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アルバイトだろうが避けられない?カードローンの勤務確認について

カードローンの審査では、最終段階で勤め先にきちんと勤務しているのかを確認する在籍確認作業があります。

しかし大半の人は、その在籍確認作業を「会社にカードローンのことがバレてしまうのではないか」と、不安に思っています。

特に正社員よりも、勤め先に個人宛に電話が入る機会がないだろうパートやアルバイトの方の方が、心配なことでしょう。

できればない方がいいと誰もが思うでしょうが、やはりアルバイトでも勤務確認は避けられないものでしょうか?確認してみたいと思います。

アルバイトでも避けられない在籍確認とはそもそもどういうもの?

カードローンを申し込むと「審査」が必ず行われることは、誰もが知っていることです。審査ではどのような項目がチェックされるのかまでは知らなくとも、勤め先に電話が入る勤務の確認があることを知っている人もいるようです。

この審査工程は「在籍確認」と一般的に呼ばれているのですが、多くの人が「できれば避けたい」と思うようです。当然です。もしかしたら電話によって、「会社にカードローンに申し込んだことを知られてしまうのではないか?」と考えてしまうからです。

特に勤め先に電話が入ることがまずないと考えられる就業環境の人が特にそう思うのは、致し方ないでしょう。

しかし「在籍確認」は、例えパートやアルバイトであろうと避けることはできないのです。

その出来れば避けたい在籍確認ですが、そもそもどうして行われるのでしょうか。

本当に申告通りに働いている?在籍確認が行われる理由とは

わかっている人はわかっているのでしょうが、在籍確認は審査の一つとして行われます。そもそもお金を借りるのには、条件があります。

カードローンで借り入れできる条件とは

  • 年齢が20歳~60歳代まで(会社による)
  • 安定した収入があること
  • 保証会社の保証を受けられること

多少細かな点が違ったり、他にも年収などの条件がついているなどの差はありますが、主にこのような条件がほとんどの貸金業者側から説明されている内容です。

特に重要視される点は、「安定した収入があること」でしょう。これは、貸金業者もボランティアではないので、当たり前でしょう。融資後の返済の際に払われる利息が会社の利益になるのですから。

その安定した収入がきちんとあるかどうかの確認として、在籍確認が行われます。申し込みで申告した通りに働いているかどうかの確認になるのです。申告通りに働いている=安定した収入がある、と判断されます。

特にアルバイトやパートなど、一般的に年収額で見ると審査に通りにくいと言われる就業形態の場合、それこそ安定した収入があるかどうかを見極めるために、避けられないと考えた方がいいです。

また、在籍確認を行うことによって、「申告内容に嘘がない」こともわかります。

どのような形で行われる?在籍確認までの流れと基本的な方法

審査で行われる在籍確認ですが、通常審査の最終段階で行われることが多いです。

審査の基本的な流れ(貸金業者によって違いはあります。)

申し込み

仮審査(属性や信用情報を審査)

本審査(書類確認、在籍確認)

カード発行・借り入れ可能

申し込み方法は、今は多様化しておりパソコンやスマートフォンを使ったネットが中心になっていますが、携帯、電話やFAX、郵送でも受け付けています。

その後、申込者の属性(本人個人の情報や勤め先、住居の情報などの融資の判断に必要な情報)や信用情報(過去を含めた他での借り入れの利用記録)を見て審査されます。

大抵の貸金業者は、勤務先の確認とする在籍確認を、審査の最終段階で行います。

どのようなことが行われるかというと、申込者の会社や店舗などの勤め先に、貸金業者の担当者が直接電話をします。在籍確認で行われるやりとりでは、おおよそこのようなことが交わされます。

担当者「もしもし。私、鈴木と申しますが、田中さんはいらっしゃいますか?」
田中「はい。私が田中です。」
担当者「田中一郎様でしょうか。」
田中「はい。そうです。」
担当者「大変失礼しました。私、○○消費者金融の鈴木と申します。今回、お申し込みありがとうございました。この電話で在籍の確認がとれました。」

というような形で在籍確認が行われます。(名前は仮名で表記しましたが。)多少の違いはあれど、どこも似たような感じで行われます。

在籍確認は席をはずしていても所属していることがわかれば大丈夫!

