もしこれからカードローン契約を行うのであれば・・・と思っている人は、現代では老若男女に関係なく多くいます。
昔と違って、カードローンそのものからダークなイメージがなくなったからとされているのですが、現代ではカードローン審査そのものが甘くなってきているので、チャンス!と思い審査を受けられている男女も多いのです。
また、銀行系カードローン審査の比較を主軸として案内を行っていきますが、基本的に現代では銀行のほうが総量規制対象外となっているので、審査について甘くなっているのは当然と言われています。
ですが、具体的に「どこの銀行のなんというカードローンを利用すればいいの?」という気持ちで、銀行カードローンを選択される人が多いものです。その点について特に案内をする形で、1つずつ理解しづらい要点を明かしていきますので、カードローン初心者の方に参考としてもらえれば幸いで御座います。
銀行カードローンから選ぶ
カードローンというのは、キャッシングと違って審査が厳しいという特徴があります。
つまり、カードローン審査してくれるところであれば、どこであっても審査については緩くなっているのです。
なぜ?これほどまでに緩くなってしまったのか?というと、大きな理由は総量規制が適用されるようになったからです。総量規制とは、ノンバンク系の融資において発生する規制となっているのですが、年収に応じた金額でしか借入ができないという規制です。
カードローンは、一時期にサラリーマン金融などが、グレーゾーン金利という金利でサービスを行っていました。ですが、グレーゾーン金利では借りる人によっては返済が厳しいために、社会的にも多くの人が返済トラブルを起こしていたのです。
金利の差を銀行とノンバンク系で比較すると、訳10%前後となっていましたので、今では金利についても規制されるようになっています。
法律が施工されるようになってから、金利についても20%を超えてはいけないと変化しました。なので、銀行では金利が14%、サラリーマン金融では18%ほどの金利でローン金利が設定されています。
現状でも、銀行のほうが金利と規制上で有利となっているので、銀行系カードローン審査の比較サイトなどが増えているのです。
カードローンと総量規制
今では、総量規制前提で多くの人はお金の借入をしています。ノンバンク系では総量規制が発生するのですが、総量規制とは年収の3分の1までで借りられる上限額が設定されている規制です。
例えば、300万円の年収の人の場合は100万円を上限として借入を行うわけです。
また、カードローンというと、人によっては多額の借入が許可される・・・とされていますが、こちらについては眉唾な情報となっていますので、安易に信じてしまわないように注意しましょう。
なぜ、カードローンで総量規制がかかっているのに、年収以上で借りられている人もいるのか?というと、総量規制が適用される以前から長期にわたって借入をしている人の場合には、規制が適用となった時点で多額の借入が発生している場合が多いからです。
ただ、このような状態になっていることをカードローン会社に連絡すると、スタッフからの案内として「状況を理解しましたが、上限額については問題なく設定がされています」と回答されるケースが多いです。
つまり、一度上げてしまった利用限度額が後になって下がることはないのです。特に問題なく利用されていて、現在の上限額に満足されているというのであれば、そのまま利用し続けてもトラブルにはなりません。
ただ、現在の法律に従って自分で限度額を引き下げるというのも可能です。
その場合は、利用されているカードローン会社のマイアカウントページにて行います。上限額を変更するというページの設定額が200万円となっていた場合、限度額の欄の数字を100万円に変更してから、「設定を変更する申請を行う」というボタンをクリックしましょう。
上限額の増額ではないので、基本的には受理されるようになっています。
銀行系カードローンと年収
銀行系カードローンは、現代でも年収に意味があると思われている部分があります。
具体的に、銀行系カードローンでは年収を以下のように扱っている場合が多いです。
- 収入が安定している場合には貸出を許可する
- 年収が100万円以上であれば50万円以内で貸出を許可する
- 年収が300万円以上であれば100万円以内で貸出を許可する
- 年収が銀行の属性評価以上の場合には100万円以上も許可する
上記のリストを見てみるとわかることとしては、別に年収が少ないからといって審査を拒否しているわけではないという点です。
今では、銀行やサラリーマン金融で新規顧客開拓を競争しているような状態です。なので、銀行側が昔のように厳しい審査のみで対応する時代ではなくなっているのです。
補足として、年収が銀行の属性評価以上の場合について案内します。
銀行の属性評価とは、年収の場合には600万円前後で設定されている場合が多いです。大銀行なのか中小銀行かで評価が分かれるようになっているのですが、基本的に年収は500万を大きく超える場合に高く評価されます。
