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カードローンがあっても大丈夫!?住宅ローンのお得な借り換え

住宅ローンは高額な借り入れになることがほとんどです。そんな高額なローンだからこそ金利も含めて出来るだけお得に、安心して利用できるものを考えて決めますよね。しかし、当時とは状況が変わって今より得する借り換えローン商品が出てきているかもしれません。

それなら借り換えしたい!そう考えたときに不安になるのがローン審査でしょう。今の自分の状況で審査に通るのか、カードローンの利用があるが不利にはならないか、そんな借り換えローンの審査について、そしてお得に借り換えるためのポイントについて紹介します。

カードローン利用は不利!?

住宅ローンのような高額ローンの借り換えは、うまくいけば十万円単位で返済総額を減額することが可能となります。だからこそどうしても審査には通りたいわけですが、やはり簡単ではありません。高額なローンだからこそ不安要素は少ない方が良いのです。

では不利になると思われる要素を挙げてみましょう。

  • 現在のローン返済で遅延、延滞がある
  • 住宅ローン以外にも利用しているローンがある
  • 住宅ローンの金額に対して収入が低い、不安定である

主に考えられるのはこの3点でしょう。まず現在のローン返済で遅延等の問題を起こしているのであれば、審査に通ることは極めて厳しいと考えてください。借り換え後も返済が滞る恐れがあるわけですから、そういうリスキーな貸し付けは行いません。

現在カードローン利用があるとすれば、関係してくるのは上記2点目の住宅ローン以外にも利用しているローンがある、というところでしょう。これは、他のローン利用がなければ有利ということであり、他のローン利用があれば確実にNGとはなるわけではありません

他のローンを利用し、返済をしている状況であったとしても、今までのローン返済で遅延等の問題が起きていないのであれば毎月しっかりと返済をする能力はあるという事です。

ですから、カードローン利用=NGということではなく、他の要素との兼ね合いで不利なのかどうかが決まると考えていて良いでしょう。しかし、カードローン利用が有利になる事はありませんから、解約できるようであれば解約しておくと安心ですね。

住宅ローンの審査基準は会社によって異なります。今の住宅ローンはその収入、勤続年数で利用できたかもしれませんが、借り換えを検討している住宅ローンでは基準を満たしていないという事もあり得るのです。

審査基準は住宅ローンの取り扱い先それぞれで異なるという事を認識しておきましょう。

カードローン利用があっても住宅ローンの借り換え審査に通ることは可能
ただしローン返済状況に問題がある、収入が審査基準をクリアしていない等だと
審査に通ることは難しい

カードローンを現在あまり利用していないということであれば、一度解約しておくのも1つの方法です。カードローンは即日利用可能なところも増えてきましたから、また必要な時に申し込みをすることも可能でしょう。

借り換えで得する条件

カードローン利用でも借り換えが出来る、もちろん他の要素で不安点があれば審査に落ちることもありますが、借り換えが利用できれば返済総額を減らすことが出来るわけです。しかし、借り換えで得をするかどうかはその人の条件によるのです。

借り換えで得をするかどうか、それを決めるポイントが借り換えでかかってくる必要経費です。必要経費が金利の差額分よりも大きくなければ、借り換えをしても損をするという事になるわけです。

  • 借り換えにかかる諸経費
  • 繰り上げ返済手数料
  • 印紙代、事務手数料等

これらの諸経費はいくらのローンで、何年返済を行うかによって異なりますが、多くの場合数十万円かかってしまいます。この手数料総額、ローン残高と返済期間によっては金利の差額分を上回ってしまうことがあるということは認識しておきましょう。

諸経費の計算は各金融機関に問い合わせてみると分かるので、しっかりチェックしておきたいですね。

借り換えをするときは金利分の差額だけではなく経費総額もチェックが必要
借り換えで損をする可能性はゼロではないということを認識しておこう

要注意!借り換えのデメリット

借り換えをすることで得をしないケースがある、得をするための条件がある、ということは紹介しました。しかし、住宅ローンの借り換えには他にも考えられるデメリットがあるのです。それが住宅ローン控除が受けられなくなる場合があるという点です。

住宅ローン控除は住宅ローンが10年以上残っている人を対象としています。借り換えをして金利分支払総額が低くなれば、返済期間も短くなってしまうでしょう。完済まで10年を切ってしまえば住宅ローン控除を受けることが出来なくなってしまうのです。

住宅ローン控除は最長10年、所得税からの控除を受けることが出来るというものです。その金額は最高20万円×10年=200万円と決して小さくは無く、無視することはできない金額です。

住宅ローン控除の金額と返済期間が延びる事での支払金利総額、どちらが得なのかしっかりと計算して確認することをオススメします。

借り換えまでの流れをチェック!

住宅ローンの借り換えをするにあたって審査があること、金利の差額よりも手数料が高くかかってしまう可能性があることなどを紹介してきましたが、実際借り換えをするとなった場合どのような流れで、どれくらいの期間で借り換えが成立するのかはご存知ですか?

住宅ローンの借り換えを申し込んで借り換えが成立するまでの流れ、必要となる書類についてチェックしておきましょう。

借り換えまでは2か月見ておこう

借り換えは申し込みをして審査に通ったら勝手に借り換えが行われるというわけではありません。様々な手順が必要ですし、当然用意しなければいけない書類というものもあります。実際借り換えが成立するまでは2か月は見ておきたいところです。

  • 借り換え先の決定、申し込み
  • 借り換え先ローン審査
  • 現在の住宅ローン契約先へ一括返済の連絡
  • 借り換え先ローン契約
  • 融資実行
  • 現在の住宅ローン全額繰り上げ返済
  • 抵当権抹消後、借り換え先での抵当権設定
  • 登記手続き
  • 返済スタート

現在の住宅ローン先で行う手続きとしては、全額一括返済の連絡、一括返済、抵当権抹消手続きぐらいで、あとは借り換え先とのやり取りになります。

ローン審査自体が3週間前後かかることが普通ですから、審査時間だけでも1か月弱、その他手続で半月~1か月と考えておけば良いでしょう。意外と時間がかかりますよね。

もちろん、審査にかかる時間は人によっても異なります。スムーズにいけばもっと早く手続きが済むかもしれませんし、逆にもっと時間がかかるかもしれません。余裕を見ておくと良いでしょう。

借り換えに必要な書類

借り換えの手続きを進める中で必要となる書類は多くあります。自分で用意しなければいけないものはしっかりとチェックしておきましょう。

  • 申し込み書
  • 本人確認書
  • 収入確認書類
  • 印鑑証明書
  • 団体信用生命保険申し込み書
  • 登記簿謄本
  • 売買契約書
  • 返済口座の通帳

借り換え先によって用意する書類は異なりますが、主にこれらの書類が必要となります。自宅にあるものだけではなく、税務署もしくは法務局などに行って取り寄せなければ行けないものもあります。

平日、休まなければいけないことが考えられますので効率よく入手できるように計画しておくと良いですね。必要書類が用意できなければ借り換え契約は成立しません。スムーズに契約手続きを進めたいのであれば、しっかりと余裕を持って準備するようにしたいですね。

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