自分がその場で電話に出られれば一番なのですが、たまたま席を外していたなんてこともありえます。営業などで外に出ていたなんてこともあるかもしれません。

しかし、本人が電話に出られなくとも、電話でその人がきちんと会社に籍を置き、働いていることが分かればそれで問題はありません。

担当者「もしもし。私、鈴木と申しますが、田中さんはいらっしゃいますか?」
電話対応者「あいにく、田中は今、席をはずしています。」
担当者「かしこまりました。では、また改めて(携帯の方に)掛け直します。」

本人がいないので在籍確認が取れてないと思えますが、これでもOKです。要は、会社できちんと働いて収入を得ていることがわかればいいのです。

最初の審査に通り、他の提出書類等にも問題がなければ、ほぼ審査に通ったと考えていいでしょう。

貸金業者は配慮して電話する!しかし心配ならば先に手を打っておく

在籍確認は、会社への連絡ということで、どうしても不安になったり、審査に通らないのでは?と思ってしまうかもしれませんが、申込書に記載した通りに会社に勤めていれば、特に問題はないでしょう。

ただ、不安になる内容として、「審査に通るだろうか?」ということももちろんなのですが、在籍確認の場合、「会社の人にカードローンの申し込みがバレてしまうのではないか?」「席をはずしている時に電話がきて、電話を取った人が感づいてしまうのではないか?」と言うことが大きな心配点でもあります。

しかし先の一例でわかる通り、個人名での電話で貸金業者とわからないように配慮するので、心配はいりません。とはいえ、たまたま電話対応した人が自分にも覚えがあったりしたら気づいてしまうかもしれませんが…。

また、消費者金融では会社名を名乗ることはないのですが、銀行の場合、銀行名を言う場合が多々あります。(銀行の場合は、カードローン以外の取引もあるので、気にならない人もいるかもしれません。)

どうしても心配な人は、先に手を打っておくということで一つの対策になります。

よくある手法は「クレジットカードを作った」と先に周りに言うことです。

クレジットカードでも在籍確認は行われますし、別の人が電話を受けたとしても「あぁ、クレジット会社からだな」と思うぐらいです。カードローンよりもずっと周りに言いやすいのではないでしょうか。

どうすればいい?在籍確認の対応ができない勤務状況の場合の対処法

貸金業者からの電話だとわからないと言っても、職場によってはどうしても個人宛ての電話が通常掛ってこないために不振がられる場合があります。部署によっては、外部からの電話を繋げない所もあります。また、今は個人情報の観点から、個人からの電話には対応してくれない会社もあります。

特にアルバイトやパートでは、違和感を感じる職場も多いかもしれません。今は、若い人は電話連絡では携帯を使うので、会社を通して電話となると、不振に思われることもあり得ます。

しかも、そんなアルバイトなどは、それこそ在籍確認は避けられない工程です。

では、そんな時はどうすればいいのでしょうか?

先に挙げた、クレジットカードというのも一つの手です。

在籍確認ナシのWEB申し込みもあるが対応している業者は少ない

「できれば、在籍確認がないカードローンを利用したい。」そう思う人もいるでしょう。そんな所はあるでしょうか。

実は、100%在籍確認がないとは言い切れないのですが、「WEB完結」という方法があります。

WEB完結とは
厳密に言えばWEB=インターネットという意味ではないのですが、ここで言うWEB完結とは、インターネットだけでカードローンの申し込みができることを表しています。手続き完了までをパソコンやスマートフォンを使って行えるので、スムーズに手間なく借り入れができると考えてよいです。

WEB完結という方法でカードローンに申し込みをすると、書類の郵送や在籍確認を含む電話連絡がないために誰にも知られずに借り入れができます。周りに知られたくない人には、オススメの申し込み方法です。

WEB完結を取り扱っているカードローン

  • モビット
  • プロミス
  • みずほ銀行カードローン
  • セブン銀行  など

モビットの場合、「電話連絡、郵送なし」と表記されており、プロミスの場合は、「郵送とカード発行がない」となっています。みずほ銀行の場合、「郵送、来店不要」という形でWEB完結表記がされています。

これらからわかるように、WEB完結という申込方法も貸金業者によって違いがあり、細かく言えば、郵送のみない場合と郵送以外にも電話連絡がない、借り入れ手続きもWEBで行うなど、いろいろ対応が変わります。

