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銀行系と消費者金融で審査ゆるいのはどっち?通過率で比較!

カードローンを利用したくても、審査があるから申し込みがためらわれる…。そんなこともありますよね。どんなことであっても、審査に落ちるというのは気持ちのいいものではありません。

だったら、その可能性を減らすためにできれば審査がゆるいところに申し込みたいと思うのも当然です。カードローンを扱っているところは多くありますので、その中でも審査がゆるいところがわかれば安心ですよね。

では、銀行系と消費者金融のカードローンに分けてみると、審査がゆるいのはどっちなのでしょうか?通過率を元に比較してみましょう!

審査通過率にこれだけ差がある!審査がゆるいのは消費者金融!

それでは、銀行系と消費者金融のカードローン審査の通過率を比較し、どっちが審査がゆるいのかを確認したいと思います。

審査通過率

カードローンの審査通過率は、以下の通りだと言われています。

  • 銀行系カードローン…20%から30%
  • 消費者金融のカードローン…40%から45%

これを見られて、どう思われたでしょうか。全体的に案外通過率が高いと思われた方も、意外に審査に通らないんだと思われた方もいらっしゃることでしょう。

銀行系のカードローンよりも、消費者金融のカードローンの方が通過率が高いことがわかりますね。この差はかなり大きいとも言えそうです。つまり、それだけ消費者金融のカードローンの方が通りやすい、つまり審査がゆるいということになりますね。

とはいえ、審査がゆるいからといって、きちんと審査していないわけではありません。銀行には銀行の、消費者金融には消費者金融の審査基準があります。それを元に判断した結果、このような差が出ているということなのです。

実は逆の場合も!?専業主婦は銀行カードローンを利用しよう

ですが、実は場合によってはこれが逆転することがあります。それは、専業主婦がお金を借りたいと思った場合です。なぜかというと、法律の定めの影響で、例外となる場合を除いて専業主婦は消費者金融などの貸金業者からはお金を借りることができないからです。

その元となるのは、その人の年収の3分の1を超えてお金を貸すことができないという、総量規制と呼ばれる、貸金業法によって定められている決まりです。もともと年収がない専業主婦は、3分の1にしても年収が無いことに変わりがないので、借り入れができないということなんですね。

その証拠に、大手消費者金融や中小消費者金融の多くが、以下のように専業主婦は利用できないことを明言しています。

  • アイフル…専業主婦はパートやアルバイトなどが決まれば申し込みできる
  • アコム…安定した収入・返済能力があれば申し込みできる
  • モビット…安定した定期収入がある人なら申し込める
  • プロミス…仕事をしている主婦なら審査の上で契約できる
  • ノーローン…主婦でもパートやアルバイト、内職などをしていて安定収入があれば申し込める
  • ライフティ…一定の収入がある人なら審査の上で契約できる
  • フクホー…現在仕事をしていなければ申し込めない
  • キャネット…安定収入と返済能力があれば申し込める

一方、銀行の商品なら全て専業主婦が利用できるというわけでもないのですが、例として以下のような商品は専業主婦でも利用できることが明記されています。

  • 三菱東京UFJ銀行『バンクイック』
  • みずほ銀行『カードローン』
  • ソニー銀行『カードローン』
  • イオン銀行『カードローンBIG』
  • じぶん銀行『じぶんローン』
  • 楽天銀行『スーパーローン』

例えばこの中で言えばソニー銀行のように、専業主婦の場合は利用限度額の上限を50万円とするなどの制限がある場合もあります。

ですが、この金額ならよほどまとまったお金がいる時以外は困ることはなさそうですね。

このように、専業主婦がお金を借りることを考えるのなら、銀行系カードローンを選ぶべきだということがわかりますね。

なぜ銀行と消費者金融で審査のゆるさが違う?理由を徹底検証!

