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いちばん甘いカードローン審査でも借りられない人は何故落ちる?

カードローン審査には、借りようとする金融業者によって難易度がある程度決まっています。難易度というのは、借りようとしている人(契約者)に求められる条件の厳しさのことです。これが金融業者ごとにある程度決められているのです。

難易度が高いというのは、必要な年収が高かったり、職業や勤務形態(正規雇用・派遣社員・契約社員・アルバイト・日雇い労働者・自営業者・無職など)が制限されているような場合です。この難易度が高い金融業者の代表が銀行です。

そして、反対にこの難易度が低い金融業者も存在します。難易度が低い場所であるほど、多くの人が利用できるということでもあります。お金を借りる際に、こうした難易度が低い借り入れ先でも落ちてしまう人は、何がいけないのかを解説していきます。

借り入れ先の選択方法と難易度

借り入れをするときに私たちは何を基準に決めるのでしょうか。おそらく、多くの人はこう考えるはずです。「どうせ借りるなら、利息が少ない場所がいい」と。利息の少ない(金利が低い)借り入れ先は銀行借り入れです。じゃあ銀行を選べばいいかというと少し違います。

借り入れ先を選ぶときに重要なのは、自身の返済能力です。返済能力とは、簡単に言えば、自分の収入です。収入が高い人は返済能力が高いとされ、逆に収入が低い人は、返済能力も低いと考えられます。

収入と同時にその信頼性も返済能力と考えられます。信頼性とは、「その収入をどの程度の期間維持できるか」ということです。例えば、日給3万円の場合であっても、日雇い労働者の返済能力は高いとは評価されません。

借り入れ先の難易度が高い場合、この返済能力が高くないと借り入れをすることができないと考えるのが一番わかりやすいでしょう。従って、自分の返済能力にあった借り入れ先を選択することが、賢い利用方法なのです。

「とにかく金利が低い場所を選べばいい」というわけではないということを、最初に理解しておいてもらいたいのです。

貸金業者が考える契約者の返済能力の判断の仕方

お金を借りる時に、自分の返済能力の高さを知ることが重要だということがわかったところで、次に考えなくてはいけないのが、お金を貸す側である貸金業者が、どういう基準で契約者の返済能力を判断するかということです。

まず、基本的なことは、最も返済能力が高いとされるのは、「①安定して②継続的な③高い収入がある人」です。これが最高なのは誰でもわかるのではないでしょうか。しかし、こういった人は、滅多にいません。

なぜなら、このレベルの返済能力を持つ人は、お金を借りる必要がないことが多く、貸金業者自体を利用しないからです。言うまでもないですが、お金を借りたいという人は、現状でお金がなくて困っている人です。つまり、返済能力が完璧な人は借金自体しないのです。

当然、貸し手側である金融業者もこんなことを百も承知なので、ある程度返済能力は妥協します。その妥協の程度が業者ごとに違うのです。難易度が高い金融業者は、妥協が少なく、難易度が低い業者は。かなりの妥協をしているということです。

利用者にとって重要な返済能力なのはどれか

ここからが本題なのですが、借り入れをするときに貸し手側が最も重要だと考えるのは、安定性・継続性・金額の高さのどれかという話です。安定性と継続性の言葉がよく似ているので、少し補足とそれぞれの評価のつけ方を解説しておきます。

安定性というのは、収入の額が毎月変動するかどうかということです。歩合や出来高がこれに該当し、安定性が高いというのは、毎月の収入の額が決まっていること、安定性が低いというのは、毎月の収入にムラがあるということです。

継続性というのは、収入がどの程度の期間約束されているかということです。継続性が最も高いのは、公務員と正規雇用の企業従事者です。反対に、継続性が低いとされるのは、アルバイトや日雇い労働者です。

  • 安定性が高い場合は借り入れのできる限度額が最初の審査で高く設定してもらえます
  • 収入の継続性が高い人は、借り入れができるかできないかという最初の審査で有利に働きます
  • 金額の高さは安定性ほどではありませんが、最初の審査の時に限度額を設定する判断材料になります

