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借金してても車は買える?カードローンが車のローン審査に与える影響

新たに車を購入しようという際に、大半の人はローンを組むことを考えると思います。そこで気になるのが、自分が車のローン審査に通るかどうかということですよね。

特にその時点でカードローンなど他での借り入れがあるという場合、車のローン審査に通りにくくなるのではないかと不安になる人も多いでしょう。

実際のところ、巷でささやかれている『カードローンで借り入れがあると車のローン審査に通りにくい』というウワサは本当のことなのでしょうか?

ここでは気になるカードローンの利用が車のローン審査に与える影響について解説していきます。

借金がある=ローン審査に落ちるとは限らない

まず結論から言ってしまうと、カードローンやキャッシングなど何らかの形で借り入れがある人の方が、そういった借金が全くない人に比べれば車のローン審査で不利になるというのは事実です。

ただし、それは借金がある=車のローン審査に通らないということでは決してありません。

カードローンで借り入れがあっても、車のローン審査に通ることはまったく不可能ではないのです。

知ってる?車のローンは総量規制の対象外

カードローンなどの利用経験がある人の多くは、総量規制という言葉を聞いたことがあるのではないかと思います。

総量規制とは、個人の借り入れ総額の上限をその人の年収の3分の1までと制限する法律上の仕組みのことです。

総量規制があるばかりに、借りたい金額の借り入れができなかったという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかしその総量規制という取り決めに対象外となる借り入れがあることは、意外と詳しくご存じない方も多いのではないでしょうか?実は車のローンがそれに当たります。

車のローンは総量規制の対象にはならないため、たとえその時点でカードローンなどで既に年収の3分の1に近い金額の借り入れをしていても、法律上は問題なくローンが組めるということになります。

これは、カードローンの借り入れを抱えつつ車のローンを組もうと考えている人にとっては少なからず後押しになる情報ですよね。

とはいえ、やはりカードローンの利用があるというのは、車のローン審査を受けるにあたって望ましいことではありません。

借り入れ額が多ければ多いほど、審査に悪い影響を与える可能性は高くなるというのもまた、否定できない事実ではあるのです。

運命の分かれ道!?カードローン、ちゃんと返してる?

車のローン審査の結果を左右しかねない大事な要素が、借り入れ金額のほかにもう1つあります。それは返済をきちんとしているかどうかという点です。

カードローンの返済は、基本的に毎月の定額返済方式を採用している業者がほとんどです。

その毎月の返済を毎月必ず期日通りに、滞りなくできているのであれば、まったく問題はありません。

むしろ、毎月の返済を確実に遂行できる安定して高い返済能力を持っているということでローン審査において評価がアップする可能性もあります。

しかし返済が遅れがちだったり、返済期日に引き落とし口座にお金を入れておくのを忘れたりといった経験のある方は要注意です。

車のローンは金額が大きい分、返済期間が長くなることを想定しており、長期にわたって安定した返済が見込めるかどうかということを非常に重要視します。

つまり、同じ金額のカードローン借り入れがある人どうしでもしっかり返済できているかどうかで車のローン審査の結果が変わることなるかもしれないのです。

過去のカードローンの意外な影響

現在カードローンを利用しているけれど、近いうちに車の購入予定はないから関係ない…と思っている方はいらっしゃいませんか?実は油断禁物です。

過去のカードローンでの借り入れも、利用の仕方によっては車のローン審査に影響する可能性があります。

過去の借り入れもわかっちゃう…信用情報に要注意

車のローン審査にせよ、カードローンの審査にせよ、お金を借りるための審査の際には、必ず信用情報というものがかかわってきます。

信用情報とは、個人の過去の借り入れやクレジット履歴など、お金の貸借にかんする情報をまとめたデータです。

過去の借り入れに関して何らかの問題があった場合には、それも余さず記録に残ります。したがって、借り入れ審査の際には何よりも重要な判断材料とされているのです。

なお、信用情報において問題=事故として記録に残るケースとしては以下のようなものがあります。

  • 延滞(返済遅延)
  • 保証会社による代位弁済
  • 自己破産・債務整理
  • カード等の強制解約

この信用情報に事故情報が登録されている状態を俗にブラックと呼びます。『ブラックリストに載っているから審査に通らない』というのは、信用情報に事故の記録があるということなのです。

