お金が必要な時は、何歳だろうとどこに住もうが同じです。また、そんな時にカードローンを考えるのも一緒でしょう。
しかし、地域によってはどこでも同じとは言い切れないことがあります。というのは、貸金業者の数に違いがあるからです。
ただ、選択肢が多少狭まると言う点は致し方ないかもしれませんが、全く業者がいないわけでもありませんし、カードローンが申し込めないわけではありません。
沖縄県の場合、地域的な特徴からしてやはりカードローンを組むのは難しく感じるかもしれませんが、実際には深刻になるほど業者がいないわけではありません。
沖縄にいる場合には、どんな形でのカードローンがいいのでしょうか。
意外に多い?沖縄にある貸金業者は小規模も含めて50は超える!
地域的な話をすると、どうしても格差を感じられずにはいられないものです。特に都市部から大きく離れた場所ですと、強く感じてしまうかもしれません。
カードローンにおいても、やはり業者の数に地域差はあります。というのは、全国規模の業者の支店数やATM数もそうですが、規模の小さな業者もあるからです。
お金が絡むことから経済的な賑わいも関係してくるので仕方がないことかもしれませんが、どうしてもその差は出てきます。
沖縄は地理的に特に都市部から遠いことから、カードローンが難しい印象があるかもしれません。しかし、経済的な情勢もあるかもしれませんが、意外にもその貸金業者の数は少なくないのです。
多いだけではなく実績ある業者もいる!もちろん大手でも借入可能
実際に沖縄の貸金業者の数ですが、意外に多いです。
規模によって貸金業としての登録先が違うのですが、沖縄県のみで事業を営んでいる場合は沖縄県知事への登録になり、その数は50以上あります。
それ以外にも全国規模で営業を行っている大手消費者金融もありますし、いくつかの県をまたいでいる業者もあるので、実際には窓口としてもう少し多いと考えてよいです。
県をまたいで業務展開を行っている業者の登録先は、沖縄総合事務局(他の地域では財務局としている)になります。
登録先 | 数 |
---|---|
沖縄県知事 | 56 |
沖縄総合事務局長 | 3 |
これだけでも60近くの業者の数になります。
ちなみに全国規模の業者の場合は、他の財務局へ登録していますが、店舗やATMが沖縄県にあれば借り入れ可能なので、実際にはもっと多くの業者が営業を行っていると考えられます。
そして、その沖縄にある業者ですが、56ある内の約1/3の数になる19業者は10年以上の実績を持っています。規模が小さいとはいえ、30年以上の実績を持ったところも3業者あります。また、別の視点で見ると、法人として営業しているのが26あります。
カードローンには銀行もある!沖縄の銀行カードローンはどんなものか
カードローンを考える時、その条件や状況によって借入先を探すのですが、まず思い浮かぶのは確かに消費者金融でしょう。
しかし、今は多くの銀行もカードローンを扱っており、また利用している人も増えています。これは沖縄でも同じことです。
沖縄の銀行のカードローンの一例
銀行名・商品名 | 限度額 | 金利(年率) |
---|---|---|
沖縄銀行 「カトレアカードローン」 |
300万円 | 9.80% |
沖縄銀行 「カードローン【チェッキット】」 |
200万円 | 14.6% |
琉球銀行 「しあわせのカードローン」 |
500万円 | 5.0~13.5% |
海邦銀行 「ハッピーカードローンSmart」 |
500万円 | 7.5~13.5% |
海邦銀行 「ハッピーカードローンPremium」 |
1,000万円 | 3.8~6.0% |
※金利は、金融情勢により各商品で変動の可能性があります。
海邦銀行では、他にも「カードローン200」「カードローンs」や、融資対象者に条件がある「公務員カードローン」、「アイカードくじらくん」「教育カードローンモア」や沖縄ならではの「軍用地カードローン」と多種多様にあります。
これはほんの一例で、他にもまだまだあります。こうやって見ると、銀行だけでも選ぶのに迷うだけ、カードローンがいろいろあります。
カードローンの申し込み先は、今後の過ごす場所によって考える?
では、実際にどこから借り入れしようかと考えた時、どうすればいいのでしょうか。
まずは、一般的な考えとして必要なのは、審査基準が自分にあっているかどうかです。
業者と自分の経済状況の相性など、一見わからないと思うでしょう。しかし、審査において、それぞれ業者ごとに特徴があります。
貸金業者によく見られる特徴の一例
- 過去の履歴に延滞が少しでもあると審査に通らない
- 年収を重視する
- 対面での申し込みだと相談に乗ってくれる
- 過去よりも現在の返済能力を重視する
どこの業者がどのような特徴を持っているのかは、わからないでしょう。況してや、審査に落ちたとした場合、その理由を教えてもらうことができません。(審査に通過しても、理由は教えてくれません。)
貸金業者の特徴を知るために口コミや情報を見てみるといい!
