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社長は不利なの?キャッシング審査のポイントをチェック!

サラリーマン、公務員、自営業に自由業、今の日本は働き方が多種多彩です。お金を借りる時も、働き方はかなり重要視されていました。公務員や会社員でなければ借りられないと言われたり、自営業は絶対無理だと言われたりと、様々な情報が飛び交ったものです。

でも、今は多様な働き方が当然になり、各金融機関は柔軟な対応を始めています。特に、今までは厳しいと言われていた自営業にも、門戸が開かれるようになりました。

とはいえ、それでも安定した会社員や公務員に比べれば、たとえ社長とはいえ、自営業でもまだまだ審査に不利だという噂も。

キャッシングする時に有利な条件とは?不利な条件の人はお金が借りられないのでしょうか?

どうして差がつく?働き方で違う審査での評価

キャッシングを申し込むには、どのような働き方をしている人が望ましいのでしょうか。一般的には、以下のような人たちが審査に通過しやすいと言われています。

  • 会社員(正社員)
  • 契約社員
  • 派遣社員
  • アルバイト、パート

正規社員、非正規社員では別れますが、基本的には「会社で働いている人」だと考えられます。会社という組織はしっかりした基盤があるため、安定した収入が期待できるからだと言えるでしょう。

昔は借りるのが難しいと言われたアルバイトやパートでも、今はOKのところが増えています。

お金を借りるのは、返済が何よりも重視されます。よって、収入があるかないか、安定しているかどうかが大変重視されるようになっています。収入がなければ借りることも難しいでしょう。無職の人はまず借りられないと言えますね。

審査では何を判断?働き方の重要性

審査では、こういった就労形態を重視します。会社員を始め、安定した収入が期待できる働き方であれば、審査で有利になると言われていますし、実際にその通りだと断言しても良いでしょう。それくらい、「安定している」ということは、お金を貸す側にとっては重要なのです。

  • 安定した収入がある=安定した返済ができる

安定した収入があれば、安定した返済ができるということが予想できます。だからこそ、審査では就労形態を重視するのですね。

では、自営業者はどうなのでしょうか。以前から、自営業者は審査で不利だと言われています。もし本当だとしたら、それはどういった理由でのことなのでしょうか。

安定していてもNG?自営業者の不利な点とは

自営業者にも色々な種類があります。自分でお店を経営している人、仕事を受注している人、いわば個人事業主と言われる人たちのことですね。この人たちは、キャッシングの審査ではあまり歓迎されないと言われています。

  • 収入が安定しないと言われている
  • 規模が小さいと倒産しやすい可能性がある

実も蓋もないと言えばそれまでですが、やはり自営業者の弱点は、こういった部分にあると言えるでしょう。大きな会社と違い、自営業は倒産の可能性が高いことは否定できません。全ての自営業がそうだというわけではありませんが、やはり審査で不利に働いてしまうのは仕方ないでしょう。

とはいえ、自営業者でもキャッシングが全くできないというわけではありません。限度額は低くなりますが、審査に通過することも充分ありますし、利用を続けて誠実な返済を繰り返していくうち、限度額を上げていくことも可能ですよ。

事業資金は別商品!個人向けとは違う審査基準

自営業者のキャッシングと言うと、事業資金を思い浮かべる人も多いかもしれません。規模が小さな自営業は、資金繰りが大変になってしまうこともあります。そんな時、手軽にすぐに現金が用意できるキャッシングはとても魅力ですよね。

でも、大抵のキャッシングでは、事業資金への利用をお断りしています。

キャッシングはあくまで、個人に向けた融資であり、事業に利用するお金ではないという姿勢を貫いているキャッシング会社がほとんどです。

自営業者向けの資金繰りとして、銀行や公的機関もあるのですが、審査に時間がかかるため、急ぎの資金調達には向いていません。自営業者はキャッシングに関して、個人融資としても事業資金としても、かなり難しい立場に立たされることが多いと言えるでしょう。

消費者金融で借りられる!事業資金OKのキャッシング

消費者金融は、一般的には個人向けの融資をメインで取り扱っています。普通に気軽に利用できるキャッシングを始め、他社からの借り入れをまとめるおまとめローンなど、個人に向けた商品が有名ですね。

しかし、中には、自営業者が事業資金として利用できる、ビジネス性の強い融資も行っています。中小の消費者金融より、大手の消費者金融で見られるようになってきました。その代表がアコムです。

項目 内容
消費者金融 アコム
商品名 ビジネスサポートカードローン
使途 自由(事業資金OK)
限度額 10万円~100万円
100万円~300万円
金利 12.0%~18.0%
12.0%~15.0%

このビジネスサポートカードローンは、主に自営業者をターゲットとした商品です。使途は完全に自由で、事業資金として利用することができます。限度額、金利は2種類に分かれていますので、必要な方を選ぶと良いでしょう。

信用の積み重ね!自営業者も借りられるようになる!

アコムのビジネスサポートカードローンに限らず、今は自営業者に向けたキャッシングやカードローン商品が提供され始めています。しかし、一般のキャッシングやカードローンに比べると、やはり多少の違いはあるようです。

  • 限度額が低めに設定されることが多い

一般のキャッシングなら、最大限度額が500万円というキャッシング会社でも、自営業者向けの商品だと、それよりも低くなることが多いようです。やはり、自営業の安定性に関わって来るからだと予想できます。最初の個人限度額の設定はもっと低く、不自由を感じることもあるでしょう。

とはいえ、自営業者だからと言って、ずっと不便である必要はありません。借りる、返済するということを、期日通りにきちんと繰り返して行けば、そのうちに信用を積み重ねることができます。

信用が積み重ねられれば、限度額の設定を上げることもできるようになります。最初は不自由な時もあるかもしれませんが、金融機関の信用を獲得できるように頑張って下さいね!

