株式会社新生銀行の特長はいろいろありますが、複数社の借入をひとつにまとめたい時のおまとめローンについてはどうなのでしょうか。複数社への返済を一本化することで、どのようなメリットがあるのか、こちらで詳しくお話ししています。
株式会社新生銀行に口座を持っている人もいない人も、複数社からの借入がある人、一本化に迷っている人は最後まで読んで下さい。そして株式会社新生銀行カードローンのおまとめローンについて、検討して下さいね。
株式会社新生銀行のカードローンは銀行と消費者金融の二面性を持つ
株式会社新生銀行のカードローンというと以前は消費者金融会社だったレイクが代表的なカードローンです。レイクは株式会社新生銀行の傘下に入り、株式会社新生銀行のカードローンのブランド商品として名前を残しているのです。当然ですが、株式会社新生銀行のカードローンなので、総量規制対象外です。
株式会社新生銀行カードローンレイクの特徴について確認してみましょう。
融資額 | 1~500万円 |
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実質年率 | 4.5~18% |
対象年齢 | 20~70歳 |
返済期間回数 | 5年60回 |
返済方式 | 残高スライド、元利定額リボルビング |
気になる点は実質年率が銀行のカードローンにしては高めの設定となっているところです。もちろん融資額によっては低金利ではありますが、上限が18%というのは消費者金融の上限金利と同じですね。
銀行のカードローンとしては高い金利が気にかかりますが、レイクはまた年齢も70歳までと、ほとんどの銀行が60歳、または65歳までという条件の中、かなり間口を広げて申し込みを受け付けています。
株式会社新生銀行カードローンレイクは即日融資!
レイクの特長には消費者金融のカードローンのように選べる30日、180日間利息無料や、ATM利用手数料の無料が挙げられます。
この点は消費者金融会社の営業方法に似ていますね。
審査も迅速で即日融資に対応しているところも消費者金融よりのカードローンといえるでしょう。総量規制対象外でありながら、無職の専業主婦の申し込みは不可となっているので、その点は注意が必要ですよ。
株式会社新生銀行カードローンレイクとスマートカードローンプラス
株式会社新生銀行のカードローンには名の良く知られているレイクの他にスマートカードローンプラスという商品もあります。貸付条件の内容はほぼレイクと同じですが、上限金利が14.8%となっています。これなら銀行のカードローンの金利といえますね。
複数社での借入をひとつにまとめる時、重要なのは金利になります。
今借入している会社の金利の方が低い場合は、株式会社新生銀行のカードローンに借り換えをするメリットは少なくなりますよね。
少しでも金利が今よりも低いことが条件といっても良いでしょう。レイクの場合は消費者金融並みの金利となりますが、100万円を超えると金利設定が変ります。
レイクとスマートカードローンプラスの限度額による実質年率
「株式会社新生銀行レイク」
基準残高(限度額) | 実質年利率 |
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1~999,999円 | 15~18% |
1,000,000~2,000,000円 | 12~15% |
2,000,001~3,000,000円 | 9.0~15% |
3,000,001~4,000,000円 | 7.0% |
4,000,001~5,000,000円 | 4.5% |
「株式会社新生銀行スマートカードローンプラス」
契約極度額 | 実質年率 |
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10,000~990,000円 | 14.8% |
1,000,000~1,990,000円 | 12.0% |
2,000,000~2,990,000円 | 9.0% |
3,000,000~3,990,000円 | 7.0% |
4,000,000~5,000,000円 | 4.5% |
同じ株式会社新生銀行のカードローンですが、金利設定に違いがあります。おまとめローンの場合は、少しの金利の差が大きな金額となるので、シュミレーションでお得なものを選ぶようにして下さいね。
またレイクの方は初回特典の期間限定利息無料のキャンペーンがあります。それを利用しておまとめローンを借入した場合の総返済額も確認するとよいでしょう。
おまとめローンは本当にお得なのか
まず、おまとめローンが本当にお得なのかどうかを知らなくてはいけません。それはどのくらいの金利でどれくらいの総額を借入しているのかで違ってきますね。
複数社の借入をまとめることでのメリットを考えてみましょう。
- 複数社それぞれの返済額が1本化できて返済計画が立てやすい
- より金利の低いところを選べば総返済額が減る
- 何度も返済手数料を払わなくてよくなる
一番のメリットはあちらこちらでの返済が一括となり、確実に完済に向かっての返済計画が立てやすくなる点ですね。
もちろん新たな借入は作らないことが条件になりますが、間違いなく完済する為にはおまとめするのが近道です。
消費者金融複数社での借入なら、当然上限利息は18%というところが多いでしょう。まとめることで利息が低くなればそれだけ総返済額も減ることになります。
当然返済にかかる手数料も複数社ならそれだけかかるということです。
特に株式会社新生銀行ではATMの利用手数料が無料なので、これは本当にお得ですよね。
続いておまとめローンでのデメリットの部分についてお話ししていきましょう。
- 借換えの場合は金額が大きくなる分審査が厳しい
- 返済期間により返済総額が多くなる場合がある
- 多重債務者を狙う詐欺の手口に陥りやすい
複数社での借入をひとつにまとめるのですから、その金額は大きくなります。大きな額を借入するということは審査もそれだけ慎重にならざるをえません。株式会社新生銀行の場合も同様です。
おまとめローンの目的のひとつは月々の返済額を少なくするということにあります。
月々の返済額は少なくなって返済しやすくなっても、返済期間が長くなったのでは、利息が低くなっても結局返済総額が多くなってしまう場合もあります。
シミュレーションして確かめましょう。
直接おまとめローンのデメリットといえるかどうかわかりませんが、多重債務者はヤミ金融など詐欺に遭いやすいのも事実です。おまとめローンに対応するという甘い言葉にすぐに乗ってしまわずに、しっかりと業者を選ぶ必要があります。
株式会社新生銀行カードローンのおまとめローンを検証する
おまとめローンのメリット、デメリットをふまえて、株式会社新生銀行のカードローンのおまとめローンについて詳しくお話ししていきましょう。
株式会社新生銀行のカードローンレイクの場合は金利が他社銀行に比べると高めの設定となっています。おまとめの金額にもよりますが、まとめることで、必ずしも金利が安くなるといえない面があるのは心配です。
スマートカードローンプラスの方は銀行ならではの金利設定となっているので、金利面だけでいえば、レイクと比べるとおまとめローンに向いているのではないでしょうか。
レイクなら強い意志を持って完済に臨める
株式会社新生銀行のカードローンレイクは金利面ではおまとめローンに不安があるとお話ししましたが、それではレイクでおまとめローンを計画するメリットについて今一度考えてみましょう。
レイクは返済額を自由に設定することが可能です。毎月の返済額を多めに行うことで確実に完済に向かうことが出来るのです。
特におまとめローンを商品として打ち出しているわけではないレイクなので、返済を行いながらの借入も実は出来るのです。
それでも、完済するという強い意志のある人なら、確実に完済に向かえますよ。スマートカードローンプラスは、金利面ではレイクよりも低めの設定となっています。こちらもおまとめローンに特化した商品は扱っていません。月々の返済額が原則として決められているので、返済総額を確認する必要がありますね。
株式会社新生銀行カードローンレイクの特典を利用しよう
返済総額をシミュレーションで確認した上で、月々無理の無い返済額で、完済に臨んで下さいね。