カードローンを利用するようになって、お金をいつでも好きな時、必要な時に借りられるということはとても便利に感じているかもしれませんが、忘れてはいけないのが毎月の返済です。
口座引き落としの場合自動的に返済が行われるわけですが、口座残高が少なくなっていることをうっかりしていれば引き落とされないかもしれません。金額不足で引き落としが行われないまま時間がたつとブラックになる恐れがあるんです!
延滞でブラック登録の恐れあり
カードローンは契約だけして利用しないというのも自由です。必要な時に必要な金額を利用できるということがカードローンのメリットであり魅力ですからね。しかし、利用すれば返済がスタートします。
利用金額にもよっては一括で返済することも可能かもしれませんが、基本的には毎月一定額を返済していくことになりますよね。この返済日、うっかり忘れてしまったらどうなるのでしょうか。
返済しなければ当然カードローン会社から連絡が来ます。そこで返済忘れに気付いてすぐに振り込みをするようにすれば遅れた日数分の遅延損害金を支払うだけで済みます。しかし、ちょっとした遅れも続くようであればブラックになる恐れがあるんです。
返済が遅れている状態を延滞と呼びます。この延滞は長期間の延滞と数日を何回か繰り返す延滞に分けて考えてみましょう。
長期延滞は61日が目安
ブラックになってしまう長期延滞には目安があります。それが61日です。61日以上延滞をし続ければブラックになると言われているため、長期の延滞は危険であるという事は認識しておきたいですね。
長期の延滞となれば当然何度も督促を受けているはずです。最初は個人の携帯電話へ、連絡がつかない、督促しても返済が行われない、この様な状態で信用することは出来ませんよね。
長期の延滞はそれだけ悪質であるという判断になってしまいますから、分かりやすいブラック対象になるわけです。
数日遅れも3か月続けばアウト!?
返済期日を忘れて数日遅れてしまった、これだけであればブラック入りの心配をすることはありません。ただ、このうっかり忘れ、数日程度の軽い延滞が何度も続くようであればブラック入りしてしまう可能性が出てきます。
数日遅れの延滞は3か月続けばブラックになると考えていてください。誰にでもうっかりはあります。しかし、それが複数回続くようであれば明らかに返済能力に問題がある、不安があると見ることが出来るのです。
もちろん長期延滞の方が悪質ではありますが、毎月の支払い状況に遅延という記録が続けば返済能力に問題があるのは明らかですし信用に疑いが生じてしまうでしょう。その状態で次のローン申込を検討しても審査に通るのは難しいですね。
うっかり忘れをしないよう、返済日に遅れないように注意しよう
引き落としのメリットデメリット
口座引き落としでの返済は毎月指定口座から返済金額が引き落とされるという方法になります。この方法でのメリットは3つ挙げられます。
- 自身で振り込みに行く手間を省くことが出来る
- 返済日を忘れる心配がない
- 返済金額を間違える心配がない
このように、口座引き落としという返済方法は便利で楽な方法なのですが、デメリットもあります。
- 残高不足であれば引き落としが出来ない
- 返済できていないことに気付くのが遅れる
常に口座に十分な余裕金額が入金されていれば良いのですが、出費が多かったりすると返済金額よりも口座にある金額の方が少なくなってしまう場合があるかもしれません。そうなれば気づかないうちに延滞してしまう可能性があるのです。
このデメリットを防ぐため、うっかり入金忘れ、返済期日忘れを防ぐために利用できるサービスがあります。それが返済日お知らせサービスです。大手3社について紹介しましょう。
カードローン会社名 | お知らせ日 |
---|---|
プロミス | 返済予定日の7日前から前日まで 希望日を指定可能 |
アコム | 支払期日の3日前と当日に送信 |
モビット | 支払期日を7日前から当日まで 希望日を指定可能 |
このように、返済前、もしくは返済当日にお知らせメールが届くことで口座残高不足に対応できるわけですね。無料で利用できるサービスですから、ぜひ利用しておきましょう。
残高が不足する前に入金できるよう、返済日お知らせメールを活用しよう
返済期日に間に合わない時は?
返済期日に間に合わないことが事前に分かっていた場合、どのような対応をすべきでしょうか。返済できないものは仕方ないとそのままにしておきますか?それはNGです。
事前に連絡をすることで返済日の相談ができるだけではなく、返済日を変更することが可能な場合もあります。代表的なカードローン会社への連絡先、対応方法について紹介しておきましょう。
カードローン会社 | 連絡方法 | 対応方法 |
---|---|---|
プロミス | プロミスコールへ電話 | 返済期日の相談を行う |
アコム | 総合カードローンデスクへ電話 支払期日前であればプッシュホンサービスへ電話 |
返済期日の相談を行う 支払期日前であれば支払予定日の変更が可能 |
モビット | コールセンターへ電話 | 返済期日の相談を行う |
返済できないことが事前に分かっていれば速やかにコールセンター等へ連絡するようにしましょう。事前に連絡があるだけで同じ返済遅れでも印象が違ってきます。ただ延滞するとうっかり忘れなのか、何か返済できない事情が起きてしまったのか知ることが出来ません。
携帯電話への連絡も繋がらければ勤務先に電話が来る可能性もあります。自宅に督促状が届くこともあるでしょう。しかし、事前に連絡をしていれば督促の連絡が来ないというメリットがあります。少なくとも相談して決まった返済日までに返済してしまえば問題ないのです。
返済期日に間に合わない、返済金額を用意できない状況になった際は、速やかに連絡をするようにしておきましょう。
ブラックはローン利用に影響
ブラックという状態は新規ローンやクレジットカードの申し込み審査で不利になる、影響が出てしまうという認識はあるかもしれませんが、現在利用しているカードローンにも当然影響が出てきます。
新規ローンが利用出来なくても今契約しているカードローンがあるから大丈夫、その考えは甘いのです。カードローンは1年間や3年間といった契約期間が決まっていますが、この期間は自動審査による自動更新が行われるようになっています。
何も問題が無ければ年齢制限に達するまで継続して利用し続けることが出来るわけですが、延滞等でブラック扱いになれば更新時の審査で落とされてしまいます。更新時の審査で落とされれば当然更新は行われず、契約終了、利用停止となるわけです。
また、ブラックになるということは、あまりにも悪質な利用状況であると判断されたわけです。この場合、契約期間中でも利用停止になる可能性があるので、返済遅れには注意しましょう。