カードローンに申込む時に気になることのひとつに在籍確認が挙げられます。審査も心配だけど、会社に電話がかかってくるのは何となく嫌という人もいます。在籍確認の無いカードローン会社は無いのでしょうか。
そして在籍確認は何故必要なのでしょうか。こちらでは在籍確認の方法なども含めて、スムーズに在籍確認を終わらせるためのポイントをわかりやすくお話ししています。審査が心配、という方も審査を無理なくクリアするためにはどうすればよいのか、お話ししています。
カードローンの申込みからカード発行まで、スムーズにより早く行われるためのコツもお話ししていますよ。ぜひ参考にして下さいね。
カードローンでの在籍確認はどうして必要なの?
カードローンに申込むと当然ですが審査が行われます。その審査の最終確認が在籍確認となります。審査は申込者の返済能力の有無を見極めるためのものですが、それはあくまでも申告内容に基づいて行われるのです。どのような内容となるのでしょうか。
- 申し込み者本人について…属性
- 個人信用情報について…信用情報照会
- 申告内容の裏付け…在籍確認
属性とは申し込み本人についての事柄、年齢、勤務先、勤務形態、勤続年数、居住形態、家族などをいいます。
多くのカードローン会社では属性は点数で評価され、総合得点により融資の可否が決定します。
属性と並んで、信用情報にマイナス履歴がないかを確認します。これは各カードローン会社が申し込み時に照会できる為、別の会社での遅延や延滞も分かってしまいます。過去の金融事故についてもこの信用情報で確認できるので、ごまかすことは出来ませんね。
カードローン会社では本人の申告に基づいて、審査を行うのです。たとえば申告された勤務先が嘘だったとしたらどうでしょう。もう退社してしまった会社を申告しているという場合もあるでしょう。間違いなく申告の勤務先に今現在勤務しているかどうかを確認するのが在籍確認なのです。
在籍確認はカードローン会社だけでなく申込者にとっても必要!
在籍確認が無く、嘘の申告でカードローンの審査に通ったとしても、返済能力が無いのに借入して後々困るのは本人です。
在籍確認はそういった不正での借入を防ぐ為には必ず必要なことなのです。
こういった意味でも、在籍確認は審査では欠かせないものなのです。その在籍確認の無いカードローン会社はほぼ無いと考えてよいでしょう。
どうしても電話での在籍確認が無理な場合はどうする?
在籍確認は原則電話で行われます。これは今現在、本当に申込者が在籍しているかを確認する為には電話が最も適しているからにほかなりません。ただ、勤務先によっては外部からの電話取り次ぎは絶対にしないという所があるのも事実です。
また、派遣会社などでは、登録人数が多い為に確認が取れにくい場合もありますね。このような場合はどうすれば良いのでしょうか。カードローンをあきらめるほかないのでしょうか。
電話以外の在籍確認で対応してくれる会社もある
どうしても電話での在籍確認が難しい場合、電話以外の方法で在籍確認をしてくれる業者がまったくない訳ではありません。ただ、ほんの数社に限られてしまいます。申し込みを決めた業者にどうしても会社への電話が無理であることを伝え相談してみましょう。
直近の給与明細や社員証などの文書での在籍確認で対応してもらえることもありますよ。どういった理由で電話が無理なのかをしっかりと伝えて下さいね。
在籍確認はカードローン会社のさまざまな気遣いの上に行われる
カードローン会社から電話があると、お金を借りようとしていることが会社にわかってしまう。会社が私用電話を禁じていて、とにかく電話はかけて欲しくない。さまざまな理由から在籍確認が嫌といわれるのでしょうが、在籍確認はどのように行われるのか知っていますか。
- 1個人名を名乗って架電
- 2申し込み者がその場にいなくてもOK
- 3改めますと切電
これだけなのです。わずか2、3分で終わりです。もちろん再度入電はありません。間違いなく在籍している事さえ確認できれば良いのですから。これなら私用電話とは言えませんよね。
会社名で掛ける訳ではないので、お金を借りようとしていると思われると心配する必要もないですよ。
その上、業者によっては出来る限り申込者の希望に添った在籍確認を行ってくれます。
例えば女性からの電話を希望する、どの時間帯に電話して欲しい、そういった希望に添って対応してくれるのです。これなら安心ですね。
カードローン会社が電話での在籍確認にこだわる訳
それにしてもどうしてカードローン会社は在籍確認に、それも電話での確認にこだわるのでしょうか。理由をいくつか挙げてみますね。
- たとえ大手企業を申告していても数日前に辞職の可能性あり
- 大手企業が審査に通りやすいと嘘の申告の可能性あり
- 無職なので適当に勤務先を記入した可能性あり
在籍確認が無ければ、当然自分が勤めているのは中小企業なので、誰でも知っている大手企業に勤めていることにしよう。などという考えを持つ人もいるかもわかりません。まして無職では借入出来ないので、良く知られた大手企業を利用したなどという人も現れるでしょう。
また、給与明細や社員証などは偽造される恐れが無いとは言いきれません。
その点、電話による在籍確認は最もシンプルに今現在の在籍を確認する為には有効な手段といえるのです。
より早くスムーズに在籍確認を終わらせる為のコツ!