ブラックだと、現在カードローンを利用していなくても車のローン審査には通らなくなってしまいます。

たとえ過去の借り入れトラブルを自己申告しなかったり、虚偽の申告でごまかそうとしても、信用情報をチェックされれば一瞬でばれてしまいます。それは審査の相手先の印象を悪くする結果にしかならないので、絶対にやめましょう。

カードローンで車のローンもまとめちゃうってアリ?

もしどうしても車のローン審査に通らない、あるいは自信がないので他の方法を探したいというのであれば、それもできないわけではありません。

車専用のカーローンではない、一般のカードローンを利用するというのが1つの手段としてあります。

もしもそれを検討するのであれば、現在利用しているカードローンに上積みするか、別のカードローンにまとめるか、いずれにせよ借り入れ件数を増やさない方向で動くことをおすすめします。

というのは、借り入れ件数が増えるほど返済の難度が上がるというお金を借りるうえでのセオリーがあるからです。

知っておきたいメリット・デメリット

車のローンとカードローン、2つのローンの傾向を比較してみると、以下のようになります。

種類 金利 審査
車ローン 低め 厳しめ
カードローン 高め 通りやすい

これはあくまで傾向であり、すべてのものに当てはまるというわけではありませんが、1つの指標として覚えておいてください。

車の専用ローンは目的を限定して細かな条件を課していることもあって金利の面ではややお得に利用できます。しかし、そのぶん審査は厳しくなってしまいます。

一方で目的を限定しないフリーのカードローンは金利は全体的に高めの設定になっていますが、審査の通りやすさ・借りやすさという面では群を抜いています。

また、カードローンに車のローンもまとめて組み込んでしまえば、毎月の返済が1度で済むというシンプルさも魅力です。

ただし毎月の返済額を低めに設定した場合、返済が車の専用ローンを利用するよりも長期化する可能性があります。そうなると、金利の高さも相まって返済負担が大きくなることが予想されます。

よほど確実かつ余裕のある返済計画が立てられない限り、カードローンを車のローンとして利用するのはあまり得策とは言えないのが現状です。

カードローン利用を阻む総量規制の問題

もう1つ、カードローンを車のローンとして利用するうえで障害となりうるのが、総量規制の問題です。

冒頭でも述べたとおり、車の専用ローンは総量規制の対象にはなりません。しかし、一般のカードローンはたとえ車を購入する目的で利用しても総量規制から逃れることはできないのです。

つまり一般のカードローンで車を購入する場合、年収の3分の1以上の金額のものは候補から外さなければいけなくなってしまいます。

唯一、銀行が直接取り扱っているカードローンであれば総量規制の対象外になるのですが、同じ銀行のローンならお得感の強い専用ローンを狙う方がベターと言えます。

カードローンの車のローン審査への影響と考え方

それでは、ここまで解説してきたカードローンが車のローン審査に与える影響をまとめてみましょう。

  • 借り入れ額や返済状況にもよるが、カードローンを利用していても車のローン審査を通ることは可能
  • 信用情報によって、過去のカードローンが原因で車のローン審査に通らないことがある
  • カードローンの審査への影響を恐れて車のローンを一般カードローンで借り入れるのは得策とは言えない

こうしてみると、カードローンの利用が車のローン審査に与える影響はゼロではないものの、思っていたよりも問題がないようだという印象を受ける方も意外と多いのではないでしょうか?

車の専用ローンにもディーラーのものから銀行や信用金庫が取り扱っているものまで様々な種類があります。

中には一般のカードローンに近い、審査の基準が比較的やさしいものも必ずあります。

真剣に車の購入を考えているのであれば、カードローンの借り入れがあるから…と最初から及び腰になる必要はまったくありません。

ぜひいろいろ調べたり相談して見たりして、あなたにぴったりの借りれるローンを探してみてはいかがでしょうか?

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