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ブラックでも借りれる会社なんてあるの?とっておきの審査術!

「ブラックになってしまうと絶対にどこからも借りれない!」というのが通説ですが、実際には借りれる可能性はゼロという訳ではありません。

しかし自分はブラックだから審査に通らないと思い込んでいると、借りれるところならばどこでもいいという気持ちにもなってしまいがちです。これではヤミ金のトラブルに関わってしまう可能性も高くなってきます。

ブラックの人こそ、安心できる企業で審査に通りたいものですよね。信頼できる企業で借りるためには、自分がどうして借りれなくなっているのか、先ずはそれを知る所から始めなくてはなりません。

ブラックの原因とは?

その前に、ブラックとはどういうことなのかを詳しく見ていきましょう。ブラックというのは、一般にキャッシング審査に通らない、又は通りにくくなっている状態のことを指していますが、人によっては微妙に異なる意味で使っていることも多いのです。

ただ連続して審査に落ちてしまったからといって、それだけで自分がブラックだと思ってしまうのは早合点ですよ。また自分では過去の何が原因かが分かっている場合にも、実際には全く違った理由で審査に通らなくなっているのかもしれません。

もしも見当違いの理由で審査に落ちているのだとしたら、その解決法も異なりますから、解決したはずなのにいつまで経っても審査に通ることができないということにもなってしまいます。これでは困りますよね。

延滞は大問題!

そもそもブラックになる原因には何が考えられるのでしょうか?なかなか審査に通りにくくなっている理由は幾つかあるのですが、金融ブラックと言われている債務整理・長期延滞のうち、債務整理をした人については、自分でもその内容や時期については自覚することができますよね。

しかし延滞については、特に軽いものでは自覚ができていないケースもあり、それだけに厄介だとも言えるのです。債務整理については後でまとめてご説明するとして、先ずは延滞について考えて行きましょう。延滞は、信用情報には以下のような形で登録されており、申込み時に各企業から必要に応じて照会されています。

  • 2ヶ月を超える長期延滞中である
  • 長期延滞は解消後、登録期間中である(5年間)
  • 2ヶ月を超えてはいないが延滞中である
  • 短期の延滞は解消後、記録が残っている(2年間)

ブラック扱いされるのは、このうち2ヶ月を超える延滞についてだけです。長期延滞の場合、JICCでは延滞解消後1年間、CICでは延滞解消後5年間登録されています。

大手企業はJICCとCICのどちらにも加盟していますから、長期延滞をしてブラック扱いになってしまったら、必ず5年間は登録の影響があると考えなくてはなりません。ブラックになれば、登録期間中は大手企業では審査に落ちてしまいます。

2ヶ月を超えない延滞は、ブラック扱いではありませんが、JICCとCICの加盟企業間では延滞の有無を確認することができるようになっています。過去24ヶ月分を見る事ができるため、1度延滞すると2年間は記録が残ります。

長期延滞のように、これだけで即審査に落ちるという訳ではありませんが、他の属性との関連や、またその延滞の頻度や程度によっても判断は変わってきますので、決して楽観はできないのです。

短期延滞も注意

軽い延滞であっても、審査に全く影響が出ない訳ではありません。例えば1週間程度の返済遅れであっても、その回数が目立つようであれば、審査に落ちる可能性も高くなってきます。特に借入に慣れてきた人によく見られるのですが、長期延滞でなければ大丈夫とばかりに、返済期日にルーズになってしまうのは考えものですね。

このような人が普段気楽に構えていて、車のローン審査等に落ちてしまい、そこで初めて慌てるということも少なくありません。予想外の審査落ちの陰には、結局はこのような小さな延滞が原因となっているケースが少なからず見られます。

クレジットカードのキャッシングの延滞や、ショッピングリボの返済遅れも、このような延滞の記録の対象ですよ。軽い延滞だと自分でもうっかり忘れてしまいがちですが、2年前まで遡ってみれば何度か延滞しているという方も多いのではないでしょうか。

このようなこともありますので、大きなローン審査前などには、必ず自分の信用情報を取り寄せてみることが大切なのです。

どうやったら借りれるか

延滞で借りれなくなっている場合は、長期であれ短期であれ、とにかく延滞解消が先決です。どんなに審査が甘い業者であっても、今正に延滞中という人にお金を貸してくれるようなところはまず見つかりません。借りるには、登録はまだ残っているにしても、延滞自体は解消していることが前提です。

