ろうきんは低金利で様々な借入が利用できる金融機関です。だからこそ利用希望者は多いですし、利用することができればとても助かるわけです。しかし、利用するためには審査に通らなければいけません。
もしろうきん申し込み時にカードローンの利用があれば、審査で不利なるのか心配に思うかもしれません。カードローン利用が審査に影響するのかを含め、ろうきんを利用するため、審査に通るためのポイントについて紹介しましょう。
ろうきんで利用できるローン
ろうきんには個人で利用できるローンが多くあります。
- 住宅ローン
- カードローン
- 自動車ローン
- 教育ローン
これらのローンですね。ろうきんは他の金融機関、消費者金融と比較してもかなりお得な金利設定になっています。しかし、金利設定は利用者の属性によって異なるため注意が必要です。下記に中央ろうきんの変動金利を紹介しましょう。
ローン | 団体会員 | 生協会員 | 一般会員 |
---|---|---|---|
カードローン(マイプラン) | 3.875%~7.075% | 4.275%~7.475% | 5.275%~8.475% |
自動車ローン | 1.7%(+保証料0.7%) | 1.7%(+保証料1.2%) | 2.475%(+保証料1.2%) |
教育ローン | 1.5%(+保証料0.7%) | 1.5%(+保証料1.2%) | 2.2%(+保証料1.2%) 固定金利のみ、10年以内借り入れの場合 |
住宅ローンは会員か非会員かで金利が変わっていて、属性によって異なるのは取り扱い手数料等となっていますね。住宅ローンは種類が多い為、詳細はろうきんの商品概要をしっかりとチェックするようにしましょう。
また、その他のローンも変動金利となっているものが多くあります。どのような金利がどう変わっているかチェックしておくことは重要です。
属性によって金利が異なるが低金利であることに変わりはない
変動金利となっているものが多いのでチェックが必要
カードローン利用は不利!?
ろうきんのローン審査にカードローン利用が不利かどうかですが、有利になる事が無いことは確かです。しかし、カードローンを利用しているから審査に落ちると決まっているわけでもありません。
カードローンを利用していても審査に通る可能性はあるわけですが、カードローンの利用状況が以下の項目を満たしていることが必要です。
- 比較的利用限度額が少額である
- 返済に問題がない
- 複数のカードローン利用ではない
同じカードローン利用でも、高額限度額が設定されていれば利用状況によっては返済金額が高額になって新規ローン返済が苦しくなる可能性があります。また、すでに返済で遅延を繰り返していれば新規ローン返済は難しいと判断されるかもしれません。
利用しているカードローンが1社か2社か3社かということも重要です。複数のカードローン利用があれば、やはり返済能力がないと判断されても仕方ありません。カードローンを利用している場合は、1社、少額を問題なく利用していることが望ましいのです。
しかし、カードローン利用状況次第では大きく不利になる可能性もある
現在、あまりカードローンを利用していないようであれば利用分を完済してしまって解約するのが望ましいとは言えるでしょう。
カードローン利用がバレるのは?
ろうきんで審査を受ける際にどうしてカードローン利用がバレてしまうのか不思議に思うかもしれません。しかし、審査をする際には信用情報をチェックしますから、カードローン利用がバレるのは必然なのです。
信用情報をチェックすることがどうして審査で必要なのか、それは申し込み者の収入や勤務先を確認できるだけではなく、クレジットカードやローンの利用状況、利用実績を知ることが出来るためです。
無担保のローン利用をする際は、申し込み者の信用によってお金を貸すことになります。信用するためにローン利用に問題はないか、カード支払いに問題はないか、年収は確かかということを確かめることで信用を判断するわけです。
また、有担保ローンは高額ローンになるためやはり申し込み者が本当に信用できる人物であるのかを確認する必要があります。その材料として、信用情報をチェックすること、ローンの利用状況を知ることは必ず行われるのです。。
審査のポイントをチェック
ろうきんの審査をパスするためのポイントをチェックしておきましょう。ろうきんには住宅ローン、カードローン、自動車ローンなど様々ありますが、審査をパスしたいのであれば次のポイントを押さえておく必要がります。
- 一定の収入を継続して得ている
- 最低1年以上の勤続年数がある
- 他のローン利用、キャッシング利用がない
- クレジットカード支払い等で遅延、延滞がない
- ブラックではない
まずは収入面が安定しているのが第一です。どのローンを利用するにしても、利用後は返済がスタートします。その返済に滞りが出ないよう、安定した収入を得ることが出来るという点は最も重要視されるポイントなのです。
収入の安定は得ている金額だけで判断するものではありません。収入が高くても、勤続年数が短い、雇用形態が不安定である場合は安定した収入があるとは判断されないのです。
勤続年数は最低でも1年以上ある方が良いですし、住宅ローンなどの高額ローンであれば3年以上は欲しいところですね。収入についてはローン審査をパスするために避けて通ることは出来ない最も基本的な部分であると言えるでしょう。
他に利用しているローンは無い方が審査では有利です。毎月決まった支出は少ない方がローン返済に支障が出ないためですね。仮にローン利用があっても審査に通るケースはありますが、その利用しているローン返済にトラブルがあれば審査に通るのは難しいでしょう。
返済トラブルは遅延、延滞などですが、長期延滞になるとブラックになってしまっているかもしれません。ブラックになってしまえば、ろうきんの審査に通るのは不可能であると考えておきましょう。
ろうきんは比較的利用しやすい?
ろうきんは一般の人も利用できるのですが、利用者は労働組合の組合員、生協の組合員およびその家族が主となっています。それは、ろうきんが労働組合や生協の組合員が会員となって運営しているためですね。ですから、一般の人の場合も利用したいなら会員になる必要があります。
ろうきんは会員を対象とした運営を行っていることで比較的審査にも通りやすい傾向にあると言われています。しかし、審査が通りやすい事と誰でも通る事とは違います。実際申し込みをした人の口コミを見ても、審査ハードルに対しての意見は分かれています。
会員の属性によって利用するローン金利などの条件が異なっているのも特徴なのですが、属性が良い方が審査に通りやすいというのはあるようですね。ですが、いくら属性が良くても信用情報に問題があれば審査に通ることは難しくなります。それは他の金融機関審査と変わらないのです。