では、なぜ銀行と消費者金融で審査通過率が違うのでしょうか。消費者金融の方が審査がゆるくなる理由を見ていきましょう。

商品の特性が関係する!銀行は低金利で大口融資が多いところも

銀行系の方が審査が厳しくなるのには、商品の特性が関係しています。では、先ほど専業主婦の借り入れが可能かどうかを確認した消費者金融や銀行を例に、商品内容を比較してみましょう。

まずは、消費者金融のカードローンの商品内容からご紹介します。

銀行名 最大の利用限度額 金利
アイフル 500万円 4.5~18.0%
アコム 500万円 4.7~18.0%
モビット 800万円 3.0~18.0%
プロミス 500万円 4.5~17.8%
ノーローン 300万円 4.9~18.0
ライフティ 500万円 8.0~18.0%
フクホー 200万円 7.3~18.0%
キャネット 300万円 15.0~20.0%

次に、銀行のカードローンの商品内容です。

銀行名 最大の利用限度額 金利
三菱東京UFJ銀行 500万円 4.6~14.6%
みずほ銀行 1,000万円 3.5~14.0%
ソニー銀行 800万円 2.5~13.8%
イオン銀行 800万円 3.8~13.8%
じぶん銀行 800万円 2.4~17.5%
楽天銀行 500万円 4.9~14.5%

比較してみて、どうでしょうか。以下の点に気づかれたのではないかと思います。

  • 銀行系カードローンの方が金利が低い
  • 銀行系カードローンの方が最大の利用限度が高いものが多い

銀行系カードローンは、金利が低く設定されています。ということは、同じ金額のお金を貸すとすると、消費者金融の商品に比べて受け取れる利息が少ないわけですね。となると、金利が低い分きちんと返済してもらわなければ利益が出にくいのです。

また、最大利用限度額が高い商品ほど、多くのお金を貸す可能性があります。貸すお金の額が大きいほど、返ってこない時は痛手を受けますよね。

この2つの商品特性から、銀行系カードローンの方が審査が厳しめになる傾向があるのです。

銀行との違いをアピールすることで消費者金融は顧客を確保する!

消費者金融のカードローン商品の金利が高いことには、理由があります。実は、消費者金融が融資しているお金の出所はどこかというと、銀行なんです。つまり、消費者金融は銀行から借りたお金を元に融資を行っているんですね。

銀行から借りる際に、金利が付いた状態で借り入れをしていますから、銀行に利息を付けて返済する必要があります。そのため、銀行と同じような金利でカードローン商品を提供していると、利益が得られないことになるのです。

同じお金を借りるのなら、支払う利息が少なくて済むので、金利が低い方で借りたいと多くの人が思いますよね。すると、顧客は銀行系カードローンの方に流れてしまうので、消費者金融としては困るわけです。

そこで、消費者金融は、審査の通過率を上げて多くの人に融資を行うことで顧客にアピールしている部分もあります。そうすることで、審査が不安な人の場合、審査がゆるい消費者金融を借り入れ先として選ぶ可能性が出てくるというわけですね。

消費者金融が銀行の保証会社になることも審査の厳しさに関係!

銀行系カードローンと、消費者金融のカードローンには大きな違いがあるのですが、どのようなことか思い浮かびますでしょうか?

銀行のカードローン商品の説明を見ていると、銀行によって書き方には若干の違いがありますが、利用条件として『保証会社の保証を受けられること』という内容が入っているのに気づくと思います。

一方、消費者金融のカードローン商品には、そのような記述はありません。

銀行のカードローン商品で言う保証会社とは、消費者金融や信販会社などが引き受けています。先ほどご紹介した商品を例に挙げると、以下のようになっています。

銀行名 保証会社/th>
三菱東京UFJ銀行 アコム(株)
みずほ銀行 (株)オリエントコーポレーション
ソニー銀行 アコム(株)
イオン銀行 イオンクレジットサービス(株)・オリックスクレジット(株)
じぶん銀行 アコム(株)
楽天銀行 楽天カード(株)・(株)セディナ

中には、複数の保証会社をつけているところもありますね。この場合、両方の会社が同じ人を保証するのではなく、いずれかの会社が保証を引き受けてくれることになります。このように、消費者金融や信販会社が銀行系カードローンの保証会社になっていることも、審査の厳しさに関係しています。

では、保証会社の役割とは何か、なぜそれが審査の厳しさに影響すると言えるのか、詳しく確認しましょう。

保証会社は審査と債権回収を担当する!