このような年収となっている場合には、銀行側では長期にわたってローンを認めたり、2つ以上のローンを同時に組めるといった優遇措置を図るようになります。
銀行とサラリーマン金融で比較をすると、年収が高額の場合には利用できるプランが大きく変化するといった面でメリットがあるわけです。
近年では、サラリーマン金融と同じようなサービスを行っていると言われているのですが、実際は銀行のほうが多種多様なプランを用意している分、大きな魅力があるのは銀行カードローンとなるのです。
カードローンと属性
カードローンには属性があります。
属性とは、カードローン契約者のローン履歴や生活の一部に対する評価と理解されると理解しやすいです。
具体的には以下のような属性評価の項目が存在します。
- 年収が100万円以上か、200万円以上かという評価
- 収入源となる職業は臨時社員、正社員かで評価
- 住まいは個人宅、もしくはマンション等かで評価
- 電話回線は固定電話、もしくは携帯電話かで評価
- ローンなどのトラブルが現在までに存在するかで評価
それほど多くの評価が存在しないので、人によっては簡単なもののように理解される人も多いです。
ですが、基本的に属性評価で内容がわかりづらいとされているものは少ないです。というのも、現代では銀行系カードローン審査の比較サイトなどで属性評価の一部が公開されており、わかりにくいものについては審査を後回しにされやすいからです。
審査を後回しにされてしまうというのは、銀行側にとっては死活問題となってきますので、なるべく審査基準や属性評価についてはわかりやすいものを採用となっているのです。
銀行系カードローンの金利
多くの人は銀行系カードローンを選ぶ理由に、サラリーマン金融と比較すると銀行系カードローンは金利が低いので、長期的に借りる際に気楽でいられるという理由があり選択をされています。
ですが、高額のローンを組まない限りは銀行系カードローンでも、そこまでカードローンの金利で優遇されるわけではないのです。
実際に50万円で1年間分の返済額を計算するとよくわかります。
銀行系カードローンでは、1年間で返済をすると利息が7万円ほどとなります。サラリーマン金融では1年間で返済をすると利息が9万円ほどとなるのです。
2万円も差があるので大きいと思われる人が多いのですが、大事なのはどれだけの期間で借入を行うのか?です。つまり、半年間であれば1万円程度しか利息に差が発生しませんので、そこまで大きな差とはならないのです。
また、50万円の利用限度額でカードローン発行をされた場合、多くの人は10万円程度で少しずつ使っていくそうです。
つまり、先ほどの金利分の利息はさらに数分の1・・・となるわけなので、実際は数百円程度の差しか発生しないのです。人によってはボーナス前に借りるようにして、一気にボーナス後に返済する人もおられるでしょう。
近年では、サラリーマン金融側も金利分の差に対してサービスを行っており、サラリーマン金融では1ヶ月間以内だと無利息にしてくれるようなサービスまで展開しています。
3ヶ月間で18%の金利のカードローンを利用した場合、1ヶ月間が無利息だと金利は平均して12%となります。すると、銀行系カードローンよりも2%ほど金利が低くなりますので、サラリーマン金融の利用が利息面では大きな損というのは昔の話なのです。
それでも銀行系を選ぶのが理想
前述では金利面では、銀行やサラリーマン金融に大差がないというふうに案内しましたが、それでも選ぶ際に理想的といえるのは銀行系カードローンです。
その理由ですが、サラリーマン金融はあまり増額検討をしてくれないからです。増額検討とは、利用限度額を増額する審査のことですが、サラリーマン金融は少しずつしか増額されないようになっています。
というのも、総量規制がかかっていますので、安易に大きな増額についても行えないからです。
近年では、サラリーマン金融でランクアップ制度というものが採用されるようになっているのですが、ある一定の期間で利用されていた場合に、ランクアップが発生するというものです。
ランクアップする度に、増額される金額についても高くなっていきます。将来的には一度に20万円程度、もしくは50万円程度で増額されるとなっているのですが、人によってはパートやアルバイトのような収入のため、ランクアップしないケースもあります。
つまり、ここまでで銀行とサラリーマン金融を比較すると、次のような目的別で使い分けるのが理想的な使い方となります。
金融業者の系統 | 主な特徴 |
---|---|
銀行系カードローン | 銀行系カードローンは、基本的に金利が安く増額検討されやすい点に着目して利用していきます。
将来的に借金などの類を1つのローンとしてまとめたい場合には、銀行系カードローン以外では不足を感じる場合が多いとなります。 また、安定した収入があり借金歴にトラブルが少ない場合には審査も厳しくはありません。なので、大手で借入をしてみたいという目的がある場合にも、銀行系カードローンを選択で問題ないのです。 |
