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変動するという点に注目すべし!知っておきたいろうきんの金利

家族が住む家を建てるとき、子供が進学するときなど、何かとお金が必要になる場面は多いものです。しかも、それぞれの金額は少し頑張れば工面できるものかというと、そうではないのが現状です。

新築にせよ中古にせよ家を買うために必要な金額は最低でも1000万円はするものだし、子供の学費はそれぞれの学校を私立でなく公立を選んで進学したとしても相当な金額が掛かると言われています。

金融機関の利用で少しずつの支払いが可能

けれど、支払いが一度に全部というわけではなく毎月少しずつ払っていけるのならば家も進学も我慢しなくて済みます。

そんなことを叶えるのが銀行などの金融機関で扱っている融資関連の商品です。一般的に住宅ローンや教育ローンと呼ばれていて、実際に利用しているひとも多いのではないかと思います。

また、まだ年齢的にも持ち家は必要なかったりするひとでも車を買うための資金にすることができるカーローンやバイクの購入費になるオートローンなどもあるので、ローンというものは意外にも身近な存在であると言えます。

このローンを含めた、お金を借りるということができるところと言えば信用金庫や銀行などといった金融機関や貸金業者の消費者金融などが有名ですが、それ以外にもお金を借りることができるところがあるのです。それは労働金庫です。一般的には「ろうきん」と呼ばれていて、地域や地方によって○○ろうきんという名称になっています。一番有名なのは中央ろうきんでしょうか。

そもそも「ろうきん」て何?

銀行や信用金庫に馴染みはあるけれど、労働金庫って言われると何だかよくわからないというひとのために簡単に説明しましょう。「ろうきん」こと労働金庫は、預金や融資などを業務としている金融機関のひとつです。

それなら銀行と変わらないと思われるかもしれませんが、ろうきんの業務内容は法律で決められている労働金庫法というものに沿って進められています。業務自体はは銀行と同一視されている部分もあり、その内容はほぼ同じと思って間違いはありませんが、銀行は株式会社なので組織としては全く異なるものであると言えます。

また店舗がある地域や土地の周辺住民でないと利用できないという信用金庫とは違い、労働組合の構成員、つまり会社に在籍して働いているひとが利用できるというシステムになっています。

以前は、決められた構成員しか利用できないような仕組みになっていましたが、今では働いていれば周辺住民でも利用できるようになったので、まさに労働金庫の言葉通り労働者のための金融機関なのです。

「ろうきん」でできること

その名前の通り労働者の味方である「ろうきん」でできることは金融機関なので業務そのものは銀行と同じです。預金に関する業務はもちろん、キャッシングやローンに関する融資についての業務などもあるので、お金を借りることが可能というわけなのです。

お金を借りることができると分かったのはいいけれど気になるのは返済のことだと思います。やはり金利が高いと借りても返すときに大きな負担になってしまいます。出来れば低金利で借り入れたいのが正直な気持ちです。実際にローンやキャッシングで「ろうきん」を利用した場合、金利設定はどうなっているのでしょうか?

銀行に負けない驚きの低金利!しかも安心なのが「ろうきん」

労働者のための金融機関である「ろうきん」の金利は、とても低いので返済計画が立てやすくなっています。ここでは「中央ろうきん」でおなじみの中央労働金庫のカードローンを例に挙げてみたいと思います。

中央労働金庫のカードローン「マイプラン」は、3通りの金利設定に分かれています。これはカードローンを使うひとによって決められている金利設定ですが、どれも低金利です。

団体会員のひとが利用する場合の金利は、3,875%から高くても7,075%となっています。生協会員のひとが利用する場合は4,275%から7,475%。会員ではないけれど勤労をしているというひとが利用した場合でも5,275%から8,475%なので、低金利で有名な銀行と比べても、それ以上に低金利であることが分かります。本当に労働者に優しい金利設定であると言えますね。

そんな良いことばかりの「ろうきん」なのだから、お金を借りたいときは銀行でローンを組んだりするよりも「ろうきん」だ!そう叫んだひとが今、どれくらいいたでしょうか。確かに低金利の「ろうきん」ですがメリットだけでなく実はデメリットもあります。

飛びつくまえに注意せよ!固定金利と変動金利

金利にはふたつの種類があることを知っていますか?これを知らずにローンやキャッシングをしてしまうと、いざ返済のときになって困ったり慌てたりしてしまうことになります。最悪の場合は思っていた返済額とかけ離れ、返済が困難になるという可能性も否定できません。

金利には「固定金利」と「変動金利」とがあるので注意が必要です。

一般的な金利としてイメージするのが「固定金利」

固定金利とは、その名前の通り金利の数字が固定されている金利のことです。キャッシングやローンを契約した段階で毎月の返済額と返すべき返済額の総額が決定するので、いくら返せばいいかが借入の期間を計算すれば分かるようになっています。一般的に変動金利よりも高めの数字になっているのが固定金利です。

意外と知られていない「変動金利」

変動金利も名前の通り、そのときそのときで設定されている数字が変動する金利のことです。上がったり下がったりを繰り返す金利なので返済計画が立てにくいものではありますが、固定金利よりも数字が低く設定されているのが特徴です。金利が下がることで返済額も減るので、返済の負担が少なくて済む可能性がある金利です。ただし、金利が契約した当初よりも上がってしまうこともあるので、その場合は返済額の負担が大きくなってしまうというデメリットも考慮しなくてはなりません。

「ろうきん」の金利は低いが変動金利

固定金利と変動金利で説明しても分かる通り、一般的な金利よりも設定が低い「ろうきん」の金利は変動金利です。金利が低くても返せることはもちろんですが、例えば金利が契約当初よりも高くなってしまった場合にも返済が困難にならないような計画を立てることが重要点です。この金利の変化に対応出来ない経済事情である場合は、例え低金利でも「ろうきん」のカードローンは向かないと言えます。

自身の経済状況を見極める力を持つべし!

お金を借りると同時に発生する返済の義務と金利は避けて通ることは出来ない事柄です。株式会社新生銀行のカードローンであるレイクは、無金利期間というプランを設けていますが、それも借りたらずっと金利がないというわけではなく、一定の期間を設定しているので、それを過ぎてしまえばやはり金利は払わなければいけないことになっているのです。

金利は貸し手にとっての利益です。借りる側としてその仕組みを十分に理解することは、とても大切なことです。低い金利にはそれなりの理由があり、それでも利益が出るような仕組みになっているのがキャッシングやローンなので、金利の種類や仕組みをよく調べたり理解したりしてから、キャッシングやローンの申し込みを決めるようにしましょう。

金利設定によって返済計画がスムーズに進むかそうでないかが決まります。「ろうきん」を利用するうえで低金利は確かに魅力的なものですが、変動金利であることを十分に考え、本当に自身に合うキャッシングプランかどうかが実は重要なのです。

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