実際にどれが一番大事なのか

返済能力を判断するうえで、最も重要なのは、「継続性」です。意外かもしれませんが、収入の高さよりもどれだけ継続的な収入があるかのほうが重要だと考えられるのです。

金融業者にとって、契約者が毎月確実に収入を得られるということが何よりの安心材料になるのです。借り入れの難易度が高い銀行であっても、この継続性が高いと判断されれば、あっさり借り入れができるケースも多いのです。

審査が甘いというのはどういうことか

中小の消費者金融などは、貸金業界の中でも非常に審査が甘く、幅広い利用者層を受け入れることを目的としています。借り入れで断ることが少ないので、自分の返済能力に自信がないという場合は、まずここを利用するのは鉄則とも言われています。

借り入れの審査が甘いというのは、返済能力で妥協する部分が大きいということでしたが、中小の消費者金融などは具体的にどういった部分を妥協しているのでしょうか。

まず安定性ですが、職に就いていて最低限の収入(収入が低い月であっても、毎月の返済が可能なくらい)を確保できていることです。継続性については、返済期間内に無収入にならないぐらいの継続性(契約社員やアルバイトの雇用期限)があれば可能です。

そして、収入の高さについては、総量規制の基準を満たせば問題ありません。この基準とは具体的に、借り入れ総額が契約者の年収の3分の1を超えないこと(雇用期間が1年未満の場合は月収の12倍)が求められます。これは法律なので絶対です。

この3点をクリアすれば、中小の消費者金融で落とされることはまずないといっていいでしょう。

審査が甘い借り入れ先でも落ちるのは何故か

審査が最も甘く、借り入れがしやすいと言われる中小の消費者金融であっても、それさえ利用することができないという人もいます。彼らが何故審査に弾かれるのがについて考えていきます。

まず、収入はある程度あるのに借り入れができないという人です。このタイプで一番多い理由は、過去の金融事故による影響です。

過去に借り入れをしていて、その返済の時に、ちょっと返済をするのを忘れて、遅れて返済してしまい、それが滞納として信用情報機関に記録されているケースです。その時は問題にならなくても、気づかないうちにブラックリストに登録されているというのがよくあります。

ほかにも多いケースとしては、複数の銀行や大手消費者金融に申し込んだけど、断られたので中小の消費者金融を利用したら、それも通らなかったというケースです。

申込みブラックのトラブル

この場合、いわゆる申し込みブラックになっていたというケースがあります。申し込みブラックとは、短期間で複数の金融業者に対して借り入れの申し込みをした場合、危険債務者として金融機関同士で情報を共有する仕組みのことです。

申し込みブラックを回避するためには、最初の借り入れ申し込みで弾かれた時に、すぐ他の金融業者に行くのではなく、少し間を開けることです。急いで資金を調達したい場合は、最初から審査が甘いところを利用したほうがいいでしょう。

このケースになりやすい人の傾向としては、とにかく金利の低いところを利用したいという意識が強すぎることが特徴です。そのため、最初に銀行の借り入れに落ちたあとも、他の銀行に申し込んだりして複数の借り入れを弾かれやすくなるのです。

二兎を追う者は…と言いますが、重要なのは、確実に借り入れを行うことです。金利にこだわりすぎれば、どこからも借りることができなくなってしまうリスクがあるということを知っておきましょう。

それ以外の理由で審査に落ちる人

これらのケースに該当しない場合、単純に返済能力が足りないと判断される場合がほとんどです。先程も述べたように、金融業者が最も重視するのは、「収入がいかに継続してあるか」ということです。

高い収入でも、日雇い労働者や短期のアルバイトは借り入れできる金額が少なくなります。もし、審査に落ちるのであれば、借り入れ希望額を下げるのも一つの手です。

中小の消費者金融が設定している最低借り入れ金額は、無職であっても借りることが出来る金額なので、収入があればそれで審査に落とされることもほとんどないと考えられます。

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