保証会社の主な役割は、審査と債権回収です。

まず、保証会社は、その人の保証ができるかどうかという立場から審査をしています。その人を保証するということは、万が一借り入れをしている人が返済できない状況になった時、その人の債権を立て替えて銀行に支払うということです。

その後、利用者に対して督促を行い、債権を回収するという流れになるのですが、立て替えを行った上に債権の回収まで担当するとなると、かなりの手間ですよね。さらに、利用者が自己破産してしまったような場合、立て替えたお金を回収できない可能性もあるのです。

これは、保証会社にとってはかなり手間がかかり、またリスクを背負うことでもあります。それに対して受け取っているのは、銀行カードローンの金利の中に含まれている保証料のみです。

そう考えると、あまり利益にはならないのに責任は大きいことになるので、保証会社は自社でお金を貸す時よりも保証会社として審査をする時の方がより慎重になります。だから、銀行系カードローンよりも消費者金融の方が審査がゆるくなるんですね。

また、銀行は審査の全てを保証会社に任せているわけではありません。銀行としてももちろん審査を行っています。つまり、銀行のカードローンの場合、審査が2重に行われているということです。その分、通過しにくくなるのも納得ですね。

一時期、最近よく耳にする過払い問題などで消費者金融が危機になった時、銀行と提携する方法で生き残った消費者金融がある一方、個人融資のノウハウを持っていなかった銀行は消費者金融のノウハウを取り入れることで個人融資に乗り出したという背景があります。両者にとって得があったことからこの関係が始まったんですね。

どうしても銀行で借りたい!審査ゆるい商品なんてあるの?

審査通過率を元に見ると消費者金融のカードローン商品の方が審査がゆるいとわかっても、どうしても銀行で借りたいと言われる方もいらっしゃるかもしれません。

では、銀行系カードローン商品の中で、審査がゆるいと言える商品はあるのでしょうか?確認しましょう。

銀行系カードローンを選ぶならメガバンクの商品がお勧め!

銀行系カードローンで審査がゆるい商品を探すのなら、以下のようなメガバンクの商品選びましょう。

  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • 三菱東京UFJ銀行

これらの銀行のカードローン商品の広告やCMを、見たことがあると言われる方はいらっしゃいますか?多くの方がどれかは目にされたことがあるかと思います。

積極的に宣伝をしているということは、それだけカードローン業務に力を入れようとしているということですね。そのため、積極的に融資を行っている可能性があるので、審査がゆるめになっていると考えられます。

また、メガバンクは資金もあるため、資金が少ない銀行に比べて万が一回収ができなかった時の痛手が少ないという現状もあります。それらの理由から、他の銀行に比べると審査がゆるくなりやすいということです。

とはいえ、消費者金融ほど審査がゆるいということではありません。やはり銀行は銀行なので、消費者金融と比較すると審査が厳しいことは事実です。

これらのカードローンの商品内容については先ほどご紹介しましたので、省略します。

審査の通過率には差がある!不安なら審査ゆるい業者で借りよう

以上のように、カードローンの審査の通過率には銀行系と消費者金融の商品で差があり、通過率から銀行系よりも消費者金融の方が審査がゆるいことがわかります。

そのため、審査が不安だという人は、消費者金融を借り入れ先に選ぶと安心です。逆に、審査にそれほど不安が無いのなら、金利の低さなどから銀行系カードローンを選んだほうがいいですね。

ただし、専業主婦がお金を借りたい場合はこの限りではありません。総量規制の関係で消費者金融からは借りにくいので、銀行カードローンを選ぶようにしましょう。

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