インターネットでは様々な情報が飛び交っており、どれが本当でどれがウソか、わからない時があります。カードローンにおいても同様で、情報としてどれを信じていいのかわからない人もいることでしょう。
特に条件が悪いフリーターの場合、お金が借りられないと思っている人もいますが、口コミ等を見ると、実は借りられるという話もよく出てきます。
これは本当なのでしょうか?条件や口コミから考えてみたいと思います。
ウソ?本当?カードローンではどのような口コミがあるのか
お金が必要でカードローンを申し込みしたいと考えた時、今はほとんどの人が、当然のようにインターネットで情報収集しているのは確認するまでもないでしょう。
そのインターネットでの情報もどこまで本当なのか、わからない事も多いでしょう。特に口コミというものは、もちろん印象のいいものもありますが、見ようによってはあまり印象のよくないものも紛れています。
カードローンでよく見る口コミはどんなものがある?
カードローンにおいてよく見る口コミは、大抵の場合、消費者金融に対して、特に審査や担当者の対応について書かれているものが多いようです。その人本人の現状と審査の結果について書かれていることもあります。
ただし、審査の結果について「何故審査に通ったのか」「審査に落ちた理由について」などの判断基準がわかるようなことは、本人にも教えられないことになっているので、それについては書きようがないはずです。
よくある口コミの例
- 審査に落ちた。納得がいかない。
- 担当者の対応が悪かった。印象がよくなかった。
- 根ほり葉ほり聞かれたのに審査に落ちた。
- 審査の回答まで長く待たされたのに結果落ちた。納得がいかない。
- 過去に債務整理を行ったが、今回審査に通った。ありがとう。
- アルバイトなのに審査に通った。
- 急いでいたが、即日で借りることができた。
- 担当者が丁寧で相談に乗ってくれた。審査に通ったのは担当者のおかげ。
統計やアンケートを取ったわけではないですが、口コミを見て、誰もが気付いたのではないでしょうか?
カードローンの口コミにおいて、審査結果によっていい印象と悪い印象とはっきりと分かれています。大抵、審査に通れば審査が甘く良かったという好印象の口コミが多く、審査に落ちると審査が厳しかった、対応が良くなかったという、あまり良くない印象の口コミが多くなります。
当たり前かもしれませんが、結果しだいでその人の貸金業者へのイメージが大きく変わります。審査の結果が悪ければ、その悔しさを口コミで解消するしかないのも仕方がないのかもしれません。
口こみも様々!いい口コミもあれば悪い口コミもあるのは当然?
その口コミですが、上記の一例で示したような書き込みのタイプから、情報のホームページであちこちの口コミを整理しまとめたものなど、いろいろあります。
どちらにしても、その内容について書き込みした人間がどこの誰だかわからないようになっているので、ある意味無責任に書き込もうと思えばできます。ウソの書き込みだったり、悪意ある書き込みも可能です。
しかし、逆を言えば、自分の経験や失敗が他の人の役に立つなら、と好意を持って情報提供してくれる書き込みもあります。
実に様々な口コミがあるのは確かです。言葉尻でニュアンス的にそうなのかなと感じるものはあるかもしれませんが、ウソや悪意ある口コミや良い情報提供となる口コミがどれかは判断付きにくいというのも事実です。
フリーターは借りられる?口コミから見たフリーターの状況とは
いろいろな職業や職種の方がいるのですが、その中でも一見、カードローンが難しいと思われる状態の人たちがいます。フリーターと呼ばれる人たちです。
そのフリーターの方ですが、カードローンを組むことは可能なのでしょうか?まずは、口コミから様子を見てみたいと思います。
フリーターの借入れ口コミの例
- フリーターでも勤続年数が長かったのが良かったのか、銀行のカードローンの審査に通った。
- 過去の借金の履歴が綺麗だったからか、フリーターでも借り入れすることができた。
- 在籍確認の電話が基本ない所でもフリーターだからか、電話があった。しかし、審査は通った。
- フリーターでも10万円の枠で借り入れすることができた。 など
