> > > 銀行は銀行系より審査おりない?初心者必見!カードローン種類と特徴

銀行は銀行系より審査おりない?初心者必見!カードローン種類と特徴

はじめてカードローンを利用しようという人にとって、どこで借りるかというのは重要な問題です。ところがカードローン初心者さんには酷なほど、カードローン業者の数は最近増えてきています。

失敗はしたくない、審査がおりないのも困る…それではどこを選べばよいのか?とたくさんの選択肢を前に戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか?

さらに実際に調べてみると、銀行系、銀行カードローンなど似たような聞きなれない言葉が飛び交っていて、ますます混乱してしまうかもしれません。

実はカードローンは取り扱い業者によっていくつかの種類に分けられます。借り入れ先選びで失敗しないためには、そのカードローンの主な種類とそれぞれの特徴を知る必要があるのです。

銀行と銀行系は違う!?カードローン3つの種類

カードローンには大きく分けて3つの種類があります。

  • 銀行カードローン
  • 銀行系カードローン
  • 消費者金融系カードローン

この3つのうち、消費者金融系というのは文字通り民間企業の消費者金融が取り扱っているカードローンのことです。これは非常にシンプルでわかりやすいですね。

ところが、銀行カードローンと銀行系カードローンというのは字面だけ並べてみると非常にわかりにくく、一見して同じものではないかと思ってしまいますよね。

実際、この2つを混同して覚えてしまっている人も珍しくありません。しかし、銀行カードローンと銀行系カードローン、《系》が入るだけで全く異なる業態を指すのです。

銀行カードローンというのは、銀行が直接取り扱っているカードローンのことです。

一方、銀行系カードローンの方はと言うと、銀行の子会社や出資会社という形で営業しているカードローン会社を指します。銀行と関係がないわけではありませんが、銀行カードローンとは全く一線を画すものなのです。

銀行系カードローンは《銀行》という言葉が入っているものの、実態はどちらかというと消費者金融系カードローンに近いと言ってよいでしょう。

この3つのカードローンの種類の違いを正しく理解していないと、条件によっては自分が借りやすいカードローンを効率よく探すことができなくなってしまう場合があります。

ここからは3種類のカードローンを様々な利用条件で比較していきます。

銀行は審査厳しいって言うけど…実は意外と差がないかも?

まずは多くの人が気になる審査の厳しさについてお話をしてきましょう。

一般的な傾向として、カードローンの審査の厳しさは、厳しい方から

銀行カードローン>銀行系カードローン≧消費者金融系カードローン

このようになるとされています。

確かにこれは1つの傾向として正しいのですが、必ずしもすべての業者が当てはまるかと言えば決してそうとも言い切れません。

消費者金融系カードローンで審査がおりなかった人が銀行カードローンで借りられたりすることも実際にあります。

審査の厳しさは業者によって少なからず異なるので、これに関しては種類による判断はあくまで目安程度にしておいた方が良いかもしれません。

それよりは、口コミなどをチェックしてその業者単体で情報収集をすることをおすすめします。

審査が厳しいってどういうこと?知っておきたい審査基準

そもそも、審査が厳しい・甘いとよく言われますが、審査が厳しいとはどういうことなのでしょうか?

カードローンの審査では、主に以下の2つの項目に分けて利用者を評価します。

  • 現在の生活状況や経済状況
  • 過去の借入歴

いずれも業者の設定した評価の基準を満たしていれば、《返済能力あり》と判断されて審査に通るというわけです。

この評価基準の厳しさの違いがそのまま審査の厳しさの違いになります。

ただし、過去の借入歴において債務整理などの問題がある、いわゆるブラックの場合は原則カードローン審査には無条件で通らなくなります。

ブラックに関しては、審査が厳しい・甘いに関係なくカードローンを利用することはできないのです。

主婦が借りるなら銀行一択!?総量規制ってこういうこと

基本的に、カードローンというサービスは収入がない人には利用することができません。

ところが、専業主婦(主夫)の場合は無収入でもカードローンで借り入れをすることが不可能ではないのです。しかも、3種類のうち審査が厳しいと言われる銀行カードローンのみ、専業主婦でも審査に通る可能性があります。

そこには総量規制という法律上の仕組みが関係しています。

総量規制とは個人の借り入れ総額を年収の3分の1までと制限する取決めで、貸金業法の中で定められています。この貸金業法という法律がポイントです。

貸金業法は文字通り貸金専業の業者に対して効力を持っているのですが、銀行というのは総合的な金融機関であり貸金専業という枠の中には納まりません。したがって銀行は貸金業法の規制下から外れることになり、その銀行が直で取り扱っている銀行カードローンは総量規制の対象にはならないのです。

これによって収入のない専業主婦でも配偶者に安定した収入があれば銀行カードローンでのみ借り入れができるということになるのです。

また、普通に収入を得ている人に関しても、《年収の3分の1を超える借り入れ》ができる可能性があるのは銀行カードローンのみです。

この点を見ても、一概に銀行カードローンだと他と比べて審査がおりにくいとは言えないのです。

お得に借りたいならやっぱり銀行!?金利で比較してみよう

次に金利に関してみてみましょう。3種類のカードローンを金利で比較すると高い方から

消費者金融系カードローン≧銀行系カードローン>銀行カードローン

このような図式が成り立ちます。業者によってばらつきのある審査の厳しさとは異なり、金利に関してはかなり高い割合でこの図式通りになっています。

現在の上限金利は原則として18.0%を基準としているのですが、消費者金融系ではたいていの業者が上限金利ジャストの18.0%かそれに近い金利を設定しています。銀行系カードローンもそれに準ずるところが多くなっています。

