キャッシングを利用するには、最低限の審査条件を満たしている必要があります。審査条件をクリアできない場合は、キャッシングで借り入れをすることはできませんので、あらかじめ注意しておきましょう。
特に自己破産経験者など金融トラブルを起こした経験があるみなさんの場合は、キャッシングで借りることはまず難しくなりますね。自己破産経験者でも大丈夫!ということはありませんので、その点はよくご理解くださいね。
ここではキャッシング利用者が陥りやすい金融トラブルの注意点はもちろん、キャッシングの基礎知識についてもしっかりお伝えしていきます。まずは基本的なことから理解していきましょう。
自己破産経験者でも大丈夫じゃない!借り入れできない理由
まずはどうして自己破産経験者がキャッシングを利用できないのか、その理由についてお話ししていきたいと思います。自己破産をする原因としては、やはり金融トラブルが大きく関係しています。
何らかのトラブルを起こしたことがきっかけで自己破産になり、自己破産が原因でキャッシングも利用できなくなります。これはどのキャッシング会社を利用する場合も同様なので、ご注意ください。
収入があっても自己破産経験者は借り入れNG
キャッシングを利用する際に、審査条件として挙げられるのは以下のようなポイントです。
- 安定した仕事があること
- 安定して収入があること
- 満20歳以上、年齢上限に見合っていること
一般的にはこうした条件を満たしていれば借り入れできる可能性はあります。
しかし、既に自己破産経験者である場合、以上のような条件を満たしていても、キャッシングを利用することはできません。
仕事や収入があっても、年齢制限を満たしていても、自己破産経験者であることがネックになってキャッシングの審査に通ることはできないのです。これはどのキャッシング会社を利用する場合でも同じことです。
自己破産ブラックが解消されるタイミングは?
ただし、自己破産経験者でも大丈夫になるケースもあるんです。それは、自己破産から数年経ったタイミングで、いわゆる「ブラックリスト」から抜け出すことができるからです。
- 金融事故情報のこと
- ブラックになるとキャッシングができない
- 自己破産や延滞が原因でブラックになる
自己破産経験者はもちろん、延滞などでブラックになった場合も、キャッシングを利用することはできません。
ただし、ブラックの状態が解消するタイミングがあるのです。以下は自己破産によるブラックが解消されるタイミングです。
- 10年で解消(全国銀行個人情報センター)
- 7年で解消(クレジットカードの信用情報機関)
- 5年で解消(日本信用情報機関)
自己破産以外にも注意が必要!キャッシングの金融トラブル
以上のようなことから、キャッシングは自己破産経験者でも大丈夫ではないということが分かりますね。タイミングがくれば金融事故情報は解消されますが、現段階でのキャッシングは不可能なので、借り入れについては考えないようにしましょう。
ここからは金融トラブルについてより詳しくお話ししていきたいと思います。自己破産以外にも身近な金融トラブルは多く見られていますので、十分気をつけておきましょう。
キャッシングの延滞に気をつけて!
まず特に多く見られている金融トラブルとしては、返済金額の延滞が挙げられます。以下が延滞を引き起こす一例です。
- 返済日を忘れてしまう
- 返済金額を支払うタイミングを逃す
- 何らかの要因によって返済金額が支払えなくなる
ほんのちょっと気を抜いたことが原因で、返済日を忘れる、返済金額を支払えなくなる、といったトラブルが起きる恐れがあります。ただし、こうしたトラブルはみなさん自らが防ぐことができます。
キャッシング会社によっては返済日をメールで通知してくれるなどのサービスを行っているところもありますからね。
こうしたサービスを活用することで、延滞を防ぐことも可能なんです。安全にキャッシングを利用するためにも、初心者のみなさんも十分にご注意くださいね。
キャッシング利用者としての信頼性が重要に
その他、キャッシング会社間とのトラブルが原因でブラックになるケースもあるので、キャッシング会社との信頼関係もしっかり築いておくことが大切です。
キャッシング利用者としての信頼性がなければ、借り入れをすることはできません。仕事や収入、年齢といった条件も信頼できる利用者かどうかを確かめるものでもあります。
このように自分自身の信頼を無くすことのないよう、キャッシング会社との良い関係を保つことも忘れないようにしてください。
安全な借り入れのために!キャッシングの基礎知識
それでは、最後にキャッシングの基礎知識についてお話ししておきましょう。キャッシングは自己破産経験者でも大丈夫じゃない、ということは理解していただけたかと思いますが、知っておくべき基礎知識はまだまだあります。
キャッシングを初めて利用するみなさんはもちろん、現在自己破産の状況になっているみなさん、金融ブラックになってしまっているみなさんもしっかりチェックしてくださいね。
安定収入があるかどうかが基本に
キャッシングの一般的な審査基準については最初にもお話ししましたが、特に重視されるのは「安定収入があるかどうか」というポイントになります。
最近は以下のような職業の方でもキャッシングを利用することはできるのですが、借り入れをするためには安定収入が必要不可欠となっているんですね。次の職業の方は収入面にご注意ください。
- パート
- アルバイト
- 派遣社員・契約社員
- 個人事業主
- 自営業者
雇用も不安定になりがちですし、収入もなかなか安定しないケースもありますよね。まずは自分の収入面が安定しているかどうかをチェックして、キャッシングの申込みについて改めて考えるようにしましょう。
返済を考えた借り入れでトラブルを予防!
また、キャッシングというサービスは「借りたら利息を付けて返す」ということが基本的なルールになっている、ということもしっかり理解しておきたいところですね。
もしみなさんがキャッシングで5万円を借りたとしましょう。返済時にはその5万円だけを返せばいいというわけではなく、5万円に利息を付けて返済しなくてはなりません。これがキャッシングのルールです。
こうして返済時のことをあらかじめ考えた借り入れをすることで、金融トラブルを防ぐこともできます。自己破産経験者にならないためにも、自ら金融トラブルを防いでいきましょう。
自己破産経験者こそキャッシングへの理解をしっかり深めて
以上でご紹介してきたように、キャッシングは「自己破産経験者でも大丈夫!」ということはありません。自己破産経験者では借り入れすることはできませんので、ご注意ください。
ただし、自己破産の状況から抜け出すことができれば、タイミングを見てキャッシングの申込みが可能な状況にはなります。その場合も、必ずしも審査に通ることができるわけではない、ということは理解しておきましょう。
また、自己破産以外にも延滞などが原因でキャッシングを利用することができないケースもあります。延滞はちょっとしたことがきっかけで起きやすいトラブルなので、初心者のみなさんもお気をつけくださいね。