こうやって見ると、フリーターでもカードローンの審査に通る可能性があることがわかります。
もちろん、フリーターもいろいろあり、正社員同様、勤続年数も短い人から長い人もいます。また、年収も同様で、小額の人もいれば、正社員以上に稼いでいる人もいます。
そうやって考えると、同じフリーターでも属性の細かな所が違うので、審査の通過の可否は人によって大きく変わると言えるでしょう。
もちろん、それ以前に基本的には、就業形態という部分で見ればフリーターは、属性が良くないと言えることは間違いありません。それ以上に関しては個々の問題が関わってきます。
フリーターは属性が低い?その属性は審査の判断に大きな影響がある
そもそも属性で見たフリーターの立ち位置で考えると、審査に通りにくいのは間違いないと言えます。
ちなみに属性とは、カードローンの審査を行う際に見られる申込者個人の情報から、収入に関わる勤め先や職業に関する情報、持ち家かどうかや、家族の状況などをいいます。その属性の状況の一つ一つを、点数をつけて判断材料にします。
申込者の個人情報に関する内容 | 名前 住所 年齢 電話番号 など |
---|---|
勤務先や会社に関する内容 | 職業 年収 会社の規模 勤続年数 など |
家庭や家族に関する内容 | 家族人数 持ち家か借家か 住居年数 固定電話の有無 など |
一見カードローンに関係がないように見えますが、例えば家が借家で住居年数が短い場合や固定電話がない時は、何かしらあった場合にすぐに引っ越しされてしまう可能性も考えられると判断されてしまったり、扶養家族が多い場合は借金の返済にあまりお金を回せないのでは?とも考えられてしまいます。
生活するということはお金が必要で、遠まわしに借金の返済ができるかどうかに繋がってくるため、関係ないようなことも聞かれるのです。
フリーターは非正規で働いている人たちを言う!派遣社員もフリーター
フリーターの属性が低いとは言いましたが、ではそもそもフリーターはどのような状態のことを言うのか。意外にきちんとわかっていない方もいるのではないでしょうか。
よく勘違いされているのは、言葉から自由気ままに働いているような印象を受けており、あまり働いていないと思われがちです。
もちろん中には一部のイメージにあるような、あまり働かずにいる人もいるかもしれませんが、厳密に言えば、そうとは限りません。中には、労働時間だけで見ても他の人たちよりも何倍も働いている人もいますし、年収だけで言えば平均年収をはるかに超えている人だっています。
フリーとアルバイトを合わせた造語。正社員ではなくアルバイトやパートとして就業、または、就業しようとしている。厚生労働省による年齢の定義としては、15~34歳となっている。(年金の25年支払いで考えると34歳までに就職の必要があるため)2015年度には、全国に167万人いると言われている。
ちなみに学生や主婦はここには含まれません。そしてアルバイト、パートが代表としてよく挙げられるのですが、派遣社員や契約社員もここに含まれます。
よくニートとフリーターと混同される人がいるのですが、ニートはまた少し意味合いが違います。
元々はイギリスから発生した言葉(略語)。就労も通学もしていない人を指しています。(年齢の定義は、フリーター同様15~34歳)フリーターと大きく違うのは、「働いていない」「働く意思がない」という点です。現段階で就労していなくとも働く意思があり就職活動をしていれば、フリーターに分類されます。
ニートとフリーターははっきり言えば違うものではあるのですが、見方によってはその対象者が「働く意思があるのかないのか」で判断が大きく変わってくるのですが、その判断部分が曖昧でわかりにくいと思う人もいるかもしれません。
フリーターでも借りられる?貸金業者のホームページから見た条件は
口コミや情報サイトでは、フリーターという部分でだけ見れば、カードローンでの借り入れは可能という意見で占めていました。
しかし、実際はどうなのでしょうか?いろいろなカードローンを扱っている業者の条件や説明を見てみます。
消費者金融 銀行 |
申込条件 |
---|---|
アコム | 20歳以上 安定した収入と返済能力がある 会社基準を満たす |
