> > > フリーターで現在無職!でもカードローン可能かは本人しだい

フリーターで現在無職!でもカードローン可能かは本人しだい

昔の日本は終身雇用が当たり前だったのですが、今はそうとうも言えなくなりました。定職につかないままフリーターとして生計を立てている人も多く、非正規雇用者の待遇について社会問題にもなっています。

カードローンの審査においても正規雇用と非正規雇用に差についてはあるわけで、どうしても正規雇用の方が審査には有利です。しかし、だからと言ってアルバイトやフリーターの人が審査に通らないわけではありません。

では、フリーターでも無職の状態になった場合はどうなるのでしょうか。フリーターという就業形態を整理しながら、考えてみたいと思います。

今は当たり前になった?アルバイトやフリーターの人は多い

若い頃はよくアルバイトをしていたという人は多いでしょう。以前はその後、定職について安定した生活を過ごすのが当たり前にようになっていました。

対して、今は若いうちのアルバイトは変わらないものの、そのままずっとアルバイト生活を過ごす人も多く、アルバイトでなくとも契約社員や派遣社員という就労形態を取っている人も少なくありません。

契約社員も正確にはフリーターになる?フリーターとは?

定職につくのが一番良いという考えは未だ残っているものの、「無理に就職しなくても構わない」「フリーターの何が悪い?」とフリーターで生計を立てている人も増えてきました。

もちろん、フリーターそのものは悪いことは何もないのですが、このフリーターという言葉、意味がよくわからずに使っている人もまだまだいます。一度整理してみます。

フリーターとは
フリーアルバイターの略で、15歳~34歳までの間で正社員以外の就労形態で生計を立てている人を指します。パートやアルバイト、契約社員もここに含まれます。学生や主婦は入りません。

今は非正規雇用の中でも契約社員や派遣社員がかなりの比率で増えました。

契約期間や待遇の問題でもよく取り沙汰されますが、派遣社員や契約社員も定義で言えば、フリーターになります。

ちなみにニートとフリーターを混同している人もいますが、ニートの場合は、同じ15歳~34歳で通学、仕事をしていないだけでなく、働く意思もない人たちを指します。元はイギリスが使っていた言葉だそうです。

ところで何故15歳~34歳と年齢が定義されているのか(内閣府も厚生労働省も年齢設定を15~34歳としています。)不思議に思う人もいるかもしれません。実は、これは年金が関係しています。

将来、年金を貰うには、25年以上の支払いが必要です。定年を60歳とした場合、年金をもらうには60歳-25年=35歳。ということは、それまでに就職して年金を払えるようにする必要があります。そのため、ニートやフリーターの定義に34歳と言う数字がでてくるのです。

フリーター=(イコール)無職ではない!ならばカードローンは可能

そのフリーターの場合、収入に不安が残っている部分もあり、いざまとまったお金が必要な時に手持ちがないとなると、他に充てがあればいいのですが、無ければカードローンを検討することになるでしょう。

しかし、パートやアルバイト、いわゆるここで言うフリーターは、カードローンの審査において属性で見るとかなり不利になります。

ちなみに、属性とは、個人の名前や年齢、住所から、年収や勤続年数などの勤め先の情報、他には住んでいる家の形態や家族構成までの細かな情報を指します。これが申し込みした人への融資が可能かどうかの判断に使います。

申し込みした人が返済できるかどうかを見極めるための審査なので、その人の勤め先の情報や年収はかなり大きな審査ポイントとなります。

カードローン審査においてフリーターはかなり不利!でも融資は可能

そこでフリーターという就労形態は、審査ではどのような扱いになるのかを見てみます。

上の方がより審査の通りやすい職業(就労形態)になります。

公務員

大企業の正社員

中小企業の正社員

契約社員・派遣社員・アルバイト・パート・自営業(個人事業主)

専業主婦
ここで見るとフリーターは、契約社員やアルバイトなどになるので、下から数えた方が早く、どちらかと言えば審査には不利になります。審査では、属性と信用情報を見て判断されます。

例え、がむしゃらに働いて月収が正社員よりも多かろうと、基本的にはこの順位は変わりません。金額ではない部分で評価されてしまうのです。

しかし、まったく審査に通らないわけではありません。よく、消費者金融のホームページにも、「パート・アルバイトも融資可能」と表記されている所があります。わざわざ表記しているような所は、フリーターでもお金が借りられる可能性は大いにあります。

審査は他の項目もある!他の評価が低ければ審査通過率は下がる!