無職はNG!それでも例外アリのキャッシング!

キャッシングの審査では、何よりも返済能力がチェックされます。自営業者より審査に通過することが難しいと言えば、何はなくても無職の人でしょう。収入のない無職の人は、どう頑張ってもお金を借りることはできません。

しかし、そんな無職でも、実はひとつだけ例外があります。

  • 専業主婦はキャッシングをすることが可能である

家のことを一手に引き受ける専業主婦は、社会的には無職というカテゴリーになります。それでもキャッシングをすることができるのは、ご主人に安定した収入がある場合です。

ご主人の返済能力が、専業主婦の返済能力になるという考え方ですね。

家計を握る専業主婦だからこそ、余分なお金が必要な時もあります。無職だから……と諦めていた人もいるかもしれませんが、ご主人に安定した収入さえあれば、キャッシングに申し込むことが可能ですよ。

在籍確認はどこに?専業主婦が借りる時のポイント

専業主婦でもキャッシングに申し込むことができますが、悩みがちなのが在籍確認です。在籍確認は必ず行われますが、その内容としては「申し込み者の職場に電話をかける」というものです。

専業主婦は無職ですので、職場がありません。では、返済の元となっている、ご主人の会社に連絡が行ってしまうかも?と心配している人が実に多いのです。でも、そんな心配はありません。

  • 専業主婦の在籍確認は自宅に電話がかかってくる
  • 自宅に電話がなければ携帯電話でOK
確かに、返済の元となるお金を提供するのはご主人ですが、契約者は専業主婦です。在籍確認の電話は契約者本人に行うものですので、ご主人の会社に電話が行くことは決してありません。ご自宅の電話か携帯電話にかかってくるので、そこは問題ありませんよ。

ここが不満?専業主婦が不利な点とは

専業主婦もキャッシングができることが分かりましたが、自営業者と同じく、一般的にキャッシングをする人と比べると、少し不満な点が出てきます。それはやはり、限度額が低く抑えられるということでしょう。

  • いざと言う時の貸し倒れを防ぐため、限度額は低めに設定される

実際に返済を行うご主人に何かあった時、もしくは突然の離婚になった時など、専業主婦は返済ができなくなってしまいますよね。そうなると、金融機関側としては貸し倒れになってしまう可能性が高いのです。

損失を最低限に防ぐため、限度額を低く設定するのは仕方のないことでしょう。

とはいえ、それでも30万円、50万円程度は貸してくれるキャッシング会社も多いので、普段の生活に少しプラスしたいという時であれば、充分な金額ではないでしょうか。家計に組み込んで、上手に利用して下さいね。

どんな人でも信用第一!申し込み前に返済計画を!

会社員にしろ、自営業にしろ、やはり最終的に重要なのは信用です。特にお金の世界では、貸す、借りるという単純なことだけなのですが、だからこそ信用を積み重ねることが大切です。単純であればあるほど、その信用を失う時は一瞬ですよ。

  • 返済日を守らない
  • 滞納を繰り返す
  • 債務整理をする

このような行為は絶対にNGです。あなたの信用を一瞬で傷つけてしまいます。その後の審査にも影響します。また、債務整理は、自己破産になってしまうと官報にも名前が載り、仕事に影響が出ることもあるほどです。

返済の遅れや滞納、債務整理などの情報は、信用情報機関に登録され、最大で7年保管されることになります。

今後の審査に悪影響が出ることも考えられますので、できる限り返済トラブルなどは避けていきたいですね。

信用情報機関でチェック!あなたの信用度!

返済に関するトラブルや債務整理の情報を保管している信用情報機関は、以下の3社になります。利用する金融機関によって情報の登録先が違うので、あなたが過去にお金を借りたことがあるのなら、どこで借りたかを思い出す必要があります。

信用情報機関 利用金融機関
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 銀行、信用金庫、農協など銀行系
株式会社 シー・アイ・シー(CIC) 信販会社
株式会社日本信用情報機構(JICC) 消費者金融

過去にキャッシングやカードローン、お金の貸し借りに関してトラブルを起こした記憶がある人は、現在もその記録が残っているかどうか、新たなキャッシングの申し込みをする前に、個人で確認してみるのも良いかもしれません。

トラブルの記録が残っているからと言って、必ずしも審査に落ちるわけではありませんが、やはり気になるものです。一定期間が過ぎれば消去される情報とはいえ、残っていると審査の時に不安になるかもしれません。

確実に消去されているかどうか、またはどのような情報が残っているか、自分で確認してみれば、安心して新しい申し込みをすることができますね。情報開示には手数料がかかりますので、事前に確認することをお勧めします。

借りてからも信用は大事!返済計画をしっかり立てよう

キャッシングは借りて終わりではありません。当然のことながら、次に考えるのは返済です。むしろ、借りる前から返済について考えておいた方が良いかもしれません。

一度でも返済トラブルを起こすと、かなり長く信用情報機関に登録されることになります。

それでも、どうしても返済が厳しいということがありますよね。そんな時には、正直に金融機関に相談してみましょう。相談したからと言って、マイナスの情報として受け取られるわけではありません。

むしろ、連絡もなく支払い期日に遅れたり、返済のために他社から新たに借り入れをするより、最初から「返済が難しい」と連絡した方が、印象はずっとよくなります。また、一緒に楽な返済方法を考えてくれることもありますよ。

正規、非正規、自営業、専業主婦と、お金を借りる時の条件はそれぞれ違うものです。自分がどの立場なのかを把握し、借りる時にはスムーズに借りたいものですね。

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