アイフル | 満20歳以上 定期的な収入と返済能力がある 会社基準を満たす |
プロミス | 20歳以上69歳以下 安定した収入がある |
株式会社新生銀行レイク | 満20歳~70歳 保証会社の保証を受けられる 原則安定した収入がある 当行に他のカードローンの契約がない |
三井住友銀行 カードローン |
満20歳以上満69歳 原則安定した収入がある 保証会社の保証を受けられる |
三菱東京UFJ銀行 「バンクイック」 |
満20歳以上65歳未満 保証会社の保証を受けられる 原則安定した収入がある |
楽天銀行 「スーパーローン」 |
満20歳以上62歳 勤めていて毎月安定した収入がある 専業主婦 楽天カードまたは株式会社セディナの保証を受けられる |
※商品が改定されれば、条件が変わってくる可能性もあります。
消費者金融 銀行名 |
フリーターに関係する説明 質問等での回答 |
---|---|
アコム | 条件表記のみで説明なし |
アイフル | よくある質問でパート・アルバイト・派遣・出向・嘱託社員も「定期的な収入と返済能力がある」という部分で含まれている |
プロミス | パート・アルバイトによる安定した収入がある場合は可能 |
株式会社新生銀行レイク | パート・アルバイト等でも安定した収入があるなら可能 派遣社員では、勤め先と勤務状況が安定していれば可能 |
三井住友銀行 カードローン |
条件表記のみで説明なし |
三菱東京UFJ銀行 「バンクイック」 |
パートやアルバイトも原則安定した収入があれば可能 |
楽天銀行 「スーパーローン」 |
パート・アルバイトも可能(申込ページへのリンクあり) ただし、アルバイト・パートは(専業主婦も)60歳以下 |
条件や説明ではこのようになっています。
アルバイト等も可能なのは申し込みに関して!表記がない場合もある
消費者金融にしても銀行にしても、条件には必ず「安定した収入がある」ことが明記されています。これに関しては、返済を考えれば当然のことでしょう。ここにはあげなかったのですが、カードローンによっては(特に銀行では)、年収についても条件づけされている所もあります。
肝心のアルバイトやパート(派遣社員まで表記されていない場合が多いのですが、一緒と考えても問題ないと思います。)に関しては、「よくある質問」のコーナーで説明されている所が多くありました。もちろん、ホームページ上の商品のアピール内容として表記されている所もあります。
アルバイト、パートに関しては、可能と表記されている所が多かったのですが、ここで注意が必要です。
可能となっているのはあくまで申し込みであって、借入れが可能かどうかまでは、表記されていませんでした。
業者の中には、アルバイトやパート、派遣社員について、(申し込みが)可能かどうかの表記がない所もありました。しかし、逆に条件を正しく理解すれば、どんな就労形態だろうと関係なく安定した収入があれば申し込み可能と判断できます。
そうやって見ると、アルバイトやパートだからと言って(審査の通過の可否は別にして)借り入れが不可能ではないということが言えます。
イコール、フリーターは最終的に、借り入れが不可能ではないということです。
もし、アルバイトやパートだから申し込みができないとなれば、それはきっとカードローンの説明にあるはずです。
条件だけでなく総合的に判断する借りられないわけではないが難しい
ただし、忘れてはいけないのは、先ほども言ったとおり、申し込みが可能となっているのであって、借り入れが必ずできるとは限りません。当然、審査があります。
また、その審査に関しても上記で説明した通り、属性という点でみるとフリーターであるアルバイトやパートは、評価が低く見られています。
属性も他の項目があるので一概には言えないのですが、就労形態で言えば、正社員よりもかなり出遅れていることには間違いがありません。
よってフリーターの場合、カードローンでの借り入れは可能だが、できるかどうかの確率で言えば、かなり難しいと考えておくと余計な期待はしなくてすみます。
ただし、口コミにもフリーターでも借り入れができた人の声もあるのも、間違いではないとも言えます。後は、自分の別項目の評価や過去の借金の記録、申込時の姿勢にもよるかもしれません。