電話での在籍確認の重要性についておわかりいただけたでしょうか。在籍確認のことは良くわかったけれど、会社への電話はやっぱり心配。個人名での電話でも、変に勘ぐられてしまうのではないかと思う人もいるでしょうね。
たとえわずかな時間でも、電話を受けた人に良い印象を与えないのではと心配なのですよね。そんな時のためによりスムーズにスマートに在籍確認を終わらせるコツについてお話ししていきましょう。
- 確認の時間帯を希望しておく
- 個人名か企業名かの希望をする
- 確認の電話があることをあらかじめ話しておく
おおまかな時間帯でも希望しておくと受ける側のイメージが変わります。忙しい時間帯にかけられると良い気分にはなりませんから。一番ゆっくりしている時間帯を選びましょう。
カードローン会社の中には大手銀行グループの業者もあります。そういった大手消費者金融などでは銀行名での架電も行ってくれますよ。個人名よりよいと思われるなら、その旨お願いしておきましょう。
そして、電話を受けてくれる人にも「大型電気製品を買ったので、こういう人から確認の電話が入るので宜しく」とか「カーローンを組んだので銀行から確認の電話が入るかも」とあらかじめお願いしておくとよりスムーズに在籍確認を終えることができますよ。
カードローンの申し込みからカード発行までスムーズに終えるために
在籍確認についていろいろとお話ししてきました。それでは在籍確認もふくめ、よりカードローンでの借入を迅速に行うために、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。申込からカード発行までをスムーズに行うために必要なことを挙げてみましょう。
- 申込条件をしっかり確認する
- 申告内容に間違いのないようにする
- 在籍確認無しという言葉に惑わされない
まず申込を決めたカードローン会社の申込条件をしっかりと確認しましょう。年齢制限や勤務形態が自分に合うかどうかは最低限必要なことです。65歳未満とあるのに65歳での申し込みではその部分でもう対象外です。
申告内容を間違えて記入しないように注意しましょう。勤務先の電話番号の記入間違いから、在籍確認ができなかったというような事例もあります。単に間違えただけでも嘘の申告をしたととらえられる可能性もありますよ。記入は慎重に行いましょう。
審査や在籍確認が嫌だと思っていると、つい「審査無し」「在籍確認無し」という誘い文句に乗ってしまいたくなりますよね。正規の貸金業者なら審査や在籍確認は必ずあります。そういった文言に惑わされないようにして下さい。
審査も在籍確認も必要以上に恐れないで
申込前にしっかりと書類などを整えて、申告の記入間違えをしないように慎重に申込む。そして日頃から信用実績を積んでいれば、審査を怖れることはありません。いたずらに審査を恐れるあまりにしっかり確認せずに悪徳業者への申込みをするということのないように気を付けて下さいね。
カードローンをよりスムーズに迅速に利用する為に、必要なことをお話ししてきました。在籍確認は申し込み本人の返済能力の確認の為には不可欠です。返済を楽に行えてこそのカードローンですよね。くれぐれも無理な申込や借入はしないように心掛けて下さいね。