普通の消費者金融と銀行系とが存在します。

銀行系消費者金融は、銀行よりも消費者金融寄りにはなってしまいますが、それでも、普通の消費者金融で借り入れるよりは良い面がたくさんあります。

まず、銀行系消費者金融は、消費者金融と違って貸付上限がないのが魅力ですね。

銀行系消費者金融は、銀行と提携している消費者金融、貸金業法ではなく、銀行法に則って営業しているため、総量規制は関係ないのです。

そのため、大きな金額を借り入れる必要のある、マイカーローンの場合、銀行系消費者金融でないと、希望金額が借入できない可能性が高いのです。

また、利息面に関しても、消費者金融よりも低く設定されていることが多いため、大きな金額を借り入れる際にも、ぐっとお得に借り入れることができるでしょう。

銀行系消費者金融は、銀行よりも審査基準が緩いことが多いため、銀行で審査に落ちてしまった人であっても、借り入れをあきらめる必要はなく、チャレンジする価値はあるはずです。

他に借入があった場合

他の金融機関からの借り入れがあった場合、審査は厳しくなるのは間違いないでしょう。

ただ、借入先が銀行で、次に借り入れようとするところが消費者金融であった場合は、そこまで問題にはならないかと思います。(収入とのバランスは問われますが)

一番問題になるのは、消費者金融から借り入れしている場合です。

前述したように、消費者金融のイメージは決して良いものでは無く、消費者金融での借り入れ=誰にも貸してもらえなかった、そう受け取られる可能性もあるのです。

そんな中、銀行に借り入れを申し込んだ場合、消費者金融からの借り入れがあるということで、かなり、慎重な扱いを受けることでしょう。

また、消費者金融で借り入れていて、さらに消費者金融を頼る場合は、総量規制が問題となり、希望金額が借り入れられない、ということも考えられます。

マイカーローンを組む予定がある場合は、出来る限り、消費者金融での借り入れは清算しておくべきでしょう。

審査に通るかどうかここをチェック

審査に通るかどうかは、ある程度までなら予測はできます。

消費者金融で他の借り入れがないか、過去に返済遅延や債務整理などの金銭トラブルを起こしていないか、収入とのバランスが良いか、自営なのか、サラリーマンなのか、この辺りが重点的にチェックされるところですので、自分の属性がどうなのかを今一度振り返って考えてみると良いでしょう。

銀行や消費者金融の審査ではなく、自動車販売店独自の審査のほうが通りやすいという話もあります。もし、不安があるのであれば、自動車販売店経由で審査を受ける方が良いでしょう。
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