今現在延滞が解消しているのであれば、軽い延滞ならば登録期間中であっても大手でも借りれる可能性がありますが、長期延滞でブラック扱いになっている場合はやはり大手の消費者金融では難しく、それよりも小さな消費者金融で申込まなくてはなりません。

小さな規模の消費者金融で借りるには、その会社選びが最も大切です。小さな会社は利用者も少なく知名度も低いため、事前に評判や評価が見え難いという危険性があります。しかし安心して借りれる所も決して少ない訳ではありません。以下のポイントに留意して、自分の目で会社選びをしましょう。

    《中規模以下の消費者金融の選び方のポイント》

  • 登録業者であること
  • 営業年数が多いこと
  • 公式サイトで貸付条件の詳細が事前に確認できること

この3つのポイントを全て満たしていれば、まず安心して申込むことができます。一方で、ダイレクトメールやチラシ、また知人友人の紹介など、向こうから飛び込んで来る情報については疑ってかかるべきです。信頼できる情報は、必ず自分から見つけるというのが基本ですよ。

登録終了まで待つ!

しかしこのような小規模な業者で借りる決心がつかない方も居られるでしょう。長期延滞でブラックになっている人がもしも大手で申込もうと思えば、登録期間が終了していることが絶対に必要となります。

延滞していた期間 信用情報への登録期間
2ヶ月を超える長期延滞 5年間

一方で軽い延滞の場合は、返済記録は24ヶ月分が表示されているので、一度延滞すると2年間は閲覧可能ということになります。再新の記録が順送りに更新されますので、その間に新たな延滞をすると、またそこから2年経たないと、延滞の記録は消えません。

延滞していた期間 閲覧可能な期間
それ以下の延滞 2年間

延滞を繰り返して複数の延滞記録が残ってしまうと、審査には増々不利になってしまい、延滞が長期化しなくても、場合によっては審査には落ちる危険性も出てきます。

債務整理のブラック

延滞がこじれてしまうと債務整理ということになりますが、この手続きをすればやはりブラック扱いになります。債務を整理する手段は複数ありますが、それぞれ登録期間が異なります。

全国銀行個人信用情報センターでは、官報に掲載される個人再生と自己破産については、申立てから10年間は登録されています。2つある貸金業向けの信用情報期間の登録期間はいずれも5年間です。

しかし貸金業者も共有情報システムを通じて銀行の登録情報にアクセスできますので、結局10年間は影響が残ってしまう可能性があります。但し5年経っても10年経っても、その情報をどう判断するかはその会社次第なのです。

貸金業者で借りる場合は、一応5年を過ぎれば再挑戦する意味はあると考えられますが、登録が理由で落ちる可能性もゼロではありません。債務整理でブラックになると、このように審査については常に不安定な状態になってしまうんですね。

登録期間を過ぎても?

債務整理は、取引のあった企業に実質的な損害を与えているということを忘れてはいけません。任意整理は将来分の利息を、個人再生では借入残高を五分の一までに圧縮、自己破産となると全ての借金を棒引きにする訳ですから、企業の損害としても決して無視できるものではありません。

そのため特に債務整理時に取引のあった企業においては、この登録期間を過ぎていても、審査に通る可能性は低いと考えられるのです。

もしも消費者金融で借りていた場合は、その会社だけを避ければいいのですが、銀行のカードローンを借りていた場合は、銀行だけでなく、債権を引き継いだ会社もその対象となります。都市銀行のカードローンの一例をあげますと、その保証会社は以下のようになります。

銀行カードローン名 保証会社
三菱東京UFJ銀行カードローンバンクイック アコム(株)
三井住友銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス(株)
株式会社新生銀行カードローンレイク 新生フィナンシャル(株)

いずれのカードローンで借りていた場合も、返済不能になったらこの保証会社が新たな債権者になります。SMBCコンシューマーファイナンス(株)とはつまりプロミスのことですので、もしも三井住友銀行で借りていて債務整理をした場合、5年を経過してもプロミスでは借りれない可能性も出てきます。