サラリーマン金融(ノンバンク系) | 金利については銀行と大きな差はないので、借りる期間を意識してどちらかを選択するのが正しいとなります。
今では無利息キャンペーンも開催されているので、すぐに返済も可能という場合にはサラリーマン金融を選択すると無駄がない場合が多いとなります。 ただ、長期の利用においてはメリットが多いわけではありません。将来的に増額などを検討されている人は、先に銀行系カードローンの審査を終えておき、サラリーマン金融を次点で利用するのが理想となります。 |
年齢によって審査内容は違う
銀行系カードローン審査の比較では、主に年収が大事だとされていますが、年齢によっては審査項目が違ってくることもあるので、どの年齢でも年収ばかりが大事というわけではありません。
具体的には、20代以降から評価項目も増えていくようになっているので、なるべく年収よりも評価全体で高い評価を受けている状態にするのが、銀行系カードローン審査で上手く審査通過するコツとなります。
現在までで理解されている評価項目(属性評価)については、下記のとおりとなっておりますので、これからカードローン審査を銀行で受ける場合には、これらの項目をまず重視して審査を受けるようにしてください。
属性評価の名称 | 属性評価が高い | 属性評価が普通 | 属性評価が低い | 属性評価が厳しい |
---|---|---|---|---|
年齢 | 20~30代 | 40~50代 | 60代 | 70代 |
居住形態 | 持家(家族所有) | 社宅、賃貸 | 公営住宅 | その他 |
居住年数 | 10年以上、もしくは5年~10年 | 3~5年 | 1~3年 | 1年未満 |
家族構成 | 独身(家族と同居) 既婚者(家族と同居、子供がいない) |
既婚(家族と同居、子どもがいる) 既婚(家族と同居していない、子どもがいない) |
独身(家族と同居していない) | その他 |
健康保険 | 共済保険(公務員)、組合保険(大手企業) | 社会保険(中小企業) | 国民健康保険(自営業・アルバイト) | 保険の申請をしていない |
勤続年数 | 10年以上、5~10年 | 1~5年 | 半年~1年 | 半年未満 |
年収 | 400万円以上 | 200~400万円 | 200万円未満 | 収入なし |
勤務先(職業) | 公務員、大手企業 | 中小企業の職業 | 自営業、アルバイト、パート | 無職 |
連絡先 | 固定電話・携帯電話の両方で契約 | 固定電話のみ契約 | 携帯電話のみ契約 | 契約無し |
属性評価の補足
属性だけで判断をすると、人によっては属性が全体的に厳しいという評価になってしまう人もいるのですが、あくまでもローンを平均的に見た場合に厳しいだけです。
平均的に見た場合とは、ローンの希望額が50万円であったり、もしくは100万円以上というケースです。
逆に言うと、1万円から借入を希望している場合には、審査についてもかなり緩くなるようになっています。なので、銀行系カードローンをパートやアルバイトが審査通過となる例は多いです。
属性評価において厳しい評価が出ている場合、審査が緩いとされている銀行系カードローンを利用するか、もしくは審査が元から緩くなっているサラリーマン金融で審査を受けるのが賢明となります。
印象値という隠し要素もある
銀行系カードローン審査などで近年では注目されるようになっているものに、隠しスコアリングという要素があります。
スコアリングとは、属性評価の総合点数による審査全体を言います。ただ、一般的には属性評価のほうが馴染み深いので、あまりスコアリングについて語っているサイトなどは多くありません。
そして、隠しスコアリングについてですが、具体的なものでは電話相談などを面倒臭がらずに行ってきたか、もしくは丁寧な対応ができる人であったかなどが存在します。
わかりやすく要約すると、スコアリングというのは表向きでは調査可能な範囲のもので行われているのです。年収や住所、勤務先などが該当します。
しかし、隠しスコアリングでは契約者の態度や、現在の状況について特定できるような内容についてを評価しているわけです。
先ほどの電話対応についても大事ですが、最近になって転職したというのを連絡しないでいたり、もしくは借入が増えているのを連絡しなかったりしていると、業者側も不信用な人物として扱うようになるのです。
また、近年では銀行やサラリーマン金融に関係なく、個人信用情報機関というものに加盟している状態で金融活動をされています。
個人信用情報機関に加盟していると、個人の借金歴やブラックリスト歴について数分で確認できるようになっていますので、過去にトラブルがあった点などを伏せていてもすぐにバレてしまうのです。
なので、イタズラに嘘の情報を載せないようにして、信用の明るい人物を目指すというのも、銀行系カードローンなどの審査では重要となってくるのです。