お金に関することはすべてがシビアなものです。いくら仲の良い人同士だったとしても、お金のせいで疎遠になってしまう、というのはよくある話ですよね。
ちょっとした借り入れが大きなトラブルになりがちなのがカードローンです。とくに、夫婦間によるカードローンのトラブルは後を絶たないようです。
夫婦仲を壊さないようにカードローンを利用したいものですよね。ここでは、そのために心掛けるべき大切なことを解説します。
こんなトラブルが!カードローンのせいで離婚の危機!?
残念なことですが、カードローンを利用することによって、様々なトラブルが起こるようです。どんなトラブルがあるのか見てみましょう。
カードローンを止められなくて・・・
夫婦間でよくあるトラブルは、カードローンを返済し終わった後起こることがあるようです。夫や妻が、カードローンを利用していて、「返済し終わったらもう借りない」と約束したのに、その約束をやぶってしまった、というのはよくある話です。
一度借金をすると、繰り返す人は多く、そのせいで人間関係のトラブルに発展してしまうのです。カードローンはカード一枚さえあればかんたんに借りられるので、つい繰り返し借りてしまう人も多いです。
約束を破られ、裏切られたショックで離婚の危機に陥る人も決して少なくはありません。
延滞で借金地獄に!
悪循環に陥り、友人関係や家族にもヒビが入りがちです。延滞さえしなければ便利に使えるカードローンなのですが、延滞してしまうとその高い金利は恐ろしいものに変身してしまうのです。
ヤミ金融と契約してしまい・・・
延滞が重なり、借金のことばかり考えるようになってしまうと、今度は「ヤミ金融」という魔の手がのびてきます。ヤミ金融はあらゆる方法で迫ってきます。
あまりに焦ってしまっていたり、夫婦や家族には内緒で借り入れしていて一人で解決しなければならなかったりすると、ヤミ金融だとわかっていてもつい借りてしまう人も。
ヤミ金融から借りてしまうと、カードローンの比ではない金利を取られて逃げ場がなくなってしまうことは有名ですよね。
冷静な時には判断が付きやすいことも、焦っていると間違いを招きます。
カードローンを夫婦間で内緒で借りるとどうなる?
カードローンにまつわる人間関係のトラブルは後を絶ちませんが、もっとも多いトラブルは、夫婦間のものです。カードローンの夫婦間のトラブルは、内緒で借り入れしていたことによって起こることが多いようです。
そもそも内緒で借りることはできるのか
カードローンを利用していることを知られたくないという人は多くいます。ですので、カードローン会社は基本的にプライバシーを守って申し込みから利用までをサポートしてくれます。
ですから、基本的には、たとえ家族といえども内緒で借りることができるのですが、もし利用する人が無職や専業主婦(夫)である場合は、内緒では借りられない場合があります。
専業主婦ということは、夫の収入で生活しているということなので、カードローンの利息もそこから払うことになります。ですので、夫の同意書が必要になる場合があるのです。
以下の表を参照してください。
職業 | カードローン会社 | 同意書の有無 |
---|---|---|
公務員や会社員 | 各銀行・消費者金融会社 | 不要 |
自営業・自由業 | 各銀行・消費者金融会社 | 収入証明書があれば不要 |
パート・アルバイト | アルバイト融資可の銀行・消費者金融 | 不要 |
専業主婦(夫) | 多くの銀行・消費者金融会社 | 要 |
専業主婦(夫) | イオン銀行 | 不要 |
ここからもわかる通り、働いてさえいれば、内緒で借りることができます。
イオン銀行のカードローンは、主婦層向けなので、同意書が不要で借りられるようです。そういうカードローン会社も少しはあります。
固定電話や郵送物からバレないの?