またモビットもSMBCコンシューマーファイナンス(株)の子会社になっていますので、こちらでも影響が全くないとも言いきれません。このように関連企業への波及も考えに入れると、債務整理の場合は登録期間を終了しても借りれない企業も多く、完全には元通りにはならないのです。

しかもいつまで経っても借りれるか借りれないかがはっきりせず、企業の胸先三寸といった不安定な審査に耐えなければなりません。

このような状況もあって、債務整理が原因でブラックになってしまった人の場合は、長期延滞の時と同様、やはり中小の消費者金融で対応してもらえるところを探すことになるケースが多いようです。このような会社であれば、登録終了後だけでなく、登録期間中であっても条件次第では申込めるところもあるのです。

中小の企業の特徴には、大手にはないものも見られますので、事前に条件などが詳しく確認できることがポイントになります。場合によっては保証人が必要となるケースもありますので、貸付条件の確認は決しておろそかにはできません。そのためには、やはりオフィシャルサイトがあることが前提となるでしょう。

以下は大手企業と比較した中小業者の特徴の一例です。この全てがどの業者にも当てはまる訳ではありません。中にはカードや契約機の完備した業者もありますので、各社の内容をよく確認することが大切です。

    中小消費者金融の特徴(※例)

  • 利用限度額が低い目
  • 契約や利用時に来店が必要
  • カード発行がない
  • 本人確認書類が複数必要
  • 低額の借入でも年収証明書類が必要
  • 保証人が必要なケースも

但し他では借りれない状況で借りるのですから、申込書の提出後も聞き取り調査をされたり、提出しなければならない書類が増えるなど、より審査が念入りになるといったこともあります。業者によって対応は実に様々なので、ネットの利用者情報なども参考にするといいでしょう。

総量規制のブラック

絶対に借入できないという点では、総量規制の上限にかかることもまたブラックだと言えるかもしれませんね。総量規制は法律上の制限だけに、これを超えることは絶対にムリなのです。この人ならば返せるから大丈夫といった、個人的な例外は一切認められません。

総量規制を超えるどころか、上限ギリギリまで借りることも難しく、大抵はそれを下回る金額になります。というのも、他でも借りられてしまって、結果的に総額で年収の三分の一を超えてしまう危険性も高いからです。

でもそうかといって、他社での借入額を誤魔化すというのは大問題ですよ。申込時には他からの借入状況を自己申告するようになっていますが、企業では必ず信用情報でその裏付けをとっています。嘘は必ずバレてしまいますから、審査に落ちるだけでなく、虚偽の申告でも汚点を残してしまうことになりますよ。

返済能力によっては?

総量規制はどれだけ年収が高い人でも全て三分の一までという、言って見れば大雑把な規定ですから、中にはもっと借りても十分返す力があるという人だっています。

そんな人は、銀行カードローンで借りるという方法があります。実際に総量規制導入直後は、銀行に借入先を求めた人が増えました。銀行の受け入れも積極的だったのですが、やはりその全員が審査に通るという訳ではありません。中には怪しい業者に手を出す方も増えていると言われています。

最近のこの手の業者は、以前のヤミ金のイメージのようなタイプから一新して、ソフトタイプになってきています。借入先を探す人が、ヤミ金ではないからと安心して利用してしまうケースも増えていますので、このような被害に遭わないよう気をつけなくてはなりません。

消費者金融でも、年収の三分の一を超えていても借りれる方法を見つけることが出来ます。実は総量規制にも例外があって、例えばお店の経営者やフリーランスの方など、個人事業主向けの貸付は総量規制の例外となるのです。

個人事業主の方で返済能力のある方であれば、このような事業主用カードローンへの借換えがお薦めですよ。

《総量規制の例外貸付》
借換え(おまとめなど)
緊急の医療費の貸付け
緊急用の貸付け
配偶者貸付け(専業主婦向け貸付)
個人事業者に対する貸付け
つなぎ資金に係る貸付け

またこれ以外の総量規制の例外としては、医療費の緊急貸し付けや、災害時などの貸し付けもあります。困った時には、このような例外の適用が考えられますので、我慢せずに相談してみることが大切ですね。

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