一方、銀行カードローンの上限金利はと言うとだいたい消費者金融系カードローンや銀行系カードローンと比べて、少なくとも1~3%程度は低いことがほとんどです。

なぜ銀行カードローンだけがそんなにも低い金利で融資ができるのでしょうか?最大の理由は銀行という金融機関の事業の幅広さにあります。

カードローンの利益はほとんど金利から生まれます。したがって消費者金融系や銀行系のカードローン専業者にとっては《金利を下げる=利益が減る》ということになってしまいます。

一方、銀行にとってカードローンというのはいくつもの事業の中の1つにすぎません。つまりたとえカードローンでの利益が多少薄くとも、他の事業でカバーできるのです。

意外と頼れる!?地元の銀行カードローンはいかが?

どうせ借りるなら低金利でお得に借りたいと考えるのは当たり前のことですよね。

そこで意外とおすすめなのが全国展開のメガバンク以外の、地方銀行や地方信金のカードローンです。

こうした地域密着系の銀行・信金では、たいていの場合、口座を開設している人や住宅ローンを組んでいる人などの顧客に対してカードローンの金利を数%下げたりと言った優遇特典を設定しています。

一見、他と比べてさほど金利が低いわけではないところでも、優遇金利で考えるとかなりお得になるということも珍しくありません。

地元で長く暮らしていると、1つくらいは地方銀行・信金の口座を持っている人も多いのではないでしょうか?もしそうであれば、ぜひ一度のその銀行・信金のカードローンを詳しく確認してみることをおすすめします。

とにかく急ぎで借りたい!それなら○○を選ぶべし

カードローンを選ぶうえで申し込みから借り入れまでどれだけかかるかというスピードも重要です。

これに関しては実はカードローンの種類によってあまり差はないのですが、銀行カードローンは他の2種類に比べてやや審査に時間がかかる傾向があります。しかしそれよりも融資のスピードという点では、業者の規模による差が顕著と言えます。

基本的に、大手のカードローン業者ほど申し込みから実際に借り入れできるまでにかかる時間が短くなります。

  • コンピュータによる審査システムを導入している
  • 提携の金融機関やコンビニATMが多く利用者がすぐに借入しやすい環境が整っている

大手業者の融資のスピードが速い主な理由としてはこの2つが挙げられます。

やはり企業の規模が大きいほど機動力が高く迅速な審査や手続きが可能になるのです。速いところだと申し込みから1時間もかからずに現金を手にすることができます。

中小の業者はスピーディさではどうしても大手には遅れをとってしまうことが多いのが現状です。ただし消費者金融系・銀行系の業者の中には規模が小さくても即日融資が可能なところも少なからずあります。

即日審査=即日融資ではない!?言葉の罠に要注意

カードローン業者のサイトを見ていると、《即日融資》と《即日審査》という2種類のワードが出てくることに気づきます。

字面も似ていて、一見同じような意味だと思ってしまいそうですが、実はこの2つは借り入れまでにかかる時間にかなり差が出てくるのです。

即日融資の場合は文字通り最短でその日のうちに融資を受けることができるのに対して、即日審査の場合はどんなに早くてもその日のうちには審査結果が出るところまでしか手続きが進みません。

急ぎでお金を借りたい時に、この違いを見落としてしまうと後で困ることになってしまうので、くれぐれも注意してください。

カードローンこんなに違う!それぞれのメリットデメリット

条件別で3種類のカードローンを比較してみると、実は銀行系カードローンと消費者金融系カードローンはほとんど差がないということがわかります。

それでは最後に銀行カードローンとそれ以外の2つのカードローンのそれぞれのメリット・デメリットをまとめておきましょう。

●銀行カードローン

メリット

  • 専業主婦でも借り入れ可能
  • 年収の3分の1以上の借り入れ可能
  • 他と比べて低金利で利用できる

デメリット

  • 審査がやや厳しめな傾向がある
  • 審査に比較的時間がかかる
●銀行系カードローン・消費者金融系カードローン

メリット

  • 審査に比較的通りやすい
  • 申し込みから融資までがスピーディ(特に大手業者)

デメリット

  • 専業主婦は借り入れ不可
  • 年収の3分の1以上の借り入れ不可
  • 金利がやや高め

どこで借りるべき?自分に合う借り入れ先を見つけよう

以上のことを踏まえてカードローン初心者さんに知っておいてほしいのは、自分が必要な条件を満たしているかという基準で借り入れ先を選ぶべきであるということです。

例えば借り入れ額が大きいので低金利で借りたいという場合には銀行カードローンを、とにかく速く借りたいなら大手の消費者金融系か銀行系カードローンを…と言うように用途や目的が変わればそれに合うカードローンも変わってきます。

自分に合うカードローンを選ぶことで、より審査もおりやすくなりますし、結果的にお得に利用できる可能性が高くなります。

ぜひここでご紹介したカードローンの種類と特徴を参考にして、自分に必要なカードローンとはどのようなものかということを考えてみてください。

新着記事
カテゴリー
ページトップへ