また、在籍確認が関係してくる電話連絡ですが、基本的に電話連絡がないとなっていても必ず電話がないというわけではなく、業者の方が必要と判断された場合には、当然電話連絡が入る可能性があります。あくまで基本姿勢として電話連絡がない程度、と捉えていた方がいいかもしれません。

セブン銀行でも、在籍確認について「勤務先に原則として連絡することはありません。」となっています。しかし、「場合によってはご連絡することがあります。」とも記載されており、必ず勤務先に連絡が入らないとも限りません。

一見便利な「WEB完結」ですが、そもそも扱っている業者がまだまだ少ないということや、それぞれ業者で条件が他にも付いていることもあるので、安易に申し込みをせず、よく説明を読んでから申し込みした方がいいでしょう。

ちなみにWEB完結対応の場合、在籍確認の代わりとして書類提出が必要になってくることが多々あります。

在籍確認の代わりに用意が必要とされる書類の一例

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
  • 収入が確認できる書類(源泉徴収票、税額通知書、所得証明書、確定申告書、間近な給与明細書など)
  • 勤め先が確認できる書類(健康保険証、間近な給与明細書など)

大抵の場合、どれか一つというよりもいくつかを提出する必要が出てくる可能性があります。

学生ローンのアルバイトの場合は、在籍確認はない?

アルバイトをしている人で学生の場合は、学生ローンを利用するという方法もあります。

全てではないですが、学生ローンの場合、基本的に在籍確認を行わない業者もあるのです。もちろん、これも絶対ではなく必要と判断されると電話はあります。が、本人の了承を得てから電話があるので、無闇に心配する必要はありません。

また、借り入れの条件として、学業に準ずる理由での借り入れが学生ローンの基本であったり(それ以外の理由で借りられるところも中にはありますが)、年齢もやはり20歳以上と言うところも 少なくありません。

条件や内容を考えてみて、やはり気になる方は、一度自分にあった学生ローンを探してみるのも一つの方法です。

これだけは絶対にやめよう!アリバイ会社の利用は犯罪になる

「在籍確認が面倒」「会社にバレたらどうしよう」など、どうしても避けたいと考えている人の中にはアリバイ会社を利用する手を思いつく人もいるかもしれません。

しかし、ちょっと待ってください。

アリバイ会社を使って偽装した場合、詐欺罪に問われる可能性も出てきます。

アリバイ(偽装)会社が行っている主な内容

  • 偽物の書類発行
  • 在籍確認等での電話対応
  • 郵便物を転送する
  • 保証人を立てる など

どれも本当のものではなく、偽物だったり架空のものだったりします。「少しぐらいいいだろう」と思うかもしれませんが、実際に2011年には逮捕者が出ています。

これらはやはり犯罪となってしまいますので、安易に利用を考えないようにしましょう。

在籍確認で困った時は、諦める前に事前に相談をするべし!

貸金業者も千差万別で、アルバイトなどの場合には、収入の安定に不安が残るということで在籍確認をしっかりと行うところもあれば、銀行などは配偶者に安定した収入があるから、在籍確認はさほど厳しくしなくともいい、と判断する場合があります。

一見すると、消費者金融と銀行でもこれらのように大きな違いがあると言えます。と言うと、さらに在籍確認に対して「大丈夫だろうか」と不安になってしまうかもしれません。

WEB完結での方法もあるのですが、誰もがその方法で申し込みできるとも限りません。

そんな時は一度冷静になって、貸金業者に相談、問い合わせをしてみるのもありだと思います。特に昨今、在籍確認方法として行われる個人名での電話に対応しない会社もあるぐらいです。心配するぐらいならば、最初に聞いてみるのが一番です。

また、在籍確認としての電話連絡に対して、アルバイトだと電話対応してくれないなど、勤め先の事情を説明して別対応を相談することもできます。貸金業者の方も、一人でも借入可能な顧客いたらぜひ利用してもらいたいと考えているのですから、相談に乗ってくれるはずです。

WEB完結対応がないとされている貸金業者も、書類提出などの別対応をしてくれるかもしれません。

在籍確認があるから借り入れができない、と諦めるのではなく、まずは相談するところから初めてみませんか?

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