カードローンに申し込む時には、連絡先を会社に伝えます。住所や固定電話番号を書くと、「もしかしてカードローン会社から家に連絡がないかな」と不安になってしまいますよね。
しかし、携帯アドレスや携帯電話番号をメインの連絡先にしておけば、そちらに連絡がいきます。カードローンの宣伝などでバレることはありません。
ただ、もしあなたが延滞などのトラブルをカードローン会社と起こし、さらに携帯電話から連絡がつかなかったら、固定電話や郵送で連絡が来ることもありえますので注意が必要です。
内緒にすると夫婦の争いが起きやすい
このように、カードローンは夫婦間であっても内緒で借りられます。しかし、内緒で利用していると、夫婦の争いが起きやすくなるのも事実です。
カードローンを利用していたということがバレてしまうと、まずは借金があるということにショックを受けてしまいますよね。しかし、何よりも内緒にされていたということで精神的に追い詰められることが多いようです。
人間関係のトラブルを防ぐためのカードローンの利用方法
内緒でカードローンを利用することはできますが、内緒にするとトラブルを招きやすいものです。しかし、そうはいっても、内緒で借りたいものですよね。
人間関係のトラブルを防ぎつつ便利に利用するにはどうしたらよいのでしょうか。
延滞をしない
まずはこれです。延滞などの、カードローン会社との約束をやぶるようなことをしたら、どんどんとトラブルが発展していってしまいます。
延滞して、金利がかさみ、返済しきれない金額になってしまうと、またそれを返すために新しい借り入れを繰り返す・・・という悪循環になると、最悪の場合自己破産や債務整理にいたることも。
そうなると、いくらなんでも内緒にはしていられませんよね。ひどい状態になってから、夫婦や家族に借金がバレると、より一層のトラブルになってしまうでしょう。
また、延滞が重なると、郵便物や固定電話での連絡が来る場合もあります。そこから家族にバレることもあります。
トラブルの元です。
自分でルールを決めて利用する
延滞を防ぎ、余計な金利を払わないためには、ルール作りが大変に重要です。カードローンは手軽に借りられて便利なため、ついつい自分のお金かのように思い込んでしまいがちです。
しかし、決して低くはない金利が付き、返済日は次々にやってきます。それは必ずあなた自身が返済しなければなりませんよね。その時に苦しまない様に、ルールを作っておきましょう。
たとえば、カードローンのカードは使わない日は家に置いておくようにする。一ヶ月に1万円までの借り入れにする。返済し終わってから新しく借り入れする。そんなルールが考えられます。
あなたのお財布とよく相談して、何日までにいくら返済すればいいのかも必ず把握しましょう。
信頼できるカードローン会社を選ぶ
何よりも、カードローン会社をしっかりと選ぶことが重要です。そのためには、あらゆるカードローン会社を比較して検討するとよいでしょう。
自分に合ったカードローン会社を選べば、カードローンのトラブルも抑えられます。以下のような項目をチェックして、あなたが重視することを考えておきましょう。
- 低金利で長年使える
- 短期間だけお得に借りられる
- 審査が甘い
- 安心感がある
これらのすべてを満たすカードローンはなかなかありませんが、ひとつふたつ絞って探せば、多くの選択肢があります。
カードローンを利用しても夫婦仲良しでいるためには
インターネットの体験談を見ていても、カードローンが原因で夫婦の危機に陥ることはよくあることのようです。でも、本来、カードローンは便利なもののはず。
夫婦仲良しでカードローンを利用するためにはどうしたらいいのでしょうか。
内緒にしない
かつて、カードローンは「借金で苦しむ」というイメージがありました。現在は金利が以前に比べると低くなり、上手に利用すれば便利なものですが、やはり、他人には内緒で利用したいという方は多いです。
それが大切な人ならなおさらではないでしょうか。しかし、先ほど解説した通り、内緒にしていると、それがバレた時にショックははかりしれません。最悪の場合、離婚に発展することも珍しいことではありません。
秘密がバレないようにする
カードローンの利用を、どうしても夫婦間で秘密にしたいという方もいるでしょう。本音を言えば、秘密がバレずに安心して利用し続けることができるのが一番良いのではないでしょうか。
秘密を守るためには、延滞などの事故を起こさないことが何より重要です。事故を起こすと、カードローン会社から厳しい連絡が来る可能性があるからです。
また、カードローンを利用した明細から夫婦間でバレてしまうことが多いようです。
お財布には明細の他、カードも入れっぱなしにはせず、目につかないところに入れておくことで秘密を守りやすいでしょう。
夫婦で協力してカードローンを利用する
カードローンは、個人名義で作るものです。しかし、家計のひとつとして、たとえ個人名義であったとしても夫婦で協力して利用するのもよいかもしれません。
急な冠婚葬祭や必要なものがあった時に、パッとかんたんに借りられるのがカードローンのメリットです。
短期間であれば、工夫して金利ゼロ円で借りることも可能です。
早く返済すれば金利は少なくて済みます。夫婦で、そのメリットをよく了解して、カードローンの金利も含めて家計を管理して、上手に利用するのが理想的です。