カードローンの申し込みで気になることのひとつに、在籍確認があります。会社への電話は困るんだけど…という人もたくさんいます。在籍確認は何故必要なのでしょうか。またどのような方法で行われるのでしょうか。
こちらでは在籍確認がなぜ必要なのかを説明するとともに、在籍確認がどのように行われるのか、そしてスムーズに在籍確認を終える為にはどうすればよいのかを詳しくお話ししています。ぜひ最後まで読んで参考にして下さい。
在籍確認は何の為？カードローンで一番気になること
カードローンに申込む時、心配なのは審査といわれる人が多いですね。そして気になることは在籍確認という人も多いです。会社へカードローン会社から電話がある、それだけでもう気になってしかたありませんよね。
在籍確認とはどのようなことなのでしょうか、また何の為に行われるのでしょうか。在籍確認とは文字通りその会社に在籍しているかどうかを直接電話で確認することをいいます。
カードローンに申込む時には申告書に自分の情報を書き込みます。もちろん勤務先や勤務形態、年収なども書き込む訳ですが、もしこの勤務先に嘘があったとしたらどうでしょうか。勤めていないのに勤めていると嘘の申告をしたり、先月辞めたけれどいいか、とそのまま勤務先を記入したとしたらどうでしょう。
在籍確認は間違いなく現在その会社に勤めていることの確認
嘘の勤務先を書かれたのでは正しい審査は行えませんよね。そういった嘘の申告を防ぐ為にも在籍確認は大切な確認事項となるのです。
当然ですが、カードローン会社名を出して電話をすることはありませんから安心して下さい。
個人名で○○さんはいらっしゃいますか。という風に確認がされます。本人がその場にいない時でも、席をはずしている、外出している、という返事で充分在籍を確認できるのです。次のようなことから在籍確認は怖くないといえるのです。
- 在籍確認は個人名での架電となる
- 本人不在でも再度電話はしない
- 在籍のみの確認で他のことは確認しない
カードローン会社にとって返済能力有無のの一番の決め手はどこに勤務しているかです。そこに嘘があったのでは当然融資はできません。その為に今現在の在籍を確認できる電話による確認方法をとっているのです。
在籍確認には電話以外の確認方法はない？
会社が私用電話を極端に嫌い、電話がかかっただけでもだめなんだけど何とかならない？そんな人の為に電話以外の確認方法はないのでしょうか。会社が電話を嫌うという以外に派遣社員などの場合、電話は派遣元の登録会社へ発信するのですが、登録人数の多い派遣会社では個々の在籍確認が難しい所もあります。
そのような場合にはどうすれば良いのでしょうか。
カードローン会社では原則電話での在籍確認であることとその理由について前の項目でお話しした通りですが、どうしても難しい場合、その内容によっては書類での在籍確認を行っている消費者金融もあります。
書類というのは直近３ヵ月の給与明細など在籍が確認できるものになります。
在籍確認を書類で行う場合のデメリット
在籍確認を電話以外の方法で行うとなると、それなりの書類を揃える必要があります。また書類での確認を行う業者は一部の業者に限られている為、カードローン会社の選択肢が少なくなってしまいます。
手違いで電話が入らないようにあらかじめ申し出ておく必要のある業者もあり、ぜったいに安心といえないところもあります。
また銀行のカードローンももちろん在籍確認は行われますが、まれに在籍確認なしでの融資を行うところがあります。もちろん長く取引がある場合や、その銀行の口座を持っている必要はありますよ。ただこの場合も該当する銀行はごくまれです。選択肢が限られるのはデメリットといえますね。
あれこれ書類を揃えて提出したり、申込みしたいカードローン会社では対応不可なのであきらめたり、デメリットを考えると、よほどのことが無い以上はすぐに済む在籍確認は電話で行ってもらう方が面倒がなくて良いのではないでしょうか。
申告記入間違いで在籍確認不能となることもある
在籍確認は審査の最後に行われる重要な確認です。それまで順調にクリアできていたのに、最後のこの在籍確認が取れなかった為に融資不可となってしまう場合もあるのです。どのような理由が考えられるのでしょうか。
- 電話を受けた人が確認内容に答えなかった
- 申告時に電話番号を記入間違いした
- 派遣元への電話で受けた人が即答できなかった
一番多いのは会社の方針で私用電話を禁じている為、安易に答えてもらえないということです。「○○さんはおられますか？」「私用での電話は承れません。どのようなご用件ですか？」「○○さんはいらっしゃるのでしょうか？」「お答えできません」極端な例ですが実際にこのようなやりとりで確認に至らなかった例があるのです。
申告時に勤務先の電話番号を間違えてしまい、別の会社にかかってしまった。実際にそういった事例があるのです。カードローン会社によっては嘘の申告と取られる可能性もあります。記入間違いなどは絶対にないように気を付けましょう。
派遣会社への在籍確認は登録者が多いためにすぐに確認がとれずその段階で審査不可となることもあります。こういった確認が出来ない為の保留、もしくは審査否決はどうすればどのようにして防げばよいのでしょうか。次の項目でスムーズに在籍確認を終わらせる為にはどのようにすれば良いかをお話ししていきましょう。
スムーズな在籍確認の為にあらかじめしておくこと
在籍確認の目的は申込者が間違いなくその会社に勤務しているかどうかを確認する、ということですよね。本人と直接話さなくても、外出、席空きとの応対だけで、在籍しているけれど外出中、在席しているけれど今席を外しているということが解るので、確認済みとなるのです。
それなら前もって電話に出るであろう人に「車のローンを組んだので、カード会社から確認の電話があると思うのでよろしく！」と明るく言っておきましょう。
もちろん車でなく電気製品でもＯＫ！お金を借りるということには抵抗があっても、商品を購入したのであればローンを組むのはそれほど抵抗はありませんよね。
また事務職なら、自分が確実に電話に出られる時間帯をカードローン会社にあらかじめ伝えておくという方法もあります。もちろんその際も他の事務の人に「クレジット会社から電話があったら回してね」とお願いしておきましょう。何の電話？と勘ぐられる前に○○を買ったのよと言っておけば安心です。
在籍確認はその目的を知り要望を伝えることで怖れる必要なし！
カードローンでの在籍確認についてお話ししてきましたが、お分かり頂けたでしょうか。
在籍確認の目的は申込者が間違いなく申告の勤務先に勤務しているかどうかの確認です。あれこれと申込者のことを聞き出す為の電話ではありません。目的がはっきりすればまったく恐れる必要はありませんよね。
スムーズに終わらせる方法をもう一度簡単にまとめてみましょう。
- カードローン会社へ架電の時間などの都合を知らせておく
- 電話を受けるであろう人に前もって確認の電話があることを話しておく
- 申し込み時の申告は不備や間違いのないように記入すること