しかし、例えば「A社の審査には落ちたがB社の審査には通った」などの話があるように、結果は業者によって変わります。
そこは口コミや情報を見てみるしかないので難しいかもしれませんが、大きな見方としては、一般的には、大手消費者金融は過去の借金の記録が良い(延滞等の金融事故をしていない)人向けと言われることが多いようです。
逆に、過去に金融事故を起こしていたり(現在進行形だったら審査通過は難しいですが)、属性が低い人は規模の小さな消費者金融の方が相談に乗ってくれやすいということがあります。
また、消費者金融の方が銀行よりも審査が緩いとよく言われます。これは、実際には事実ではないのですが(銀行でも対応が柔軟なところは多くあります。)、印象として消費者金融の方が申し込みやすいのかもしれません。
もちろん個人個人で状況が違うので一概には言えませんし、中にはウソの情報もあるので判断は難しいかもしれませんが、大まかな見方としては、いろいろ出回っている情報は参考になるかと思います。
ちなみに属性とは、申込者の電話や年齢などの個人情報からその人の年収や職種、勤続年数など会社に関わる情報、また住居年数や家族構成などの家庭に関わる情報をひとくくりに「属性」と言って、カードローンの審査項目になっています。
地元で過ごすならば小さな貸金業者もあり?
それぞれの貸金業者の特徴を踏まえた上で今後もずっと沖縄に留まるなど、あえて今後の事も考えた場合、小さな貸金業者を選択するのも一つの方法です。
規模が小さいと対面で話ができ、融通が効きやすいと言うメリットはあります。その代わりに、経費の関係でネットでの対応ができないことが多々あります。
全国でのATM対応が進んでいたり、全国区の業者や銀行と提携していれば問題はないでしょうが、なかなか難しい部分が多いのは確かです。しかし、ずっとその地域に留まるならば、無理に全国対応していなくても問題ないでしょう。
大手消費者金融ならば沖縄でもカードローンの利用は可能!
逆を言えば、全国規模の消費者金融ならばどこに移動しても利用することができるので、後々困ることはないでしょう。
これは沖縄に限ったことではないのですが、地方に住んでいて今後都市部に移動することを考えている場合、規模の小さな貸金業者だと、返済や借り入れ手続き、また今後の継続での手続きでは手間になる可能性があるからです。
沖縄に店舗やATMがある大手消費者金融
貸金業者 | 設置施設 |
---|---|
アコム | 支店・無人機・ATM |
アイフル | 支店・無人機・ATM |
プロミス | 支店・無人機・ATM |
モビット | 無人機 |
悲しいことに沖縄に支店があるのは非常に少ないようです。(アコム1支店、アイフル1支店、プロミス1支店)
無人機があってカードローンの申し込みができるということは、例えば沖縄の銀行とは提携していないために沖縄にある銀行のATMを使うことはできないとしても、それぞれ消費者金融のATMにて借り入れ等もできます。
また、多くの業者がコンビニATMを扱っている業者(や銀行)と提携しており、コンビニのATMで借り入れや返済を行うことも可能です。(ただし、消費者金融により提携コンビニも違うでしょうから、どこと提携しているのかの確認は必要です。)
ゆくゆくは違う場所に引っ越しするとした場合、全国どこでも利用できる業者を選ぶというのも一つの方法です。
銀行ならば沖縄以外の大手銀行のカードローンという方法もある
銀行という面で見た場合、その土地の銀行でカードローンを組むのが一番なのでしょうが、やはり消費者金融同様、今後のことを考えて大手都市銀行を利用するという方法もあります。
その大手都市銀行の場合も大手消費者金融同様、沖縄には支店が少ないという問題から最初の手続きは手間に感じるかもしれませんが、こちらも先ほど同様、無人機による申し込みができる銀行もありますし、ネットでの申し込みもできます。
大手都市銀行のカードローンの一例です。
銀行名・商品名 | 限度額 | 金利(年率) |
---|---|---|
三井住友銀行 「三井住友銀行カードローン」 |
800万円 | 4.0~14.5% |
みずほ銀行 「みずほ銀行カードローン」 |
1,000万円 | 3.0~7.0% 3.5~14.0% (コースによる) |
セブン銀行 「ローンサービス(カードローン)」 |
10万円 30万円 50万円 |
15.00% |
※金利については、金利情勢において各商品で変更される可能性があります。
三井住友銀行の場合、沖縄県に設置されているのは、ローン契約機(ATMはなし)となっています。みずほ銀行は、那覇支店が1つと支店が少ないですが、ATMはいくつかあります。
こうやって見ると、沖縄の銀行とカードローン商品としての差はほとんどありません。
後は、借り入れや返済の方法をどうするかという点も申し込み先を選ぶ判断になるかと思います。
最終的にはどこに住もうが一緒!おすすめは自分にあった業者が一番
一見、沖縄という地理で考えた時、不便なイメージがあるかもしれません。当地に住んでいる人からすれば一見格差を感じるかもしれませんが、大きく見るとこれは沖縄に限ったことではないのです。
全国どこにいようと、その土地土地での特徴があり、その人その人の生活でも違います。
特にカードローンの申し込みというのは、審査があります。これは、その申込者の返済能力がどのようなものかで、大きく変わります。返済能力があれば、審査に通りますし、返済能力に疑問をもたれたら審査に落ちます。
また、申し込みの段階で年収が多少少なくとも、返済を滞りなく行ってくれそうな人は審査に通ります。(特に対面での申し込みは、人柄もわかりやすいです。)だからこそ、アルバイトやパートの人でもカードローンが組めるのです。
ですので、おすすめというのは、もちろんその土地柄もあるでしょうが、最終的にはその人の生活とカードローンの使い方を間違えないような人だと判断してもらえるような、業者との関係も大きく関係してくるものではないでしょうか。