キャッシングを利用する際、何か不安要素があれば審査に通ることが難しいと聞きますよね。しかし、訳ありだからこそキャッシングを利用したい状況もあるはずです。
キャッシング会社は、その会社ごとに審査基準が異なっています。つまり、審査が厳しいところと甘いところがあるのです。
訳ありでも利用できる、審査の甘いキャッシング会社を探すにはどうすれば良いのか、利用する際の注意点には何があるのか、チェックしていきましょう。
審査が甘いのはどこ？キャッシング取り扱い先の審査基準を比較
まず、キャッシングの審査基準について取り扱い先による難易度をご紹介しておきましょう。
基本的に、審査が厳しい順から「銀行⇒信販会社⇒大手消費者金融⇒中小消費者金融」という傾向にあります。
最も審査基準が甘い、審査に通りやすいのは中小の消費者金融というわけですね。なぜこのように審査基準が異なっているのか、それはそのキャッシング会社の考え方にあります。
最も審査が厳しい銀行キャッシングは、キャッシング事業が主な業務ではありません。基本的には法人向けの高額融資による金利収入を得ていることが前提にあるのです。
ですから、キャッシングは誰にでも絶対利用してもらいたいものではなく、確実に返済してくれる人を選べば良いという考えなのですね。リスクがある人に融資をする必要がないと言えます。
また、大手消費者金融の審査に落ちてしまった人の受け皿をして営業をしているという面もあります。
ブラックもＯＫ！？キャッシング可能な消費者金融2社をご紹介
ブラックだと、キャッシングを利用するのというのはとても厳しいものがあります。しかし、実はブラックでも利用できる会社はあるのです。
| キャッシング会社名 | 限度額 | 金利 |
|---|---|---|
| フクホー | 5～200万円 | 7.3～20.0％ |
| スペース | 最高500万円 | 8.0～20.0％ |
金利は法定金利上限の20.0％となってしまいますが、それでもブラックへの融資実績があるというローン会社の存在は貴重ですよね。
必要な都度、自由な借り入れが出来るカードローンとは異なり、フリーキャッシングは1度融資を受ければ完済まで追加の借入はできません。
しかし、きちんと完済すれば再度借入をすることも、今度は増額した金額の融資を受けることも可能となってきます。
だからこそ、借入をした際はしっかりと完済をすることが大切なのです。また、ブラックでも融資実績があったとしても、確実に審査に通るわけではありません。
現在安定した収入があり、返済に問題がないと判断してもらうことが重要となります。信用がなければ審査に通らないという点では、審査が甘いキャッシング会社も変わらないのです。
審査が甘い消費者金融は少額融資になることが多い！
審査が甘く、ブラックでも利用できる消費者金融では、融資額が少額となる傾向にあります。
ブラックでの借入は信用度が低いということは確かですから、確実に返済できるように数万円という少額融資をすることが多いのです。
ただし、一度審査に通って利用することが出来れば、再融資を受けることが出来る可能性も高まります。一度借入をすれば終了ということではないのです。
ですから、これからも繰り返し借入を利用できるように借りた金額を確実に返済するよう、計画的な利用を心がけるようにしましょう。
審査が甘いキャッシング会社は闇金かも！？注意すべきポイント
審査が甘いキャッシング会社は、一見とても魅力的に思えます。しかし、審査が甘いということは、それだけ問題を抱えている人が利用を検討している、どこも貸してくれなかった人たちが助けを求めてくる場所でもあるわけです。
つまり、貸してくれるという会社があれば飛びついてしまう利用者も多いのです。その弱みに付け込んだ闇金は多く存在しています。ですから、審査が甘いキャッシング会社を探す際には闇金を利用しないよう十分気を付ける必要があるのです。
では、闇金を利用しないためのポイントをチェックしておきましょう。
- 正規の貸金業者である
- 大手消費者金融と類似の名前ではない
- 固定電話番号がある
- 金利が年率でしっかりと明記されている
まずは、正規の貸金業者であることを確認することが最も重要です。闇金の多くは、貸金業登録をせずに営業をしている違法業者です。ですから、貸金業者の登録番号がない、登録リストに名前がないということであれば闇金であると考えて良いでしょう。
また、闇金の中には大手消費者金融と名前を似せることで、グループ関係にあると錯覚させて利用を促す会社もあります。大手消費者金融と本島に繋がりがあるのか、しっかりとチェックしておきたいですね。
あとは、固定電話番号がなく携帯電話番号だけである、金利がきちんと年率で明記されていないという場合も怪しいと考えてください。
特に、金利が年率ではなくいくらあたり、何日あたりという設定になっていれば、法定上限金利である20.0％をオーバーしている可能性が高いのです。
上記のポイントをしっかりとチェックし、闇金を利用しないよう気を付けておきましょう。
知名度が低い消費者金融を利用する際には情報収集が重要！
知名度が低く、ホームページ等が整備されていない消費者金融は多くあります。そういった中小の消費者金融は、審査ハードルが低く借入しやすいというメリットはありますが、闇金である可能性もゼロではありません。
ですから、消費者金融の利用前には出来るだけ自分で情報を集めるようにしておきましょう。
利用者の口コミをチェックするというのが比較的簡単な方法ですね。口コミサイトには、多くの消費者金融についての情報が集まっています。
そして、実際に申し込みをした人、利用をした人の生の声を見ることが出来ますので、次の点を確認することが出来るのです。
- どういう条件で審査に通ったか
- いくら借入できたか
- 担当者の対応はどうだったか
これらの情報を確認して、自分が安心して利用することが出来るか、借入できる可能性があるのかを判断してみましょう。何も調べずに利用するよりも、騙されてしまうリスクを下げることが出来ますよ。
「訳あり」はいつまでも「訳あり」じゃない！登録期間をご紹介
訳ありという人は、どのような条件が考えられるでしょうか。
- ブラックである
- 多重債務である
- 収入がない、著しく低い、不安定である
このうち、やはり最大のネックとなってくるのがブラックという事実ですね。
- 延滞
- 保証履行
- 債務整理
これらを起こしてしまった事実があれば、個人信用情報に事故情報が登録され、ブラックと呼ばれる状態となってしまいます。
ブラックは、審査において信用に欠けると判断される材料となり、銀行や大手消費者金融の審査に通過するのがほぼ不可能となってしまうほどの重要なものです。
しかし、これらの情報はいつまでも登録されているわけではありません。
ブラック情報の登録機関は、個人信用情報機関によって異なっていますが、主に5年または10年となっています。
最長でも10年が経過すれば、ブラックであることを示す情報は削除されるのです。
自分がもしブラックになってしまった場合は、ローン審査に通過することが極めて厳しい状況となってしまいます。しかし、事故情報削除後であればローン審査に通る可能性は十分あるのです。
もちろん、その際は定収があるなど他の要素に問題、不安要素がないことも求められます。ブラック情報は永遠のものではなく、登録期間が決まっているということはしっかりと覚えておきましょう。