忘れていけないのは、就労形態で言えば確かにフリーターでも審査に通る可能性はあるが、審査ではそれ以外の点も見られると言うことです。他に評価が良くない項目があれば当然審査に通る可能性は下がってきます。逆に評価がよい項目があれば、審査の通過率は上がってきます。

属性でも重点をおかれている項目

  • 年齢
  • 年収
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 住宅ローンや家賃の負担額 など

もちろん他にもありますが、特に重要視されている項目での評価が低いと当然審査に大きく影響します。

例えば勤続年数が短ければ、「この人は、一つの仕事が長く続けられない?収入が安定しにくいのでは?」と思われることもあり得ます。

年収が低くても家賃の高い所に住んでいれば、当然「返済に充てるお金があるの?」と思われてしまいます。

フリーターの場合は、年齢もかなり影響を与えるかもしれません。20歳でフリーターをやっている人と30歳過ぎてもフリーターをやっている人を比べた場合、差別するわけではないのですが、当然30歳過ぎの人の方が生活に安定性がない印象を受けます。イコール、返済も本当に大丈夫か心配になります。

もちろん属性以外の信用情報と言われる部分で、金融機関との取引において過去に延滞や債務整理を行っていれば、フリーターかどうか以前に審査に落ちてしまいます。

よく「フリーターだから審査に落ちた」と捉える人がいるのですが、それ以外にも審査に落ちる要素がなかったのかを顧みる必要があります。審査ではあらゆる面を見られます。

まずはフリーターかどうかという点だけで見れば、その部分だけで審査に落ちることはありません。

フリーターでも無職ならばまず審査に通らない!安定した収入は必須

フリーターは非正規雇用であるのですが、アルバイトなどで収入がきちんとしていれば、「フリーターという点だけで審査に落ちることはない」と言う点はわかったと思います。それ以外の項目も大切だと言うこともわかりました。

フリーターの場合に心配になるのは、無職の状態になった時です。もちろん一つの勤め先に長く続けて頑張っている人も多くいます。しかし、中には職を転々とする人がいるのも確かです。

その場合、間を開けずに次の働き口が見つかればいいのですが(それでも審査の段階で、勤続年数の所で引っかかるかもしれませんが)、どうしても「無職」になってしまいます。

無職になってしまった場合は、話が変わってきます。

カードローンの審査において借入不可能なのは無職の人!

最初の説明でもわかったと思いますが、フリーターと無職はイコールではありません。

無職とは
決まった職についていない、または会社に属していない人のことをいいます。一見、何もしないだらしない印象を受けるかもしれませんが、働いていないことを意味しているため、年金暮らしのお年寄りや専業主婦、学生もここに含まれます。

審査で大きく問題になるのは、「安定した収入があるか」ということです。これは、どんな職業でも同じです。

無職の場合、この「安定した収入」については、まったく条件に沿っていないことになります。

一目瞭然です。

また、消費者金融では「総量規制」の問題もあります。

総量規制とは
2010年に完全施行された貸金業法の中で決められた項目の一つで、それ以前に社会問題にまでなった多重債務や自己破産が増えたことへの対応策として、消費者金融などの金融業を営んでいる業者は、申込者(債務者)の年収の三分の一以上の貸し付けをしてはいけないことになりました。

年収の三分の一以上の貸し付けは禁止。と言うことは収入が0円ならば、貸付額も当然0円になってしまいます。

銀行に関しては、貸金業法の対象外になるので、総量規制も関係ありません。しかし、消費者金融よりも審査が厳しいと言われている銀行ですから、消費者金融以上に審査に通る可能性は低いと言えます。

ただし、無職でもお金が借りられる人もいます。それは、専業主婦や年金生活者です。

少し余談になってしまうのですが、専業主婦の場合、配偶者に安定した収入があれば銀行での審査に通ることが可能です。また年金生活者の場合、年金を収入とみなして融資対象とている金融機関もあります。学生の場合は、学生ローンを扱っている専用の業者で借りることもできます。

これらからわかるように、無職の場合は一部例外を除いて全く審査に通ることはできないと言えます。

融資を受けたいならばまずは無職から脱することが必要!

