友達会話でお金のことが話題になることはありますか？例えば「私、○○さんから借金してるんだよねー」などといった具合です。相手が会社経営者であったりすれば銀行さんからお金を借りているという話をしたりするかもしれませんが、普通のサラリーマンとして働いているひとが事情を抱えてお金が必要なのだということを簡単に打ち明けることは少ないことだと思います。
言うことが憚られる金銭事情
お金を借りたいけど、その事実を秘密にしたいという気持ちは誰でも持っています。仲の良い友達にも言えないのなら、自身の地位や立場が物を言う会社や職場と言った場所では尚更であると思います。
私たち消費者がお金を借りることができるところといえば銀行に代表される金融機関やよくCMでも目にする消費者金融といった貸金業者ですよね。現代はカードローンという商品があるので、どこでも手軽にお金を借りることが可能な世の中になりました。
銀行や信用金庫などの金融機関にせよ消費者金融などの貸金業者にせよ、お金を借りる手続きの中には必ず審査がありますね。その審査の中に「在籍確認」というものがあります。これがネックでなかなか銀行や大手の消費者金融に相談する気にはなれないというひとも少なからずいるのではないでしょうか。むしろ在籍確認が無い貸金業者をあえて探しているひともいるかもしれません。
お金を借りたい多くのひとが煩わしいと感じずにはいられない在職確認ですが、融資する側である金融機関や貸金業者にとって大切な審査のひとつであることはもちろん、融資を受ける側である私たち申込者にとっても安全にお金を借りるために必要不可欠な段階のひとつなのです。
在籍確認の必要性と流れ
そもそも在籍確認とは、申込者が「ここに在籍している」と書類上で申告してきた所属会社や部署に間違いはないかを融資する側が確認することを言います。この確認をすることのメリットは多くあります。
在籍確認をする大きなふたつの意味
まず、確実にその会社に勤務しているかを知ることが出来ます。そして会社を知ることによって収入や年収などに概ねの信憑性が生まれます。融資する側にとって大切なのは返済能力なので、これは非常に重視すべきことです。書類などを提出するので収入に嘘をつくひとはいないでしょうが、借りたいがためについ、というひともいないとも限らないので、念には念を。確実に貸しても大丈夫か確認が必要なのです。
ふたつめは、本人確認の意味も兼ねています。申込者が本当に書類と人物と相違ないか、という確認です。中には家族の名前で勝手にお金を借りてしまうひとがいます。借り入れた本人が多重債務を抱えていてブラックリストなどに乗ってしまうと基本的にどこであろうとお金を借りることは出来ません。それ故に他のひとの名義で借りてしまうというケースがないとも言えません。そういったトラブルを防ぐ意味もあり、「確実に○○さんですね？」という確認が必要になります。
借入額に関しても会社を確認し、本人だと再確認することで、申込者自身が借りたのはいいけれど返すことが出来ないといった事態を回避できる可能性をできるだけ上げるのです。
在籍確認が全くないのは危険
とは言え、銀行にせよ消費者金融にせよ、お金を借りるということについて会社に連絡が来るというのは気分的にも嫌なものです。それを回避したいがために在籍確認のない貸金業者を選びたくなる気持ちも分からないわけではありません。しかし、在籍確認のない会社は先に述べた重要な手順を踏まないわけですから、特別な理由が無い限りは、なるべくなら選ばないほうが安全と言えます。
あくまでも名乗るのは担当者の名前だけ
なので在籍確認の電話と言っても、あえて会社名を名乗ることは避けています。ほとんどの場合は担当者が自分の名前だけを伝えて申込者であるひとがいることを訊ねます。「わたくし△△と申しますが、○○さんをお願いします」という具合です。これなら誰もお金を借りることに関することで電話が来たとは思いません。
銀行ならナニナニ銀行かくらいなら名乗るかもしれませんが銀行はお金を貸すだけが業務ではありませんので、銀行からの電話が直接、借入に結びつくわけではないでしょう。心配なら事前に、同僚などに銀行から電話が来るのだと伝えておくのも良いでしょう。疑ってもいないのにあまり過剰に反応しても逆に怪しまれてしまいます。
それでも在籍確認を避けたいというひとは、出来るだけ名前が知られている信頼できる会社を選びましょう。銀行はもちろん大手で有名な消費者金融ではほとんどのところが在籍確認をしていますが、探してみると一般的な在籍確認をしていないところもあります。それは「WEB完結」という方法で手続きができるところです。
在籍確認の不安が拭えないひとの味方「モビット」
WEB完結というシステムを導入しているところで、カードローンとして名前が知られている会社は「モビット」です。最近では可愛らしい女優さんと個性派俳優さんがコミカルなCMをしているので、名前を知っているひとも多いと思います。モビットは三井住友銀行系のカードローンで、ＳＭＢＣコンシューマーファイナンス株式会社の傘下に入っている会社なので一般的な在籍確認がないと言っても怪しげなところではなく、安心です。
在籍確認がないとは言っても、明確に言えば在籍確認がないわけではありません。厳密に言うならば先に述べた会社などに連絡が来るような従来の在籍確認の方法を行ってはいないということになります。それを知るには「WEB完結」というシステムが鍵を握っています。
ＷＥＢ完結というシステムとは？
モビットで行われているWEB完結というシステムについて詳しく説明しましょう。WEB完結というのは文字通りインターネットで完結することです。一般的なカードローンなどの手続きは、本人確認の書類や収入証明書などの書類を窓口で直接提出するか郵送で送るという手順を踏む必要があります。しかし、このWEB完結を使えばそれらの手順がすべてインターネットで済ませてしまうことが可能です。
問題の在籍確認ももちろんweb完結で問題はありません。そこで必要になってくるのが健康保険証や給与明細です。病院ではもちろん身分証としての機能を備えている健康保険証を持っていないというひとは少ないはずですし、しかも、会社に勤めているひとは国民健康保険ではなく社会保険なので、在籍している会社名が書かれた保険証を持っているものです。この保険証を提出すれば在籍確認が完了するのです。
また、きちんと会社に勤めていれば自ずと手にすることになる給与明細も、この会社に籍を置いているという立派な証明になります。
これなら在籍確認があっても、会社には電話が来ることはないので外回りのサラリーマンもランチタイムを満喫しているキャリアウーマンも、安心して利用することが出来ますね。
信頼を築くためにも在籍確認を避けるべきではない
このWEB完結というシステムもなく、在籍確認はありませんと謳っている会社は正直アヤシイ会社だと思って間違いないでしょう。どんなに申込者が嫌がったとしても、やはり安全に利用するためには在籍確認は欠かせないものです。会社に電話が来ることや保険証で確認する以外に在籍確認の術はありません。
お金を借りるためには信頼が必要です。どんな方法で相手に信頼してもらうかを選ぶことで、悪質な会社と関わりトラブルに巻き込まれるのを回避することができることを覚えておきましょう。