結果として言えば、「フリーターだけというならばカードローンは可能だが、無職の状態ならば審査には通らない」ことになります。

どうしてもお金が借りたいのならば、まずは職を見つけることが最優先です。

基本的には、これが一番です。

ただ大抵の場合、働きだしてすぐに審査に通るかどうかというと、先の説明にあったように勤続年数も審査の項目にあるので難しいかもしれません。

できれば、状況を見て融資してくれるような審査の緩い所を探す必要があるかもしれません。大手のようにデータですぐにコンピューター判断するような所は審査に落ちやすいと言えます。

なるべく、申し込みも手間がかからないような方法よりも、今後働き続けてしっかり返済できることを伝えられるような、対面や電話などで直接話ができる申し込み方法を選択することをオススメします。

また申し込み先も、柔軟な対応をしてくれるような中小規模の消費者金融を選ぶ方法も一案です。規模の小さな所の方が審査は緩く、それこそ話を聞いてくれます。

甘い言葉には要注意!闇金に捉まらないようにする

規模の小さな消費者金融は審査が緩いと言いましたが、気をつけなくてはいけないのは、闇金の存在です。闇金は、甘い言葉で誘ってきます。また、最初は優しく相談に乗るふりもします。そうとわかっていても、利用する人もいるぐらいに誘惑の力は大きいです。

  • 無職でも融資可能
  • 審査ナシ
  • ブラックでも融資可 など

これらの内容をアピールしています。スポーツ紙や雑誌の広告にも掲載しているので、安易な勧誘には乗らないようにしましょう。一度借りると借金地獄へと陥ります。

正規でも規模が小さな業者は知名度がないので闇金との見分けが難しいかもしれませんが、闇金の場合、貸金業者としての行政への登録番号を持っていません。

また、そもそもが違法な金利になっているので、返済に関しても金額のみの説明で金利を表記していません。(正規の業者は質問すればきちんと金利の説明はしてくれるはずです。)

口コミも参考になります。めぼしい消費者金融があった場合、先に調べることを行いましょう

どうしてもと言う時は働き方を工夫するなど一時しのぎの方法もある

なかなか働き口が見つからない場合、あまりオススメはしないのですが、まずは派遣社員として登録することや、個人事業主としてネットビジネスやアファリエイトを行う方法もあります。

もちろん、きちんと収入を得られるよう努力しないと後で返済の時に困ります。

あと一時しのぎとして、元々持っているクレジットカードのキャッシング枠を使う方法もあります。カードを持っている人に限っての話になりますが、クレジットのキャッシング枠は、おおよそ金額は少ないのですが、ないよりずっといいはずです。

もし担保になるような不動産等を持っている場合は、有担保でお金を借りることもできます。若い人ではなかなかそういう訳にはいかないかもしれませんが、もし自身の名義で担保にできる資産を持っている場合は、使う方法もあります。

どうしても生活に困ったら公的支援を求めることも一つの方法

働き口を見つけることが先だと言ったところで、人によっては「職を見つけて働いてお金が借りられるようになる前に、無一文になってしまう。無理だ!」と言う人もいるでしょう。最初の給料が入るまでの生活がもたない人もいるかもしれません。

そういう場合は緊急を要しますので、話が変わってきます。

このような場合は、公的支援を求めるのも一案です。面倒とか恥ずかしいとか言ってられません。

  • 生活福祉資金貸付制度
  • 教育訓練給付制度
  • 年金担保貸付制度 など

状況や人によっては、最終手段として生活保護の申請も考慮する必要があるかもしれません。

各地方自治体や社会福祉協議会で相談をしてみるのもありではないでしょうか。

まずは働いて収入を得ること!それが融資してもらうための最低条件

何にしても、金融機関からお金を借りるには「安定した収入が必要」で、きちんと返済する義務があります。

理由によってはフリーターとはいえ働けない人もいるかもしれないので、そのような人は、先に触れた公的支援と言う方法で対応するしかないかもしれません。

しかし一般的に働ける状況がある場合には、やはり働くという現状を作る必要があります。

なかなかすぐに自分の思うような働き先が見つからないということもあるかもしれません。しかし、条件にこだわらなければなんとか見つかるはずです。

まずはお金を借りるために、条件にこだわらず「勤め先」を作る為に働くというのもありではないでしょうか。

新着記事
カテゴリー
ページトップへ